2022/02/22.Tue

はじめに

 このブログをご訪問くださいまして、ありがとうございます。

 このブログは、サブタイトル通り、若年性アルツハイマー型認知症の父親を持つ男性をモデル・情報源にしたノンフィクション小説、記録小説です。

 諸事情により、本編の記事はUPした日の数か月前のことが書かれており、また、なかなか進まず、途中で終わってしまったり、このブログを読んでくださる方にお断りせず修正・削除したりといったこともありえますが、あらかじめご了承ください。

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はじめに
2018/07/22.Sun

平成28年-春-(18) ゴールデンウィーク

 5月上旬も俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋に行くと…

 父親はベッド上で少し横向きの仰向けになっており、関節の拘縮のせいで、また訪問マッサージを受けられなくなったこともあるだろう、相変わらずヒザは強く曲がっている。

 毛布がだいたい全身にかかっていて、かかっていない部分から、長袖シャツとトレパンが見える。

 ネックピローは、首にも手首にもしていない。

 この日の父親は、ほとんど目ヤニはついていなくて、手で肩をかいたり、俺が父親の手を握ると強く握り返したりした。

 俺は、ついていたラジオを消して、面会中は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーと、最近のテレビの歌謡曲番組を録画・ダビングしたDVD-RWディスクを使った。

 介護スタッフさんが、俺と母親の分のお茶と、父親の分の(10:00頃の水分補給のトロミ付)コーヒーを持ってきてくれた。

 スタッフさんは、父親のベッドの上半身部を少し高くして、父親の首の後ろあたりを軽くマッサージしてから、全介助で父親に、スプーンを使って一口ずつコーヒーを飲ませた(食べさせた?)。

 父親は、特にムセもなくスムーズに飲んでくれた。

 スタッフさんは俺と母親に、最近の父親はよく身体を動かすなどの話をして、少し間をおいてから、父親の脇の下にバスタオルを挟んだり足にクッションを挟んだり、といった関節の拘縮への対応をしつつ、ベッド上での姿勢を直した。


 その次の面会では、父親の目頭・尻に目ヤニがこびりついていて、俺がお湯で絞ったタオルで、慎重に、できるだけ拭き取ったが、やはり少し嫌がられた。

 父親が寝ているシーツの枕の横あたりに、一週間くらい同じ汚れが付いたままだ。

 もともと人手不足である上に、ゴールデンウィークで特養の休日体制が続いていて、さらに人手不足になっている、そこまでスタッフさんの手が届かない、ということは俺も母親もわかるから、「シーツを交換してほしい」とスタッフさんに言えない…


 ゴールデンウィーク明けの平日に面会した時は、休日体制が終わったからだろう、父親のベッドのシーツはきれいなものに交換されていて、また、ベッドで仰向けの父親にかけられているものが、毛布からタオルケットに替わっていた。

 それだけ暖かくなったということであり、夏が近づいたということでもある。

 父親はベッド上で、少し声(うなり声?)を出したり、身体を動かしたりした。

 俺は、父親のシェーバーをハンドソープを使って水洗いして、母親は、父親の歯ブラシを新しいものに交換した。

 日常の介護スタッフさんの口腔ケアでは、主にスポンジブラシが使われているらしいが、歯科衛生士さんの口腔ケアの時など、まだ歯ブラシが使われることがあるようなので、1~2か月に1回くらいは歯ブラシを交換する必要がある。



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平成28年-春
2018/07/20.Fri

平成28年-春-(17) 面会の回数

 平成28年(2016年)の5月に入ると、俺の住む地域では、雷を伴った強い雨が降ったり、強風が吹いたりしたが、その後、天気はおちついた。


 5月上旬の、天気がおちついた後、まだゴールデンウィーク中のある日、母親は(俺の)弟一家と一緒に、弟が自家用車を運転して山の観光地へ行ってきた。

 母親は、その日帰り旅行は楽しかったようだが、それから体調が悪くなった。

 体調の悪さと、高血圧などの内科の継続的な病気で処方されていた薬が少なくなったので、母親は内科医院を受診した。

 体調の悪さについては大きな問題はないと診断され、その後、数日で改善した。


 腰痛が小さくなった俺は、ハローワークに週一回くらいのペースで行くようになった。

 週ごとに新しい求人が出て、俺は英語に特化したパートの求人が出てくるのを待っているからだ(平成28年-春-(12) 参照)。

 とはいえ、そのように待てるのはせいぜい5月末までと決めており、出てこない場合は、家庭教師か個別指導塾の講師の仕事に応募することになるから…

 俺は、英語の実力を維持する学習をしつつ、中学生の英語以外の教科、数学・理科・社会・国語の勉強も始めたのだが、この4教科の勉強がけっこうきつくて、俺がだいぶ疲れている要因の一つになっているようだ。


 父親が総合病院を退院してから、俺と母親は週に3~4回、特養に入居している父親に会いに行っている。

 正直、疲れるし時間も取られるし、俺が働き始めることも考えると、回数を減らしたい。

 しかし、入院前は共同スペースにいても周りに比べて一人だけ年齢がずっと下で、若年性アルツハイマーが重度まで進行していたこともあって孤立していて…

 退院後は部屋に一人でいる時間が長くなって、さらに寂しそうに見えて、また、医師からは「終末期」と言われているし、さらに、介護スタッフさんが人手不足で、手が届きにくくなっているところを家族でなんとかしたいと思うと、面会の回数を減らせない…



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平成28年-春
2018/07/18.Wed

平成28年-春-(16) 特養家族会の懇談会

 4月下旬の次の面会は日曜日で、特養入居者家族の懇談会があって、俺も母親も参加した。

 特養を含む介護施設の会議室で、特養のブロックで分かれて行われ、そのブロックの介護スタッフのリーダー(的な人?)と、俺と母親を含めて15人くらいの入居者家族が参加した。

 まず、そのスタッフリーダーさんの説明があって、俺の父親が入居しているブロックの入居者数は父親も含めて30人ほどで、そのうち、寝たきりかそれに近い人は10人くらいで、今はもう、父親もその10人の中に入っているようだ…

 このブロックを担当している介護スタッフさんたちの中で、男性は一人だけ、また、夜間の介護スタッフさんは毎晩一人だけ、とのこと。

 男性スタッフをもう少し増やしたいそうで、また、夜間は同じ施設のショートステイの介護スタッフさんと協力しているそうだが、やはり、深刻な人手不足なのだろう。

 その後、入居者家族が意見を言う時間も設けられたが、人手不足の話を聞いた後では、特にスタッフさんたちへの要望が出るはずもなく、いくつか質問が出て、スタッフリーダーさんがそれに答えるだけで、終わった…


 その次の面会では、いつものように父親は部屋のベッドで少し横向きの仰向けになっていたが、ベッドの端についている、褥瘡予防のためにマットレスを少しずつ動かす装置が、前回までと違うものになっていた(平成28年-春-(11) 参照)。

 新しいものらしく、体重設定などがデジタル表示されるのだが、その数字を見ると、父親の体重の少なさ・減ったことを認識させられるし(平成28年-春-(14) 参照)、また、動いている時の音が以前のより少し大きい気がした。

 父親は、眠ってイビキをかいていたかと思えば、目を覚まして身体を少し動かしたりした。


 その次の面会中、介護スタッフさんが父親の部屋に、俺と母親の分のお茶と丸椅子を持ってきてくれた際、父親の現状について、俺と母親に話した。

 ここしばらく父親は、10:00頃に(トロミ付)コーヒー、15:00頃に(トロミ付)ジュースという(全介助の)水分補給をしていたが、朝昼夕のミキサー食はそれなりの量を食べられているのに体重が少ないまま、増えないからだろう…

 つい最近、医師の指示で、コーヒーとジュースを(トロミ付)エンシュアに切り替えた(戻した)とのこと。

 それを聞いた俺は、父親にとって10:00頃のコーヒーは楽しみのようなので、できれば10:00頃の方はエンシュアでなくコーヒーにしてほしい、と頼んだ。

 確かに体重は増えてほしいが、そのために楽しみがなくなるのはどうだろう、と思ったからで、スタッフさんは「検討してみます」と答えた。

 スタッフさんから、俺と母親が相談していた、父親のリハビリと訪問マッサージの再開については、PT(理学療法士)とOT(作業療法士)に診てもらった結果、「効果より負担の方が大きそうなので再開しない」ことになったそうだ。

 その一方で、介護スタッフさんが、日常の介助の前後などに、父親の関節や筋肉を軽くほぐしたりマッサージしたりしている、とのこと。



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平成28年-春
2018/07/15.Sun

平成28年-春-(15)

 4月下旬に入ると、俺の住む地域は二日続けて強風が吹いて、平地のソメイヨシノはだいぶ散ってしまった。

 俺の腰痛は、ようやく小さくなってきた。

 母親は、まだ歯の治療が続いており、俺が自家用車で歯科医院に送迎した。


 4月下旬も俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)に行くと…

 父親は部屋のベッドで、いつものようにヒジやヒザが曲がったままの仰向けで、褥瘡(じょくそう・床ずれ)予防のためにマットレスを少しずつ動かす装置の音がしていた(平成28年-春-(11) 参照)。

 父親は全前開きタイプの長袖シャツ、その中は半袖シャツ、下はスエットパンツ、そして靴下を身につけていて、毛布は腹から足先までかかっており、掛布団は足下に置いてある。

 スエットパンツの中は紙オムツと尿取りパッドか、オムツカバーと布オムツのはずだ。

 俺は、ついていたラジオを消して、面会中はポータブルDVDプレーヤーで、また新しく家で録画・ダビングしてきた演歌・歌謡曲番組のDVDをかけた。

 父親の頭が枕に少ししか乗っていなかったので、俺が慎重に父親の頭を少し持ち上げ、母親が枕の位置を直した。

 また、父親の手の爪に尖っている部分があったので、母親が、その爪の指を指関節の拘縮の許す範囲で伸ばし、その間に俺が尖っている部分を爪ヤスリで削った。

 父親の目には目ヤニがこびりついており、口の周りも汚れていたので、俺が、お湯で絞ったタオルでそれらを拭き取ろうとしたが、父親が嫌がったので少ししかできなかった。

 しかし、嫌がる元気がある、とも言える。

 俺は、父親のシェーバーを、ハンドソープを使って水洗いした。



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平成28年-春
2018/07/13.Fri

平成28年-春-(14) 担当者会議

 その次の面会でも、父親は部屋のベッド上で仰向けだったが、この日はヒザ関節の拘縮が強くて、(最近の)普段は腹から足にかかっている毛布が、下にずれて、おおわれていたのは膝から下だけだった。

 俺は、できるだけ毛布や布団の位置を直した。

 棚の上の加湿器は給水タンクが外されていて、後でスタッフさんに聞いたら、もう使わず、そのうち片付けるとのこと。

 父親の手は、相変わらず首のあたりにいってしまうが、あまりかかなくなったように見える。


 その次の面会は、約半年に一回の、父親の担当者会議の日で、俺と母親も参加した。

 この会議にいつも参加している特養の生活相談員さんが、今回は不在だった。

 相談員さんは九州の大地震の被災地にある特養へ、ボランティアとして支援に行っているとのことで、そう教えてくれたスタッフさんたちの会話の端々から、俺は他の事情も推測できた。

 被災地の特養は、そこの介護スタッフさんたち自身も被災者であったりして疲れ切っており、本当は複数の介護スタッフさんに来てほしいし、この特養も複数人の現場の介護スタッフさんを派遣したかったが…

 こちらも人手不足でとうてい無理で、介護現場の経験がある相談員さん一人だけが行った、ということらしい。

 父親の現状については、まず体重が、昨年の9月と比べて約10kgも減ってしまったそうだ。

 総合病院での入院中にガクッと減って、退院して特養に戻って以降は減らなくなったが、そこから増えないらしい。

 食事はミキサー食を、特に大きな問題なく食べられているが、スタッフさんは介助していて、俺の父親が食べるだけでもだいぶ体力を使い、食事後は疲れているように見えるそうだ。

 入浴方式が、入院前は(全介助の)チェアー浴だったが、退院後は「特浴」という、ストレッチャーなどを使って仰向けに寝ている姿勢のままの入浴に変わった、とのこと。

 リハビリや訪問マッサージについては、数日後にPT(理学療法士)に診てもらうので、その時に、どうするか決めるそうだ。

 俺と母親は参加していて、父親は大変で慎重に介護しなければならない状況であることは認識したが、スタッフさんたちの口から「看取りが近い」とか、「終末期」という言葉は出ず、そのような雰囲気も感じなかった。

 医師の父親に対する「看取りが近い」、「終末期」という診断は変わっていないはずだが…



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平成28年-春
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