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2012/01/21.Sat

平成23年-春-(45)

 ショートステイから帰宅した翌日の父親は、デイサービスもショートステイもなく、一日中家にいた。

 父親は朝から怒りっぽく、父親に朝食をとってもらうため、母親が居間からDKに父親を手引き歩行で誘導していたら、父親が急に母親に向かって大きくうなり、強い力で母親の腕を掴んだり、逆に振り払おうとしたりした。

 父親は、一日通して歩き回りやうなり声が多く、横への身体の傾きも強かった。


 一日中家にいた翌日の父親は、デイサービスがあった。

 デイサービスから帰宅した後の父親は、うなり声が多かった。
 このうなり声が、介護している俺と母親には、ずっと怒られているように感じられて、きつい…

 父親は、とにかくおちつきがなく、手の震えも強い。


 デイサービスの翌日の父親は、デイサービスもショートステイもなく、一日中家にいた。

 父親が一日中家にいる日が、この一週間で2日目になり、俺も母親も朝には既に疲れがたまっていた。

 こんな朝に限って、父親を介護ベッドから起こした時、父親は介助している俺の手の甲に、思いっきり爪を突き立てた。

 今日も父親は、何度もうなる。

 午後、親戚が我が家に来たが…
 父親が家にいる時は、俺も母親も父親の介護に追われ、その介護を手伝ってくれる人なら別だが、そうでない来客に家にいてもらえるのは、30分が限界だ。


 日中は暑さを感じるようになり、季節は夏へと移ってきたようだ。

平成23年-春
2012/01/18.Wed

平成23年-春-(44)

 父親のショートステイ中、俺は自分の歯の定期検診で歯科医院に行った。

 毎回のことだが、父親の介護などでしっかり歯磨きする余裕がないからだろう、歯と歯の隙間、歯の根元に磨き残しが多いことを指摘された。

 とはいえ、虫歯も含めて大きな問題はなかったので、それは良かった。
 時間的にも経済的にも、虫歯の治療で頻繁に通院する余裕はないから。

 逆に、それらの余裕がないから、歯をきれいにしてもらうため、そして、歯に大きな問題が出ないように、歯の問題が大きくならないように、約3ヶ月に1回の定期検診だけはしっかり受けている訳でもあるのだが。


 3泊4日ショートステイ4日目の午前中、ケアマネージャーさんが我が家に来た。

 俺は、来月の介護サービス予定表を受け取り、そして父親の要介護認定について、先日電話で相談した手紙と資料を、精神病院に届けたことを報告した(平成23年-春-(40)-(41) 参照)。


 この日の夕方、父親が予定通り帰宅した。
 ショートステイ先でも、立っている時、歩行中のヒザ曲がりが強く、介助していても転びそうになっていたらしい。

 やはり4泊5日でなく3泊4日では、俺の心身の疲れが、いっそう取れない。

 帰宅してすぐ、父親は歩き回るようになった。
 姿勢は、今回のショートステイ前よりは悪くないが、座り込みは強く、転倒のリスクが高い。


 21:00過ぎ、父親を介護ベッドに寝かせたが、うめき声が多く、頭を掻いたり上半身を起こそうとしたりもするので、俺も母親も、父親が寝つくまで目が離せなかった。

 父親は、失語症状などでコミュニケーションがとれないし、俺と母親がわかる範囲では身体のどこかが痛いということも、体調が悪いということもないようだし、今夜のこの時間に排泄の問題は、前回の排泄の時刻や内容から判断して無さそうだし、ショートステイ中はだいたい規則正しい睡眠だったようだし…

 俺も母親も父親を見守りながら、父親が眠らず、うめいたり、おちつかない行動をしたりする理由をいろいろ考えたのだが、わからない…

 しばらくして俺は、夏が近づいて以前と比べたら夜も気温、室温が高くなっているので、父親の掛け布団の枚数や種類、厚さが合わなくなってきて不快なのでは、と思いつき、調節してみた。

 それが良かったのかどうかわからないが、父親は、ほどなく寝ついてくれた。

平成23年-春
2012/01/16.Mon

平成23年-春-(43)

 デイサービスもショートステイもなく一日中家にいて、午後には往診のあった翌日から、いつもの4泊5日ではなく、今回は3泊4日のショートステイだった。

 俺も母親も、この一泊が減ることで家での介護がつらくなるのは、これまでも同じようなことが何度かあったので重々わかっているのだが、介護保険(父親の要介護度3)の限度額を大きく超えないようにするため、やむを得なかった。

 朝、介護ベッドから起こす前の父親は、手の震えがすごかった。
 母親によると、以前から何度もあったことだが、深夜や早朝にも父親の震える手が掛け布団(のカバー)にこすれて、その音が、同じ居間で寝ている母親が眠れないくらい、うるさいそうだ。

 起こした後の父親を手引き歩行させた時、いつもより足の引きずりが強かった。
 前かがみもあるが、昨日よりはましだ。

 9:00過ぎに父親をショートステイに送り出すと、俺は介護で疲れていたが、なんとか自分の朝食をとり、その後、薬局に行って昨日の往診で処方された薬を受け取ってきた。


 父親のショートステイ中、俺の弟から我が家に電話があり、二人目の子供が生まれたとのこと。
 弟の奥さんが妊娠していたことはずっと前から知っていたし、最近入院して、そろそろ出産という連絡も受けていたが、予定より少し早かったようだ。

 俺が自家用車を運転して母親と、連絡があった病院に行った。

 俺は念のため、ナースステーションで看護師さんに、自分の帯状疱疹が完全に治りきっていない事情、経過を話すと、マスクをつけて(病院に入った時点から俺はつけていたが)絶対にはずさない、赤ん坊に絶対にさわらない、病室にいる時間は短時間、の3つを守れば面会を許可するとのことで、俺はそれをしっかり守るしかなかった。

 病室には俺の弟と上の子供がいて、ベッドには弟の奥さんが横になっていたが笑顔で挨拶してくれて、その横の小さなベッドに赤ん坊がいた。
 俺の母親がすぐに見て声をかけた。

 俺も、少し近づいて見た。
 赤ん坊はかわいいし、めでたいことだが… 
 目の前の現実なのに、父親の介護で自分の結婚や子供のことを全く考えられない生活を送っているからなのか、俺には遠い別世界のことのように思えた。


 病院から帰宅した俺は、父親がショートステイ中の介護施設に電話して、ショートステイのスタッフさんに、二人目の孫が生まれたことを俺の父親にどう伝えるか、俺と母親が施設に行って直接話すほうがいいのか、驚いたり混乱したりすると問題があるので誰も伝えないほうがいいのか、といったことも含めて相談した。

 父親がおちついている時に、スタッフさんが自然に、さりげなく? 伝えてみることになった。

 しばらくして、ショートステイ先のスタッフさんから電話があり、俺の父親に孫が生まれたことを伝えたら、父親は笑顔を見せたそうだ。

平成23年-春
2012/01/14.Sat

平成23年-春-(42)

 ショートステイから帰宅した翌日の父親は、デイサービスがあった。

 デイサービスから帰宅した後の父親は、前かがみ、腰とヒザの曲がりが強く、何度も転倒しそうになり、その度に俺と母親はあわてて支えていたのだが…

 夜、父親を居間の介護ベッドに寝かせるために、母親が手引き歩行で誘導していた時、父親は急に座り込んで、しりもちをついてしまった。
 母親は、父親の頭部が床や壁、家具などに激突しないようにするのが精一杯で、父親はほとんど仰向けに寝ている体勢になってしまった。

 父親の就寝準備の別作業を少し離れた所でしていた俺が急いで駆けつけ、父親の身体を起こして立たせようとした。
 俺は、この状態からの起こし方、立たせ方を知っているが、父親は身体に力を入れて抵抗するので、一般的な介護(身体介助)テクニックは通用しない。

 幸いにも場所が介護ベッドの近くだったので、俺は、ベッドを超低床まで下げて、母親と二人がかりで父親の身体をベッド端まで引きずるように運び、そこから介護ベッドの機能を使って父親の体勢を立て直した。


 デイサービスの翌日の父親は、デイサービスもショートステイもなく、一日中家にいて、午後には往診が予定されていた。

 父親は朝から、昨夕ほどではないが前かがみ、腰とヒザの曲がりが強く、そして、昨夕と同じように抵抗が多く、強かった。

 洗面所で俺が父親の歯磨き介助をする際も、小さな椅子に座らせて、前かがみの体勢を起こしながら、抵抗されながらだから、厳しい。


 午後、予定通り往診があった。

 これまでの往診では、聴診器を肌にあてられると、その冷たさでうなる等していたが、今回の往診時は夏が近いこともあって暑いくらいだったせいか、うなりや抵抗はあまりなかった。

 一方で、看護師さんが血圧を測定しようとした際、父親は腕に力を入れたり腕を大きく動かしたりといった抵抗をして、結局、測れなかった。

平成23年-春
2012/01/11.Wed

平成23年-春-(41)

 父親のショートステイ中、俺は、主に帯状疱疹のことで皮膚科医院を受診した。

 先生によると、「帯状疱疹は治ってきている」という診断だった。

 伸ばしたり、力がかかったりするとまだ痛むわきの下については、「おとなしくしている時に痛くないのであれば、帯状疱疹のために痛み止めを飲む必要はもうない」とのことだったが、帯状疱疹をおだやかに治していく飲み薬の服用は、続けなければならないそうだ。


 俺は、帯状疱疹がややおちつき、風邪も治ってきた。
 しかし股関節痛は、痛み止めの薬を飲み続けても、シップを貼り続けても、ほとんど良くならない。

 整形外科医院を受診したら、痛む股関節のMRIを撮ることになった。
 この医院にはMRI装置がないので、ひどい腰痛の時(平成22年-春-(25) 参照)と同じように、大きな病院で後日、撮影する予定だ。


 父親の4泊5日ショートステイ4日目、ショートステイ先の担当者さんから、ショートステイ中の俺の父親の詳細な記録(の写し)が用意できたという連絡が我が家にあった(平成23年-春-(40) 参照)。

 俺はすぐに受け取りに行き、それと、俺が書いた手紙を持って精神病院に向かった。

 父親の認知症(若年性アルツハイマー)の主治医に直接手渡したかったが、不在で、外来の看護師さんに預けるしかなく、その後、父親の薬を受け取って帰宅した。


 4泊5日ショートステイ5日目の夕方、父親は予定通り帰宅した。
 今回のショートステイ中は、いつものように介護は大変だが、比較的おだやかに過ごしてくれたそうだ。

平成23年-春
2012/01/09.Mon

平成23年-春-(40)

 …前(下)の記事~ 平成23年-春-(39) ~の続きです。

 電話を終えた俺は、俺の父親の要介護度がどうなるか(3のままか4になるか)は、審査する介護認定審査会の委員が…

 寝たきりかそうでないかより、介護の大変さを重視するか?

 映画やドラマではなく現実の、しかも、初期・軽度ではなく中度・重度・最重度の若年性認知症を理解しているか?

 といったことが重要なポイントになると思った。


 それはそれとして、父親の認知症(若年性アルツハイマー)の主治医に、俺の父親が「ショートステイ先では最も手がかからない人」なんて認識で介護保険更新の要介護認定の意見書を作成されたら、たまったものではない。

 訪問調査は終わっているし、介護保険の更新期限からしても、主治医が意見書を作って市に提出するまで、もうそんなに日はない。

 俺は、頭も身体もひどく疲れていたが、すぐに行動するしかなかった。

 ケアマネージャーさんに電話で相談した上で、ショートステイの担当者さんにさっきの電話で聞いた、ショートステイ中の俺の父親の介護について説明する手紙を書いた。

 ショートステイ先の担当者さんに再び電話して、ここ1ヶ月くらいの、ショートステイ中の俺の父親についての詳細な記録(の写し)を出してほしいと頼んだら、なるべく早く用意してくれるとのこと。


 今日は、精神病院に昨日処方された父親の薬を受け取りに行くことになっていたが、病院に電話して、2~3日後、主治医に手紙や資料を届ける際に薬を受け取りたいと伝え、了解された。

平成23年-春
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