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2012/07/10.Tue

平成23年-秋-(50)

 4泊5日ショートステイ5日目の夕方、父親は予定通り帰宅した。

 送迎スタッフさんによると、今回のショートステイ中に父親の歯の往診(訪問診療)があり、先日、その歯科医院さんからの電話が我が家にあった際に伝えられた、問題の歯に薬を塗る治療(黒みが残る)をやってもらえたようだ(平成23年-秋-(46) 参照)。


 帰宅後の父親は、今回のショートステイ前に我が家に来たばかりのモジュール車椅子(平成23年-秋-(47) 参照)に、スムーズに座ってくれた。

 身体に合わせてもらったからだろう、居間で以前使っていた椅子より、立ち上がりの不安定さが小さくなった気がする。

 何よりテーブルコタツへの足の出し入れが、車椅子でタイヤだから、介助する俺と母親は以前より楽になった。

 以前は普通の肘掛椅子で、その足裏に少し滑るシールを貼るなどしたものの、力で押し引きするしかなかったから、俺と母親の身体にかかる負担が非常に大きかった。


 失語症状もあってコミュニケーションのとれない父親に、俺がトイレに行こうと声をかけた時、めずらしく「うん」のような発声、反応があった。

 父親の夕食後の歯磨きの際、最近多いことなのだが、口閉じが強くて、介助している俺はあまり磨けなかった。

 父親が家にいる時のいつものように、夜寝かせる前、介助してお茶を飲ませたら、全部飲み込んでくれず口の中に入れ続け、しばらくして急に吹き出した。

 後始末で使ったタオルを洗った際、その水の冷たさから、俺は本格的な冬が来たと感じた。

平成23年-秋
2012/07/09.Mon

平成23年-秋-(49)

 父親の今回のショートステイ前から痛みが強くなった俺の腰は、父親がショートステイに行った後、可能な限り身体を休めても良くならず、ヒザ(坐骨神経痛で痛い方とは逆の)や腰まで痛くなってきた。

 俺は、坐骨神経痛の薬が少なくなってきたこともあって、整形外科医院へ行った。

 股関節とヒザの坐骨神経痛の薬と、腰痛などの痛み止めの飲み薬やシップを、なるべく多く出してもらい、次回は、大きな変化がなければ診察なしの薬を出してもらうだけで良いことにしてもらった。
 少しでも医療費を減らすためだ。


 そこから足を延ばして、皮膚科医院にも行った。

 いつもの蕁麻疹の飲み薬や毎冬の塗り薬の他に、昨シーズンは内科医院で出してもらっていた、しもやけの漢方薬(平成22~23年-冬-(15) 参照)も、こちらで出してもらうことにした。
 別々の医院より同じところでいっしょに出してもらうほうが、医療費などの節約になる。

 家に帰る途中、100円ショップに立ち寄り、父親の好きな(かつて好きだった)演歌・歌謡曲のカセットテープ(平成21年-春-(3)平成21年-秋-(45)平成22~23年-冬-(21)平成23年-春-(4) 参照)を整理して入れられるケースを買った。

 今も家では時々、このカセットテープで父親に歌を聞かせている。
 父親をおちつかせる効果が、ある程度は見られるからだ。

 今行っているショートステイで父親は、寝る時以外は主に共同スペースにいて、そこで用意された演歌・歌謡曲のCDを聞かせてもらっているが、特養(特別養護老人ホーム)に入所したら、どの特養でも、自分の「部屋」にいる時間が長くなることも考えられる。
 その部屋には、今我が家にあるカセットテープを持ち込んだほうが良さそうだ。

 我が家では、父親の介護に追われていることもあって、カセットテープはそこらに適当に置いてあるだけなので、特養の入所に備えて、ケースは必要だ。


 ケアマネ(ケアマネージャー)さんが我が家に来て、来月に父親が受ける介護サービスの予定表を渡された(平成23年-秋-(39) 参照)。

 そして、ケアマネさん、俺、母親の3人で、入所待ち順位が「男性の1番」になった特養に父親が入所する可能性が高くなる再来月のことを相談した。

 具体的には、ショートステイ先を再来月あたりから、その特養の介護施設に切り替えるかどうかだ(平成23年-秋-(42) 参照)。

 そこのショートステイでは、今のショートステイのように歯科や(主に)内科の訪問診療、往診をショートステイ中に受けられない(平成23年-秋-(48) 参照)。

 通院や家で往診を受ける負担が今よりも増えたら(以前のようになったら)、特養の入所が近いとしても、俺と母親は、もう耐えられない。

 主にその理由で、再来月も来月と同じように予定を組んでほしいとケアマネさんに頼んだ。

 つまり、その特養への入所が決定するまで、今の介護施設のショートステイと(認知症対応型)デイサービスを続けることにした。
 今の介護施設の特養への入所決定が先になることを、少し期待しながら(平成23年-秋-(39) 参照)。


 整形外科医院で出された痛み止めの飲み薬の効果か、俺の腰痛はおさまってきたが、父親がショートステイから帰宅するまでに、痛みはひいてくれなかった。

平成23年-秋
2012/07/08.Sun

平成23年-秋-(48)

 一日中家にいて訪問リハビリがあり、モジュール車椅子を使い始めた翌日から、父親は4泊5日のショートステイだった。

 9:30頃、ショートステイの送迎車が我が家の前に来たので、俺が父親に声をかけ、座っていたモジュール車椅子を少し後ろに引いてコタツから足を出し、介助して立たせたら、父親は笑顔を見せた。

 しかし、玄関の外に出たら、父親はうなり出した。
 風が冷たかったようだ。


 父親のショートステイ中、俺は母親と、特養(特別養護老人ホーム)に入居している祖母(俺の母親の実母)に会いに行った。

 祖母は特養の中央スペースで、リクライニング車椅子に座っていた。
 眠そうなのだが、俺と母親には、ちょっとしんどそうにも見えた。

 スタッフさんにその印象を話すと、祖母はつい先日まで発熱、風邪の症状が見られたからだろうとのこと。

 こういう病気などについての連絡は、俺の母親の兄(祖母からすると長男、俺からすると叔父)には行くが、そこから俺の母親には伝わってこないので、面会に来て初めて知って驚き、心配になる。

 叔父は、俺の父親(叔父からすると義弟)のこと、俺と母親はそれで精一杯であることを知っているから、よほどのことが祖母に起きない限り我が家には連絡しないのだろう。

 祖母が病気になったなら、連絡くらいはしてほしいと俺も母親も思う。
 連絡が来た時に何ができるかはわからないし、その時に父親が家にいたら、祖母に対しては本当に何もできないが…

 俺と母親は、祖母には少し声をかけただけでなるべく休んでもらうようにして、スタッフさんに祖母のことを頼んでから帰った。


 俺は、父親の入所待ち順位が「男性の1番」になった特養の入所担当者さんに電話して、数日後に父親といっしょに訪問したいと伝え、了解された(平成23年-秋-(45) 参照)。

 父親が今行っているショートステイのように、そちらのショートステイでもショートステイ中に歯科や(主に)内科の訪問診療、往診を受けられるか聞いたら(平成23年-秋-(42) 参照)、それは難しいとのこと。

平成23年-秋
2012/07/07.Sat

平成23年-秋-(47)

 デイサービスの翌日、父親はデイサービスもショートステイもなく一日中家にいて、午後には訪問リハビリがあった。

 父親は何度もうなり、介護に抵抗し、身体の横への傾きが強くなり、また、歯磨きの際の口ゆすぎ水をどうしても出してくれず、やむを得ずストローで出させることもあった。


 午後、訪問リハビリの始まる予定の時間に、PT(理学療法士)さんと、福祉用具会社の担当者さんが我が家に来た。
 福祉用具会社の担当者さんは、先日頼んだモジュール車椅子を持ってきてくれた(平成23年-秋-(39) 参照)。

 まず、父親をその車椅子に座らせて、座面、背もたれ、左右別々の肘掛など、高さや角度を変えられるところは全部、父親の身体に合う(身体の硬さや関節の拘縮に配慮しながらも、それらや傾きが無理なく改善される)ように、PTさんと福祉用具会社の担当者さんが調整した。

 居間の椅子代わりなので、フットレスト(足乗せ板)は外して使う。

 その調整が終わると、福祉用具会社の担当者さんは帰って行った。

 PTさんは、調整が終わったばかりのモジュール車椅子に座らせたまま、俺の父親の健康チェックとリハビリを行った。


 訪問リハビリが終わってPTさんが帰った後の父親は、モジュール車椅子のおかげだろう、今回は、リハビリで良くなった姿勢を維持し続けた。

 しかし、良かったことはそれくらいで、父親はうなり、不安定に歩き回り、そして介護抵抗が、特にトイレで強かった。
 介護していた俺は、トイレの狭さや父親の不安定な身体を支えるため等でやむを得ず無理な介助姿勢になるため、しっかり腰ベルトをしていても腰が痛くなった。

 夜、介護ベッドに寝かせた後も父親は、何度もうなり、苦しそうに頭を上げ、手が強く震え、眠ってくれるまで時間がかかった。

平成23年-秋
2012/07/06.Fri

平成23年-秋-(46)

 ショートステイから帰宅した翌日、父親は(認知症対応型)デイサービスがあった。

 数日前から、父親の朝食時に(食べ物に混ぜて)飲ませる利尿剤の量が、それ以前の半分になっている(平成23年-秋-(27) 参照)。

 排尿回数が多すぎた状態はおさまり、一方で、足のむくみは特に変化はない。
 父親の足のむくみは、泌尿器系とは関係ないのか?


 父親のデイサービス中、歯の訪問診療をしてもらっている歯科医院から我が家に電話があった。

 前々回のショートステイ中に、金属の大きめの詰め物がとれた歯(平成23年-秋-(40) 参照)について、前回(昨日までの)ショートステイ中に歯の往診をした際に治療しようとしたものの、いつものように父親は口閉じが強くて、できなかったそうだ。

 この歯については、本来なら、型を取って新しいものを詰めるなどのしっかりした、それなりに時間のかかる治療が必要なのだが、今の父親に、それは無理だ…

 できそうな治療法としては、痛まないように、ばい菌が入らないようにするための薬を塗ることくらいしかないらしい。
 ただし、その方法では、塗ったところがはっきり黒くなってしまったり、かみ合わせが悪く(悪いままに)なったりという問題があるそうだ。

 「どうしますか?」と聞かれた俺は、母親と相談して、「その治療方法しかないのなら仕方がないですし、治療せずに放置しておくよりはずっといいでしょうから、お願いします」と答えた。


 デイサービスから帰宅した後の父親は、うなり、介護抵抗も強く、不安定に歩き回り、それらに加え、夕食後しばらくして、夕食で飲み込んだ食べ物が口の中に戻ってくる様子が見られた。

 夜寝かせる前の着替えで父親のパジャマを、昨日までの秋物から冬物に替えた。
 もうすぐ本格的な冬だ。

平成23年-秋
2012/07/04.Wed

平成23年-秋-(45)

 父親の入所待ち順位が「男性の1番」になった特養(特別養護老人ホーム)へ見学に行った翌日、俺はケアマネ(ケアマネージャー)さんに電話し、そのことについて報告した。

 そして、この特養に父親自身を連れて行って本人の反応を見たい、と俺が言うと、ケアマネさんは了解した。
 本人の反応は、ケアマネさんも知りたいそうだ。


 母親の心療内科医院への定期通院があり、俺は自家用車を運転して送迎・同行した。

 父親の特養入所について、ようやく希望が見えてきたからか、最近の母親は、それ以前より精神的な面ではおちついていて、先生の診断も同様で、精神薬を少しだけ減らすことになった。

 そこから足を延ばした眼科医院では、俺も受診した。
 俺も母親も、目の状態に大きな変化はなく、これまでの目薬を継続するよう先生に言われた。


 4泊5日ショートステイ5日目の夕方、父親は予定通り帰宅した。

 帰宅後の父親は、うなり、介護に抵抗し、不安定に歩き回った。

 この夜は、数日に1回の下剤を飲ませるタイミングだったので、いつものようにスポーツドリンクで飲ませた。

 下剤を飲ませた後、俺は父親の替えオムツの準備などにとりかかり、不安定に歩き回る父親を母親が手引き介助していたら、父親が急にヒザを曲げて後方に倒れこんでしまった。

 母親は、父親の頭や背中が床や壁、介護ベッドなどに激突しないようにするのが精一杯で、俺も間に合わず、父親は畳にしりもちをつき、そして仰向けになってしまった。

 俺と母親は、身体に力を入れて抵抗する(ので、どんな介助テクニックを使っても、その場では立ち上がらせることができない)父親を、二人がかりで介護ベッドの近くまで運び、介護ベッドの機能を使って、なんとか父親をベッド端に座らせるところまでもっていった。

 この介助における俺と母親の苦労をわかってくれたのだろうか、介護ベッドに寝かせた後の父親の寝つきは、悪くなかった。

平成23年-秋
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