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2009/09/12.Sat

平成19~20年-冬-(8)

 父親の歯の定期検診で、いつも通り俺が付き添って(父親を俺が運転する自家用車に乗せて)歯科医院に行ってきた。

 特に大きな問題はなく、おちついているとのことだったが、あいかわらず歯の磨り減りが大きいので、次回、一番磨り減っている部分につめる(かぶせる)ことになった。


 父親は、一人でできることがほとんどなくなり、程度の差はあるが、すべての行動において、周囲の何らかの手助けが必要になった。

 父親の困った行動は、あいかわらずいろいろあるが、最近特に困っているのは、自家用車から降りる時に助手席の父親は、シートベルトを一度はずすのだが、すぐにまたつけようとして混乱する。 

  この冬は、父親が時々風邪をひいたり風邪気味になったりしたことが大きいのだが、寒さもあり、買い物など日常的なものを除き、家族で外出することはあまりなかった。



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平成19~20年-冬
2009/09/12.Sat

平成19~20年-冬-(7)

 父親が天気を気にするのは以前からのことだが、最近はよりいっそう、家の窓から見えるものを気にするようになった。

 特に、我が家の庭の木に止まる鳥をやたらと気にするのだが、本人は鳥の名前(種類)が出てこず、「何だ?」と繰り返すので、家族が常にそばにいて、問われるたびに答えなければならない。

 他にも父親の「何?」や「ん?」がさらに多くなり、父親の傍でテレビを一緒に見るのも、家族には大変なことになってきた。


 父親は、病院の眼科で目の定期検診を受けた。

 特に問題ないとのことだったが、すぐに目をつぶってしまうので検査に少し時間がかかり、また、視力検査はなかった。

 待っている時間が長かったせいか、周りに人がいる待合室で父親の膝たたきが始まり、付き添っていた俺にとって、父親を怒らせないようにしながら膝たたきをやめさせるのは、大変だった。


 父親は時々、不意に「ばあちゃんは?」と俺や母親に聞いてきた。

 以前の「幼老統合ケア」デイサービスの利用者さんたちのことを言っていたのかもしれないが、思い出させるのはどうかと思い、親戚のお年寄りのことを話したりしてしのいだ。


 父親はトイレで排便した後、自分でうまく拭けなくなってきた。

 ウォシュレットを強めにするなどしているが、洗いきれず、しっかり拭くことができないので、パンツが汚れることが増えた。

 トイレに付き添っている俺が替わりに拭こうとすると、断られたりいやな顔をされたりするので、それも難しかったが、徐々に俺が拭くようになっていった。



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平成19~20年-冬
2009/09/12.Sat

平成19~20年-冬-(6)

 父親が小規模多機能ホームのデイサービスに行き始めた頃は、帰宅した際に興奮が少し見られたりしたが、特に大きな問題はなく、わりとスムーズに移れたように見えた。


 父親が小規模多機能ホームのデイサービスに移ってから約1ヶ月経った頃、小規模多機能ホームでの父の様子をケアマネージャーにまとめて聞く機会があり、次のような内容だった。

 最初のうちは、精神的に少し不安定になったりしたこともあったが、徐々に慣れてきた。

 テンションが高すぎて、歌や音楽に敏感に反応して大きな声で歌ったり、(施設内の)散歩でも思いきり足を上げて歩いたり、ということが多く、疲れてしまうのでは、と心配。

 失語がだいぶ進んでいるようで、本人の言いたいことは、態度から読み取る(しかない)ことが多い。



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平成19~20年-冬
2009/09/11.Fri

平成19~20年-冬-(5)

 ケアマネージャーが、俺が以前に頼んでおいた「デイサービスとショートステイの両方のサービスを介護保険で受けられるところ」を探してきてくれた(平成19年-秋-(10) 参照)。

 そこは小規模多機能ホームで、これまでのように少人数で家庭的な雰囲気でデイサービスを利用することができて、いざという時はスムーズに同じところのショートステイやホームヘルプサービスを利用できる、とのこと。

 しかし、この小規模多機能ホーム以外の介護保険サービスは並行して使えず、これまでのデイサービスは利用できなくなり、ケアマネージャーもそこの小規模多機能ホーム所属の人に替わる、ということだった。

 俺は、父親が馴染んでいるデイサービスに行けなくなることに抵抗はあったが、小規模多機能の長所を信じて、何より、これまでお世話になってきたケアマネージャーの紹介なら大丈夫だろうとも思った。


 また、母親の体調悪化などによる先行き不安から、父親に、この小規模多機能ホームのデイサービスに行ってもらい、慣れたらショートステイも試してみることにした。


 この小規模多機能ホームのデイサービスは、最初から週3回、デイサービス先の送迎付で始めた。

 行き先が変わるだけで内容はさほど変わらないからと、父親の認知症(若年性アルツハイマー)の症状が進んでしまい、以前のデイサービスのように少しずつ増やしていく余裕が、もう家族にはなかったから…



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平成19~20年-冬
2009/09/10.Thu

平成19~20年-冬-(4)

 年末年始が終わって(平成20年、2008年になって)数日すると、父親は、デイサービスも再開して生活のリズムが戻ったせいか、波はあるものの少し元気に(調子がよく)なった。

 しかし、元気になると、「何?」や「何だ?」といった問いかけがやたらと多くなったり、所かまわず(買い物に行ったスーパーなどで)大きな声で歌ったり、音楽に合わせて踊りだしたりするので、家族は大変だ。


 父親の歯の定期検診で(いつものように俺が自家用車を運転して付き添って)歯科医院に行ってきた。
 父親の歯に特に大きな問題はなく、おちついているとのことだった。

 歯磨きはあまり力を入れずに、と歯科衛生士に言われたが、これができない(家族はさせられない)。


 父親の認知症(若年性アルツハイマー)の定期検診で、主治医の指示通り、手(指)を動かしたり形をつくったりというテストをしたが、父親は本当に簡単なものしかできなかった。

 また主治医は、いつも通り家での父親の様子について俺と母親に聞いた後、「デイサービスだけではもう厳しいだろう、ショートステイも使わないと」と言った。


 家の中での父親の徘徊対策を考えた。

 父親は開けた方へ、広い方へ、明るい方へと行きたくなる(人間の本能か?)ことが、俺にはなんとなくわかってきた。

 行かせたい方向以外のドアや戸はなるべく閉め、衝立を立てるなどし、夜は、行かせたい方向の明かりを順につけて明るくしていくと、比較的、迷わずに進んでくれるようだ。



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平成19~20年-冬
2009/09/10.Thu

平成19~20年-冬-(3)

 父親の「失語」がひどくなってきたように思う。
 言葉がうまくしゃべれなくなり、家族との会話も困難になってきた。

 家族は、父親の発する断片的な単語、身体の動き・ジェスチャー等から何を言いたいか、したいかを判断しなければならない、ということが多くなった。

 これは、一緒に暮らしてきた家族でも困難なことで、この判断を誤ると、父親を混乱させたり怒らせたりしてしまう。


 父親は、家のどこでもスリッパの脱ぎ履きができなくなってきた。


 年末年始は、父親のデイサービスもなく、前年までと同じように、大晦日の夜に弟一家を我が家に呼んで一緒に食事して、1月2日には家族3人で初詣に行く等、年末年始らしいことをした。

 しかし、父親は生活のリズムが普段と違ってしまった(デイサービスがなかった)せいか、かえって混乱したようで、また「年末年始」ということ自体、よくわかっていないようだった。


 父親は、家でのトイレに行く(排泄する)回数が少し増えて、1日4回くらいになっている。

 夜寝る前の排尿も、無気力・混乱・抵抗などが見られる時もあるが、できる日も増えた。

 その一方で、夜寝る前に排尿した(できた)のに、深夜や早朝に(トイレに行きたそうにするので)、俺か母親がトイレに連れて行かなければならないということが増えてきた。

 その際の父親は、多少混乱や抵抗が見られる時もあるが、たいてい排尿(時に排便も)してくれる。

 俺は、父親が寝ている時に寒いと感じてトイレが近くなるのかもしれないと思い、より暖かくということで電気毛布を使って寝かせるようにした。

 すると、夜寝る前に排尿した場合は、翌朝までトイレに起きずに寝ている確率が高くなった。



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平成19~20年-冬
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