2022/02/22.Tue

はじめに

 このブログをご訪問くださいまして、ありがとうございます。

 このブログは、サブタイトル通り、若年性アルツハイマー型認知症の父親を持つ男性をモデル・情報源にしたノンフィクション小説、記録小説です。

 諸事情により、本編の記事はUPした日の数か月前のことが書かれており、また、なかなか進まず、途中で終わってしまったり、このブログを読んでくださる方にお断りせず修正・削除したりといったこともありえますが、あらかじめご了承ください。

 人気ブログランキングとFC2ブログランキングに参加していますので、記事の下にある「人気ブログランキング」と「FC2 Blog Ranking」のボタン(バナー、リンクタグ、どちらか一方だけでもけっこうです)をクリックして応援していただけたら、うれしいです(※)

※現在、FC2ブログランキングから日本ブログ村ランキング(若年性認知症)へ移行中で、下の方が「人気ブログランキング」と「若年性認知症」のボタンになっている記事もありますが、同様にクリックしていただけたら、と思います

 「拍手」ボタン(バナー、リンクタグ)についても同様にお願いしたく、また、「拍手」ボタンをクリックしていただいた後に現れる(画面の広告の下にある)コメント欄に応援メッセージなどいただければ、とも思っております。

 そのようなわけで、本ブログの記事は以下から始まります。
 ぜひご覧ください。 ↓ ↓ ↓

 なお、過去(から)記事をご覧になられる場合は、目次をご利用下さい。

 すぐ上の文の「」内の目次をクリックしていただくか、左欄のカテゴリ-目次からご覧ください。


  
はじめに
2018/05/20.Sun

平成27~28年-冬-(22) スポンジブラシ

 1月中旬も俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋へ行くと…

 父親はベッドで少し横向きの仰向けになっていたが、眠そうでなく、目ヤニがやや多い目で俺と母親を見た。

 父親は点滴しておらず、面会中も看護師さんは来なくて、最近は、このような状態が多い。

 俺と母親が面会する曜日や時間帯は、だいたい決まっているので、そこをずらしてくれているらしい。

 確かに点滴中だと、そのスタンドにぶつかってはいけないなど、けっこう気を使うので、ありがたい配慮だ。


 介護スタッフさんが俺と母親の分のお茶と丸椅子を持ってきてくれた際、「エンシュアは朝昼夕150ccずつで安定しており、また少し増やすことも考えています」と言った。


 俺は、お湯で絞ったタオルを使って、やさしく、慎重に、できるだけ父親の目ヤニを拭き取った。

 棚の上にある痰の吸引器は、相変わらず使われた形跡がない。

 その近くに置いてある「看取りファイル」の前回の面会以降に書かれた部分を読むと、朝昼夕の(トロミ付)エンシュアを飲む(スタッフさんの全介助でスプーンで食べさせてもらう)際に、父親は…

 特にムセることはなく、自分から口を大きく開けるなど、食べる意欲を見せることもあったようだ。

 また、夜はよく眠れているらしい。


 俺と母親は、帰りがけに特養の生活相談員さんから声をかけられた。

 日常の口腔ケアでは歯ブラシよりスポンジブラシを使うことが多くなった父親のために、スポンジブラシを特養の出入り業者からまとめ買いして、その代金は、買った月の(我が家への)請求に加えるそうだ。

 専門業者から直接買うので、ドラッグストアなどの店頭で買うより安いとのこと。



ランキングや拍手をクリックして応援していただけると、うれしいです。

  にほんブログ村 介護ブログ 若年性認知症へ
平成27~28年-冬
2018/05/18.Fri

平成27~28年-冬-(21) 母親の不調

 平成28年(2016年)の1月中旬になると、俺の住む地域は、この冬一番の寒さになったようだ。

 1月上旬までは少なかった雪も急に多くなり、俺は家の軒雪落しや雪かきに追われるようになった。

 寒さに雪かきなどが加わると、腰サポーターをつけて作業していても、整形外科医院で処方された薬を飲んでいても、腰痛と坐骨神経痛が強くなってしまう。

 また、皮膚科医院で処方された飲み薬を飲み、塗り薬を塗っていても、手足の冷え・しもやけはひどくなってきた。


 1月初めあたりから母親は、父親の入院と退院後のことによる精神的な負担が身体に出てきたようで、不眠・耳鳴り・皮膚の痛みに悩まされるようになった。

 それらが1月中旬には耐えきれなくなって…

 不眠については、高血圧などの定期検診を兼ねて内科医院で診てもらい、眠剤などを処方されたそうだ。

 耳鳴りは、耳鼻咽喉科医院を受診したら、ストレスからきていると医師に言われ、ストレス性・神経性の耳鳴りを抑える薬を処方されたらしい。

 皮膚科医院では飲み薬と塗り薬を処方されて、薬が山のように増えた母親は大変そうだったが…

 それらの薬の服用によって、不眠も耳鳴りも皮膚の痛みも、徐々に治っていったようだ。


 母親の通院は、いつものように俺が自家用車で送迎して、母親を待っている間は、近くのスーパーの休憩スペースのような暖かいところで、約2か月後にテストが迫ったTOEICの学習をした。


 この時期、テレビや新聞では連日、長野県で起きた大きなバス事故のことを伝えていた。



ランキングや拍手をクリックして応援していただけると、うれしいです。

  にほんブログ村 介護ブログ 若年性認知症へ
平成27~28年-冬
2018/05/16.Wed

平成27~28年-冬-(20) エンシュア増量

 1月上旬の、その次の面会では、父親は部屋のベッドでとても眠そうだったが、自分で頭を上げよう(枕から頭を浮かせよう)としたり、笑顔を見せたりすることもあった。

 俺は父親のシェーバーを、ハンドソープを使って水洗いして、窓際で乾かしておき、帰る前に組立てて、シェーバーオイルをつけた。

 加湿器は、いつも面会前から動いている。

 暖房の方は、少し強すぎるのだろうか、入れっぱなしだと少し暑いくらいになるので、面会中は時々、俺か母親が部屋のエアコンのスイッチを切って、程よい暖かさになるよう調節している。

 父親はベッドで過ごす時間が長くなったので、俺と母親は、父親に少しでも快適でいてもらいたい、でも介護スタッフさんの負担は増やせないと思い…

 ベッドの枕用の枕パッドを家から数枚持ってきて、なるべく短い間隔(日数)で交換し、使われたものは家に持ち帰って洗濯して、また持ってくるようにした。


 その次に面会した日は、母親が家から持ってきたコロコロ(粘着クリーナー)を持ってきて、できる範囲で父親の部屋の掃除をした。

 これは退院後、初めてのことだった。

 父親はベッドで、少し横向きの仰向けになっていて、点滴中だった。

 この日は手からの点滴で、その部分がフラットタイプの紙オムツでくるまれていた。

 父親が身体を動かすなどした際に点滴の先の部分が手から外れないように、あるいは、外れても点滴の液が周りを濡らさないように、という配慮だろうか?

 父親は眠っていたが、目を覚ました感じになった時は、いい表情をした。

 俺は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーを使って、父親が好きだった曲が多く含まれている歌謡曲番組のDVDをかけた。

 棚の上にある痰の吸引器は、ずっと使われていないように見える。

 その近くに置いてある「看取りファイル」の、前回の面会以降にスタッフさんが書いた部分を読むと…

 父親は朝昼夕と(トロミ付)エンシュアを150ccずつ飲んで(食べて)いるようで、125ccから25cc増えたことになり、家族の希望を受け入れてくれた、ということか。

 父親が良い表情をしたことや、入浴したことも書いてあり、また、夜はちゃんと眠れているようだ。



ランキングや拍手をクリックして応援していただけると、うれしいです。

  にほんブログ村 介護ブログ 若年性認知症へ
平成27~28年-冬
2018/05/13.Sun

平成27~28年-冬-(19) 指ガード

 正月三が日を過ぎた頃、俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋に行くと…

 父親はベッドで、やや横向きの仰向けになっていて、点滴中だったが、少し手を動かしたり頭を上げよう(枕から浮かせよう)としたりした。

 布団が掛けられているが、(退院後は身体に負担が大きいという理由で)リハビリやマッサージを受けていないこともあって関節の拘縮が強くなり、ヒジやヒザが曲がったままになっているからだろう、布団が全身に掛からず手足の先などが布団から出ているので…

 衣類としては長袖シャツの手首部分とスエットパンツの足首部分と靴下が見えており、長袖シャツの中は着せたり脱がせたりしやすい下着シャツ、スエットパンツの中は紙オムツと尿取りパッドのはずだ。

 ベッド横の点滴スタンドの、点滴の袋の中が空になりかけていると俺が思っていたら、(特養を含む介護)施設の看護師さんが来室して、点滴を外す処置をしてから、退室した。


 部屋の洗面台の、父親のコップや歯ブラシの近くに、俺と母親が初めて見る、白いプラスチック製のキャップのようなものがあった。

 介護スタッフさんが俺と母親のためにお茶と丸椅子2つを持ってきてくれた時に、その白いキャップのようなものについて聞いてみたら…

 介護スタッフさんたちによる日常の口腔ケアで、父親の上あごあたりにくっつきやすい痰を取るために、父親に口を開けて(上下の歯を離して)いてもらう時に、スタッフさんたちが指にはめる「指ガード」とのこと。

 このような時に父親は、口を開けていてくれないし、上下の歯の間に何か物を挟めたら、飲みこんで(誤嚥して)しまうリスクがあるし…

 スタッフさんの指を(食べ物と勘違いして? 何をされているかわからず?)噛もうとさえしてしまうから、父親が噛んでも(スタッフさんの指と父親の歯の両方が)安全な指ガードをした指を、上下の歯の間に挟んでおくしかない、ということだろう。


 棚の上にある「看取りファイル」の、前回の面会後にスタッフさんたちに書かれた部分を読むと、父親は朝昼夕と(トロミ付)エンシュア125ccずつ、特にムセもなく飲んで(食べて)いて、点滴は1日2本で、夜はよく眠れているようだ。

 125ccということは、12月下旬の100ccから増えている。

 棚の上には痰の吸引器もずっと置いてあるが、ここしばらく、使われた形跡はない。


 俺と母親が父親に声をかけてから特養を離れた後、施設を出る前に特養の生活相談員さんから声をかけられて、施設の応接室で話すことになった。

 相談員さんによると、父親のエンシュアの量について、往診している(入院中も父親を担当していた泌尿器科が専門の)医師は、現在の一食あたり125ccが限界だと言っていて…

 その一方で、現場の介護スタッフさんたち数人は、(俺の父親は)125ccを特に問題なくすぐに飲んでしまうので、増やせる・できれば増やしたいと言っているそうだ。

 これまでの経緯から、俺は、その医師より介護スタッフさんたちの方を信用しているから、とはいえ、それを口に出すと面倒なことになりそうなので言わず、「家族の希望としては、少し増やしてみてほしい」とだけ言った。

 父親のリハビリやマッサージについては、入浴後に(入浴介助した介護スタッフさんが)少し関節を動かすくらいが精一杯らしい…



ランキングや拍手をクリックして応援していただけると、うれしいです。

  にほんブログ村 介護ブログ 若年性認知症へ
平成27~28年-冬
2018/05/11.Fri

平成27~28年-冬-(18) 葬儀社のイベント

 3が日を過ぎた1月上旬、まず俺と母親は、それぞれ歯の定期検診を受けた。

 自家用車を運転して母親を歯科医院に送迎した日の俺は、母親を待っている間、毎回そうだが、近くのスーパーの休憩スペースでTOEIC学習をしていた。

 俺は、母親とは別の日に定期検診を受けた。

 同じ歯科医院に通っているのだから、自家用車のガソリン代の節約を考えれば、同じ日・時間に受けた方がいいのだが、父親に何か緊急のことがあった場合を考えると、やはり、別にしておきたい。


 俺と母親は、親戚に紹介された葬儀社(平成27~28年-冬-(13) 参照)が斎場でイベントを開催した日に、そこに行ってみた。

 まず、葬儀社のスタッフに斎場を案内されて、きれいでいいところだと俺は思った。

 そのスタッフに、ある程度こちらの事情を話すと、応接室に案内されて、俺と母親の質問一つ一つに丁寧に答えてくれた。

 葬儀社の候補の一つになれば、くらいの考えで来たのだが、俺も母親も「ここでいいのでは」と思った。


 俺は、坐骨神経痛と思われる太もも裏の痛みが、何度か強くなった。


 北朝鮮が核実験をした日(北朝鮮は水爆だと言っているようだが)、俺は、3月に地元の大学が試験会場になるTOEIC試験の申し込み手続をした。

 父親の入院とその後のことがあって、正直、勉強時間は少なかったが、これからがんばれば、ある程度は取り戻せる。

 老眼鏡にも慣れたし、瞬間英作文トレーニングで英語を理解するスピードは確かに速くなった。

 父親の回復(体力を取り戻して看取りが遠のくこと)を信じて、絶対に800以上のスコアを取って働き始める、と改めて決心した。



ランキングや拍手をクリックして応援していただけると、うれしいです。

  にほんブログ村 介護ブログ 若年性認知症へ
平成27~28年-冬
 | HOME | Next »