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2018/01/28.Sun

平成27年-夏-(27) 父親の誕生日

 8月下旬も俺と母親が、特養(特別養護老人ホーム)に入居している父親に会いに行くと…

 父親は共同スペースで、ひどく眠そうにリクライニング車椅子に座っていた。

 介護スタッフさんに聞いたら、父親は歯科衛生士さんの口腔ケアを受けたすぐ後で、その疲れが眠そうな要因の一つではないか、とのことだった。

 3人で父親の部屋に行き、しばらくすると、介護スタッフさんが父親の分のトロミ付コーヒーと、俺・母親の分の冷たいお茶を持ってきてくれたが…

 父親は、ひどく眠そうなままで、このままコーヒーを飲ませたら誤嚥リスクが高いので、まず俺は、父親の顔を拭いたり、こびりついていた目ヤニをできるだけ拭き取ったり、音楽を聞かせたりした。

 すると父親は、それなりに目を覚ました感じになったので、母親が慎重にコーヒーを全介助で飲ませたら、特にムセもなく全量を飲んでくれた。


 その次の面会は、父親の74歳の誕生日の翌日だったので、俺と母親は、共同スペースにいた父親を部屋に誘導すると…

 棚に置いといたバースデーカードを手に取って、改めて父親に近づけて見せて、「誕生日おめでとう」と言ったが、父親は特に反応しなかった。

 その棚には、今年も介護スタッフさんから俺の父親への、バースデープレゼントの小物が置いてあった。

 少し後で介護スタッフさんが来室した際、俺と母親はプレゼントのお礼を言ったところ、スタッフさんは申し訳なさそうに「介護報酬の減額で、去年より安い物になってしまいました」と言った。

 言われてみれば昨年までのより安いようだが、プレゼントしてくれて、また誕生日には、今の父親が安全に食べられる物の中で一番ケーキに近いデザートを食べさせてくれたそうで、俺と母親からすれば、充分ありがたい。

 しかし同時に、介護保険制度の改正(改悪)が、こんなところにも影響しているのか、とも思った。


 その次の面会では、俺と母親が特養に着いた時、父親は部屋のベッドで仰向けに寝ていた。

 目は開いていて、眠そうではない。

 ほどなく女性の介護スタッフさん二人が来室して、二人がかりで父親を抱えて、ベッド脇のリクライニング車椅子に移した。

 俺は、父親の歯ブラシを新しいものに交換して、また、父親のシェーバーの刃の剃り味が、長期間使って悪くなってきたので、今度、新しいものに替えたい旨を介護スタッフさんに伝えた。



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平成27年-夏
2018/01/26.Fri

平成27年-夏-(26)

 8月下旬に入った頃、俺の住む地域は、朝晩は涼しいものの日中は蒸し暑いこともあったが、徐々に日中も涼しくなり、秋が近いことを感じた。

 涼しくなってきたのと、最近は体調がわりとよいからだろう、母親は自転車で出かけることがあった。

 といっても、家の近くだけだが…


 母親の医療費が高額療養費の対象となるほど多い月があったので、俺が自家用車を運転して母親と市役所に行き、必要な手続をした。

 我が家は住民税非課税世帯なので、そうでない世帯よりは対象になりやすい、ということもある。

 ガソリン代の節約のために、市役所方面に別の用事がある時と重ねた。


 俺は、多めに処方してもらっている蕁麻疹(じんましん、アレルギー)の薬が少なくなったので、皮膚科医院を受診した。

 これまでと同じで、飲み薬と塗り薬を継続するよう医師に指示された。


 俺は、耳鳴りが多く・大きくなってしまったので、やむを得ず、夕だけにしていた飲み薬を朝も飲む日があった。



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平成27年-夏
2018/01/24.Wed

平成27年-夏-(25) 低床ベッドから普通の介護ベッドへ

 8月中旬も俺と母親が、特養(特別養護老人ホーム)に入居している父親に会いに行くと…

 お盆休みの時期だからか、普段あまり見ない面会家族が、やや多くいた。

 父親は、共同スペースでリクライニング車椅子に、眠そうに座っていたが、座りが浅くて身体のおさまりが悪い。

 先日予約していたヘアカットを、この前日にやってもらったようで、父親の髪はスッキリ短くなっていた。

 3人で父親の部屋に移動して、俺と母親の二人がかりで、父親をリクライニング車椅子に深く座らせ直してから…

 俺がLEDライト付き耳かきを使って父親の耳掃除をすると、耳アカと、ヘアカットによるものと思われる髪クズが取れた。

 父親の内履き(リハビリシューズ)が少し汚れていたので、それは脱がせて、家に持ち帰って洗うことにして、予備として父親の部屋に置いといた別の内履きを履かせた。


 その次の面会は、世間ではお盆休み明けの日で、俺と母親が特養に着いた時、父親は共同スペースで口腔ケアを受けていた。

 二人部屋の父親のスペースでは、やはり少し狭いから、共同スペースですることにしたのだろう(平成27年-夏-(17) 参照)。

 共同スペース(の広さ)なら、歯科衛生士さんが窮屈な姿勢にならずに父親の口腔ケアをできるし、その口腔ケアを受けている父親の様子を、俺も母親も最初から最後まで見ることもできるので、それは良いのだが…

 周りに他の入居者さんたちもいて、衝立などは無いので、父親のプライバシーという点では、どうなんだろう?

 父親は口をなかなか開けてくれず、歯科衛生士さんが苦労していて、よくあることとはいえ、俺と母親は歯科衛生士さんに申し訳なく思った。

 しばらくして終わると、歯科衛生士さんは俺と母親に、(俺の父親の)歯に特に大きな問題や変化はなく、歯茎からの出欠も前回より少なかった、と話した。

 3人で父親の部屋に行って、俺は、弟一家も含めて家族みんなの名前が書いてある今年のバースデーカードを父親に見せてから、棚に立てかけた。


 その次に面会した時は、久しぶりに外が涼しかったせいか、特養がある施設全体で冷房が入っておらず、窓を開けているだけで充分に涼しかった。

 部屋で父親にポータブルDVDプレーヤーで歌謡曲番組を見せたら、この日は眠そうでなかった父親は反応し、発声もあった。

 介護スタッフさんが来室して、俺と母親に、俺の父親の介護ベッドを低床タイプから普通タイプに交換したいという話があった。

 父親が特養に入居した時からこれまで使ってきた低床ベッドは、自立して・あるいは介助されてベッドから立ち上がれる人や、寝ている時に動いて転落するリスクがある人向けのものである。

 以前の父親はそうだったが、今では、ベッドとリクライニング車椅子の間は、介助者が二人がかりで抱えての移動になっているし、身体も動かなくなってきているので寝ている時の転落の心配もなく、低床タイプである必要は、もうない…

 介護スタッフさんから、低床タイプはベッドから立ち上がれて、就寝時の転落リスクがある他の入居者のために使いたい、とも言われて俺と母親は了承したが…

 父親の身体が動かなくなってきたこと、衰えてきたことを痛感させられる出来事だった。



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平成27年-夏
2018/01/22.Mon

平成27年-夏-(24) ムセより歯ぎしりの方が…

 8月中旬に入ると母親は、高血圧の薬が少なくなってきたので、お盆休み直前の内科医院を受診した。

 血圧の状態がよくなったので、薬を少し減らせることになったそうだ。


 いつものように俺が自家用車を運転して母親と一緒に、同じ市内の最低限の数の親戚に、お中元を届けに行った。

 俺と母親は、お墓掃除とお墓参りにも行った。


 8月中旬も蒸し暑さは続いていたが、朝晩は少し涼しくなり、雨が降った日は日中も涼しかったので、家ではエアコンを使わずに済んだ日もあった。

 お盆休みで弟一家が来宅した時に、俺は、あらかじめ作っておいた父親のバースデーカードに、みんなの名前を書いてもらった。


 父親が入居している特養から、先月分の請求書や生活記録が届いた。

 生活記録によると、7月の父親は…

 訪問マッサージは、特に問題なく受け続けられているようだ。

 前半はムセが多かったので、中旬に言語聴覚士(ST、飲み込みの専門家)に診てもらったとのこと。

 ムセが多い原因は、父親の日中の眠気と、首が後ろに傾きがちなことのようなので…

 声がけなどで、なるべくしっかり目が覚めている状態での飲食になるように、また、リクライニング車椅子の座面・背もたれの角度、ヘッドレストなどを調節して、首が後ろに傾きすぎないように、と介護スタッフさんたちはSTに指導されたそうだ。

 その通りにしたら、ムセはだいぶ減ったようだ。

 ただ、その頃から、首が後ろに傾いていた時よりしっかり口が閉じるようになったせいだろうか、歯ぎしりが増えている。

 ムセより歯ぎしりの方がまし、危険性は低い、と思うしかないか…


 俺は、坐骨神経痛が小さくなって・減ってきたので、1日2回、朝夕に飲んでいた薬を、朝だけにしてみた。

 俺は、今年も悩みながら、市の健康診断を無料で受けられるようにする手続を、市役所で行なった(平成26年-夏-(27) 参照)。



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平成27年-夏
2018/01/20.Sat

平成27年-夏-(23)

 8月上旬の次の面会でも、俺と母親が特養に着いた時、父親は共同スペースで眠そうにリクライニング車椅子に座っていた。

 共同スペースのテレビは、夏の甲子園大会を映していた。

 3人で父親の部屋に行き、俺が父親の靴下を脱がせて足先を見たら、荒れている範囲は狭くなったようだ。

 介護スタッフさんが持ってきてくれた父親の分のトロミ付コーヒーを、母親が全介助で飲ませたら…

 父親はスムーズに全量を飲んでくれたが、その後の歯ぎしりが、ひどかった。

 俺が父親の頭の後ろに三角クッションを挟んで、父親の頭を拭いていたら…

 めずらしく父親が、若年性アルツハイマーの進行や関節の拘縮で動かしにくい手を、なんとか動かして耳の後ろを掻いた。

 父親は、リクライニング車椅子に座っていても横への傾きがあるので、傾く側の耳の後ろはどうしてもヘッドレストとの密着度が高くなるから、少しかゆいのだろう。

 そのあたりも俺がやさしく拭くと、父親は掻くのをやめた。

 それからの父親は、眠そうではなくなったが、手が震えるようになった。


 その次の面会時の父親は、ひどく眠そうだった。

 父親の部屋で、俺の弟から受け取っていた弟の子(俺の両親からすると孫)の写真数枚を父親に見せたり、いつものように音楽番組DVDをつけたりしたが、ほとんど反応がなかった。

 母親が、棚の上のフォトフレームの写真を、持ってきたものと交換した。

 この日は歯科衛生士さんによる口腔ケアがあったが、やはり父親はひどく眠そうで、ほとんど口を開けてくれず、歯科衛生士さんが苦労していた。

 それでも、以前は時々出ていた、父親の歯が原因と思われる頬のふくらみは、約週一回の口腔ケアをやってもらうようになってから、ほとんど見られなくなるなど、効果は出ているようだ。

 父親の手の爪の一部がけっこう尖っていたので、口腔ケアが終わった後に俺が、その部分を爪切りで切ったが…

 俺は老眼のせいで、こういう細かいことが厳しくなってきている。



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平成27年-夏
2018/01/18.Thu

平成27年-夏-(22)  共同スペースでは少し離れて

 8月上旬も俺と母親が、特養(特別養護老人ホーム)に入居している父親に会いに行くと…

 いつものように父親は、テレビがついている共同スペースの、わりと元気なおばあちゃん入居者たちがいる中心部分から少し離れて、リクライニング車椅子に座っていた。

 ここに入居してからずっとそうだが、年齢・症状が大きく異なる父親は、そういう人たちの中には入っていけないからだろう。

 以前は、介護スタッフさんの少なくとも一人が共同スペースに常にいて、そこにいる入居者さんたちを見守りながら、俺の父親にも声をかけてくれていたが…

 スタッフさんが少なくなって、そういうことはなくなり、父親は共同スペースにいても見守られていない、声もかけられない時間が長くなり、端の方で一人寂しくリクライニング車椅子に座っている。

 そのような父親の様子を見る度に俺と母親は、「できるだけ多く面会に来なければ」と思う…


 父親は眠そうで、目ヤニは多くはないが、こびりついていた。

 父親が身につけているものは、七分袖の上着シャツ、その中は通気性のよいサーフシャツ、スラックスふうの薄手で通気性のよいストレッチパンツ、その中はオムツカバーと布オムツのようだ。

 この日の共同スペースの冷房が少し強めだったからだろう、父親の腹から足にかけて、バスタオルが掛けられていた。


 父親を車椅子に座らせたまま、俺が押して、母親が横について、父親の部屋(二人部屋の父親のスペース)に移動した。

 部屋のエアコン(冷房)も、入っていた。

 車椅子座面の滑り止めシートが大きくずれていたので、俺と母親が二人がかりで父親を車椅子から立たせてシート位置を直したが、その短い間でも父親はすぐ転倒しそうになり、俺はそれを防ぐのに苦労した。

 いつものように、父親に音楽を聴いてもらいながら、俺は父親の顔を拭いて、目ヤニも拭き取ろうとしたが…

 この日は、こびりつきがひどくて取りきれなかった。

 隣ブロックの特養を担当しているはずの介護スタッフさんが、父親の分のトロミ付コーヒーと、俺・母親の分の冷たいお茶を持ってきてくれた。

 いつものように母親が父親に全介助でコーヒーを飲ませると、少し時間はかかったが、特にムセもなく全量を飲んでくれた。

 ただ、その後に父親は、けっこう強い歯ぎしりをした。

 俺は、父親の口周りについたコーヒーを拭いてから、さっき丸椅子一つと共に借りてきていた三角クッションを使って、父親の頭を少し浮かせて、頭拭き、ヘッドレストカバー代わりの枕パッド交換などをした。


 俺は、三角クッションと丸椅子を返すために備品室の前に行くと、運良く介護スタッフさんと会ったので、父親のヘアカットについて話した。

 いつものペースなら、次のヘアカットは8月15日前後でいいのだが、スタッフさんによると、その頃はやはり、特養に来ている理容師さんがお盆休みとのことで…

 その次に来る日では父親の髪が伸びすぎて少し遅いから、俺は、8月中旬に入ってすぐの日を予約してくれるよう、そのスタッフさんに頼んだ。

 そのスタッフさんは、人手不足もあるのだろう、だいぶ疲れているように見えた。


 俺と母親は、父親をリクライニング車椅子に座らせたまま共同スペースの、わりと元気なおばあちゃん入居者たちから少し離れたところ移動させて…

 また父親の部屋(二人部屋の父親のスペース)に行って片付けて、共同スペースの父親のところに戻って声をかけてから、帰った。



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