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2017/03/10.Fri

『金スマ』を見ての感想

 少し前のことになってしまいますが、2月17日にTBS系列で放送された『金スマ』の若年性アルツハイマー型認知症のご本人とそのご家族を取り上げた部分について、私なりの感想を述べさせていただきます。

 このブログをお読みいただいている皆様にはご賛同いただけると思うのですが、若年性アルツハイマー型認知症(他の進行性の難病にもあてはまるかもしれません)の進行を遅らせるためには、本人(と家族)に以下の6つが必要でしょう。

(1) 生きがい

(2) 早めの正しい診断と治療

(3) 正しい理解

(4) 適切な支援・サービス

(5) 急な変化を避けること

(6) 同じ病気・境遇の仲間


 登場したご本人とご家族に当てはめてみると…

 (1)については、ご本人が、継続している仕事を持っている、家や地域のことを任せられているなど、よさそうな話が多かったです。


 (2)については、若線性アルツハイマー型認知症にしては早く診断を受けられたと思いますし、定期通院も継続されているようで、その点はよいのですが…

 薬や治療の話が出てこなかったことが、少し気になりました。

 どんな薬を飲んでいるか、どんな治療を受けているのか、というのは非常に個人的なことなので伝えるのを避けたのかもしれませんが、番組を見ていた他の多くの若年性アルツハイマーのご本人やそのご家族などは、知りたい情報だったと思います。


 (3)については、本人と家族はもちろん、周囲の人々も正しい理解をしてほしいですが、地域住民の方々の接し方などを見ると、よさそうでした。


 (4)については「これから」という面が大きいので、なんとも言えません。

 のどかな田舎は、ご本人とご家族の精神的な安定といった点ではよさそうに見えましたが、介護サービスの供給という点では、どうでしょうか。

 特に、若年性認知症向けのサービスは、近くにあるでしょうか。


 (5)については、都会から移って来られた時に大丈夫だったのだろうか、と疑問に思いますが、それから現在までについては、よさそうに見えました。

 良い方向への変化なら、ある程度は急でも大丈夫なのかもしれません。


 (6)については、見えてきませんでした。

 同じ病気・境遇で、苦しくても困っていても努力している仲間がいて、会ったり話したりできれば、精神的にだいぶ助かると思います。

 もちろん、ここでの「仲間」には、ウソや疑わしいことを言っている人は含まれません。



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補足と意見
2016/09/19.Mon

文藝春秋SPECIALについての補足

 ブログ更新を停止すると申し上げていますが、これだけは補足しなければいけないのでは、と思いまして…


 以前、『NHKスペシャル“認知症800万人” 時代「母と息子 3000日の介護記録」を観て-5』の記事に、以下の文章を加筆しました。

***** ***** *****

 『文藝春秋SPECIAL 2014年 季刊春号』の=認知症最前線 認知症に勝つ=という特集の中に、“スペシャルインタビュー  ビデオカメラがとらえた 母の介護3000日の真実   相田洋”とあって…

 「真実」と言っても、認知症特集の中で「実は、母親は認知症と診断されていませんでした」と告白するとは考えられず、NHKスペシャルの「母親は認知症だった」に基づいた内容のはずです。

 文藝春秋社は、今回の読売新聞かNHKかという点では、明らかにNHK側であったことがわかります。

 つまり、ウソをついたのが読売新聞でなくNHKだったということになれば、文藝春秋社もウソをついた(少なくとも係わった)ことになり、好調な週刊文春を初めとする同社の雑誌の記事に対する信頼性が、損なわれてしまうでしょう。

***** ***** *****


 加筆した後、この第2段落の最後の“はずです”について、「このままではよくないのでは? その雑誌をちゃんと読んで断言しなければ」と思い…

 雑誌『文藝春秋SPECIAL 2014年 季刊春号』を入手して、“スペシャルインタビュー  ビデオカメラがとらえた 母の介護3000日の真実   相田洋”を読んでみました。

 やはり、NHKスペシャルの「母親は認知症だった」に基づく内容でした。
 今は、そう断言できます。

 「真実」というのは、NHKスペシャルの番組内では語られていなかった、「母親は認知症だった」に基づく追加の話や情報が書かれている、ということを指して使っている言葉のようです。


 ご参考までに、『文藝春秋SPECIAL 2014年 季刊春号』の=認知症最前線 認知症に勝つ=という特集の中にある、“スペシャルインタビュー  ビデオカメラがとらえた 母の介護3000日の真実   相田洋”の冒頭部分の文章を、以下に引用しておきます。

◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇

 相田氏はNHKでドキュメンタリー番組を担当し、数々の話題作を生み出してきた名ディレクター。その相田氏がNHK在職中の平成十年、母親が認知症を発症した。以後、三千日に及ぶ介護の始まりである。相田氏は、自らの介護の様子をビデオカメラで撮り続けた。それを編集した番組が昨年、古巣のNHKスペシャルで放送され大きな反響を呼んだ。「“認知症800万人” 時代 母と息子 3000日の介護記録」である。

◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇

 はっきりと「平成十年、母親が認知症を発症した」と書かれています。

 そしてそれは、読売新聞のケアノートの内容・書かれ方と矛盾しています。



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補足と意見
2016/08/07.Sun

相模原の障害者施設の事件

 都知事選で鳥越俊太郎氏は落選しましたが、NHKのウソに係わった件について、しっかり取り上げられることはなかったので、このブログの更新はしないつもりでした(この前の記事 都知事選、鳥越俊太郎、NHK、ファミリーヒストリー 参照)。


 しかし、相模原の障害者施設の事件について、最後になるかもしれない記事で申し上げておきたいことがあります。

 その事件において、一番悪いのはもちろん、犯人(今のところ容疑者)です。

 2番目に悪いのは、犯人の措置入院にかかわった人など、犯行を止められた可能性があったのに止められなかった人々でしょう。

 そして3番目に悪いのは、重度障害者の介護について大きな発言力のある政治家、専門家、メディアなどだと思います。


 3番目について説明させていただきますと…

 犯人は、「重度障害者には多くの税金がかかっている。重度障害者は安楽死させるべきだ」といったことを述べており、「重度障害者の家族は、本人が死んだ方が幸せだと思っている」と解釈できるような発言・文章もありました。

 重度障害者の本人とその家族に対する正しい理解が広がり、適切な支援が増えれば(足りるようになれば)、税金を使うだけでなく、働いて(より多く)納められる、そして自分の充実した人生設計ができて経済活性化に貢献したり少子化を止めるのに役立ったりできる家族が増えて…

 本人も、できることで力を発揮したり重度になるのを遅らせたりすることができて、働いて税金を納め(続け)られる、といった場合が増えます。

 現実がそうなっていれば、犯人にあのような発言をさせる、考え方を持たせることはなく、事件は起きなかった可能性が高くなるでしょう。

 また、重度障害者のために介護の現場で働く人たちの大変さが正しく理解されて、適切・充分な報酬が与えられるような社会に既になっていたら、犯人が障害者施設で働く可能性は低くなって、今回の事件は起きなかったかもしれないとも思っています。


 しかし実際は…

 重度障害者の人とその家族に対する社会の正しい理解と適切な支援が全く足りず、また、重度障害者のために介護の現場で働く人たちの大変さが正しく理解されず適切・充分な報酬が与えられていない、と思います。

 それどころか、重度の認知症の人も重度精神障害者と言えますが、それに関して、矛盾やウソ・疑わしいことが世間でまかり通っています(NHKスペシャル“認知症800万人” 時代「母と息子 3000日の介護記録」を観て-5しばらく本編記事を休止します など参照)。

 矛盾やウソ・疑わしいことが世間でまかり通っているようでは、正しい理解と適切な支援が広まる訳がありません。

 矛盾やウソ・疑わしい話が世間でまかり通っているということ自体が、正しい理解と適切な支援が広がっていない証拠でもあります。

 この現状に対して大きな責任があるのは、やはり、重度障害者の介護について大きな発言力のある政治家、専門家、メディアなどだと私は思うのです。


 そして、この現状が変わらない限り、今回ほどひどいものはそうないと思いますが、介護にかかわる悲惨な事件は続くでしょう。

 現実に合わない制度改正(実質的には改悪)も続いていくであろうことは、言うまでもありません。

 そのような事件や制度改正についてもう記事を書きたくない、ということもありまして、やはり、この現状が変わるまで、このブログの更新は停止させていただきます。

 ご了承ください。



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補足と意見
2016/07/16.Sat

都知事選、鳥越俊太郎、NHK、ファミリーヒストリー

 このブログの更新を停止すると言って2週間しか経っていないので何ですが、少し状況が変わったので、記事をUPさせていただきます。

 状況の変化とは、都知事選に鳥越俊太郎氏が立候補したことです。

 以前の記事(NHK番組の疑惑と週刊新潮 参照)で取り上げましたが、鳥越氏はNHK・ファミリーヒストリーのウソ(嘘)にかかわった可能性が高いと思われます。

 主体的にウソをついたのはNHKであり、鳥越氏は被害者である、という意見があるようです。

 鳥越氏に調査・検証能力が無ければ、被害者かもしれませんが…

 鳥越氏は、都知事選の有力候補になるほど高名なジャーナリストです。

 主体的にウソをついたのがNHKだとしても、そのような人が…

○ ウソとわかっていて、わかっていなくても調査・検証しないまま、そのウソに乗る

○ ウソに関する、まっとうな指摘・質問に対してしっかり答えない(舛添要一氏のように)

○ ウソをついたマスメディア(大きな新聞社やテレビ局)を批判しない

といった対応をしたら、鳥越氏には都知事になる資格はもちろん、ジャーナリストである資格も無いと思います。

 今回の都知事選で、上記の問題が充分に取り上げられて…

 マスメディアでウソ・疑わしいことを言った人、および、そのマスメディアのウソ・疑わしいこと自体とそれを言った人に係わってはいけないのに係わった人、それらを批判しなければならないのに批判しない人、に対して社会が厳しく対応するようになったならば…

 このブログの更新を再開し、いずれは本編も、と考えています。



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補足と意見
2016/06/19.Sun

NHKスペシャル“認知症800万人” 時代「母と息子 3000日の介護記録」を観て-5

 これは、以前の記事『NHKスペシャル“認知症800万人” 時代「母と息子 3000日の介護記録」を観て-4』の続きです。

 2016年・平成28年6月12日の読売新聞の朝刊、ケアノートというコーナーの文章が、読売新聞のHPの「ケアノート」ページに掲載されました。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160613-OYTET50021/?catname=column_care-note

 当然、こちらには「認知症」という言葉が出てきませんし、病院で母親に脳の精密検査を受けてもらったら異常なし(年相応)だった、ということも書いてあります。

 その一方で、NHKスペシャルのサイトで、NHKスペシャル“認知症800万人” 時代「母と息子 3000日の介護記録」について出ているところを見ると、タイトルからしてそうですが、「認知症」はもちろん、「母親の認知症発見から」という言葉も出てきます。

http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20131123

 また、このテレビ番組の動画や、番組を視聴した人が「母親」は認知症だったと当然に解釈をして書いたブログ記事などが、インターネット上で見つかります。

 つまり、NHKのテレビ番組と主要5紙の内の一つの新聞に登場した同一人物の重要な診断について、全く整合性のとれない、矛盾するとも言える情報が、世界中に発信されていることになります。

 言い換えるなら、読売新聞とNHKのどちらかが、世界に向かってウソをついているということです。

 私(このブログの作者oretomo)は、この件を放置している専門家、首長、議員、メディアなどに認知症・医療・介護・福祉を語る資格はない、と思います。


 ところで、読売新聞の朝刊を読んだ後、関連する情報がないかインターネットで調べてみたら、文藝春秋社のホームページにたどり着きました。

https://www.bunshun.co.jp/mag/special/special1403.htm

 『文藝春秋SPECIAL 2014年 季刊春号』の=認知症最前線 認知症に勝つ=という特集の中に、“スペシャルインタビュー  ビデオカメラがとらえた 母の介護3000日の真実   相田洋”とあって…

 「真実」と言っても、認知症特集の中で「実は、母親は認知症と診断されていませんでした」と告白するとは考えられず、NHKスペシャルの「母親は認知症だった」に基づいた内容のはずです。

 文藝春秋社は、今回の読売新聞かNHKかという点では、明らかにNHK側であったことがわかります。

 つまり、ウソをついたのが読売新聞でなくNHKだったということになれば、文藝春秋社もウソをついた(少なくとも係わった)ことになり、好調な週刊文春を初めとする同社の雑誌の記事に対する信頼性が、損なわれてしまうでしょう。



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補足と意見
2016/06/18.Sat

舛添都知事の辞職と週刊文春

 舛添氏が以前、「私が政治家を志した一つの原点は、認知症になった母の介護」と述べていたことは、元々わりと広く知られていて、そして今回の件で、かなり広く知られたと思います。

 しかし、選挙の時だけパフォーマンス的に母親に会いに行くだけで、ほとんど母親のところには行かず、考えてもいなかったようです。

 舛添氏の辞職が決まったことは多くの人、特に東京都民にとっては、まったく理解・容認できない公金の使い方をした人間が最低限の責任をとった、ということになるのでしょうが…

 私(このブログの作者oretomo)としては、認知症に関するウソあるいは疑わしいことを広く伝えた・伝えられた人間の内の一人が、その報いをようやく少しだけ受けた、という意味合いの方が強いです。


 この母親の介護のことも含めて今回、舛添氏の問題を、しっかり追及し始めたメディアは週刊文春ですが…

 私としては、週刊文春がすごいというより、他の大きな新聞社やデレビ局が情けないように思います。


 そもそも、以前から、認知症や介護に関するウソや疑わしいことをしっかり調べる・追求する社会であったなら舛添氏は、都知事どころか、それ以前の国会議員に当選することも、なかったかもしれません。

 言い換えれば、今回の都知事選でかかるという50億円と、これまでに彼が使った政治資金は、不要になっていたかもしれないということです。

 認知症の母親の介護のこと以外は特に良い話はなかった人のようですし、その唯一の良い話がウソあるいは疑わしいと知らされていたら、彼に投票するような国民・都民は少なかったでしょうから…



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