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2009/08/31.Mon

平成19年-夏-(7)

 父親の66歳の誕生日には、夕食後にケーキを食べるなど家族でささやかに祝ったが、 本人は自分の誕生日ということが、よくわかっていないようだった。

 母親は63歳に、俺は38歳になっていた。


 家族で、季節の花がきれいに咲いているところや、盛夏には涼を求めて、家から遠くなく、それなりに高い山の山頂近く(俺が運転する自家用車で行けるところ)まで行った。


 父親はデイサービスでも時々、季節を感じられる場所に出かけている。


 家から大きな花火が見える時には、父親にもできるだけ見てもらった。



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平成19年-夏
2009/08/31.Mon

平成19年-夏-(6)

 父親の認知症(若年性アルツハイマー)の定期検診は、約1ヶ月に1回、俺が自家用車を運転して家族3人で行く形で続いている。

 今回も主治医から年齢や生まれた年を聞かれたが、父親は答えられなかった。


 次の認知症の定期検診では、父親が主治医から出身地(都道府県名)を聞かれ、これは答えられたが、「以前の仕事は?」という問いには答えられず、目の前に出された物の名前を言うテストも、ほとんどできなかった。

 この定期検診の後、病院の待合室で薬を待っていたら、父親と同年代と思われる男性が、父親に声をかけてきた。

 父親の古い友人で、久しぶりに会ったのだが、父親はなんとなくだが覚えていたようで、母親も知っている人だったので、世間話をしたり、おたがいの病気や現状について軽く触れたりした。


 数日後、その友人が来宅した。

 その人の家族が認知症だったとのことで理解があり、母親も俺もフォローしたが、それなりに父親との会話が成り立っていた。


 それから数日後、家族3人でその人の家を訪ねた。

 こうして古い友人と会ってもらうのも父親にとっていいかもしれない、と俺は思ったが、その人の病気のこともあり、再び疎遠になってしまった。



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平成19年-夏
2009/08/30.Sun

平成19年-夏-(5)

 父親が歯の痛みを訴えることが数回あった。


 父親は、痛いと言っているのに、その痛いところに爪楊枝をあてようとしたり、歯ブラシで強く磨こうとしたりする。

 俺と母親がそれらをやめるように言うと、不機嫌になったり混乱したりした。

 かといってやめさせなければ痛い思いをさせることになり、そこから不機嫌になったり混乱したりするから、どうしてよいか困った。


 何度か歯科医院に(俺が連れて)行って治療してもらったが、父親の調子が悪くて最後まで治療してもらえない時もあった。


 しばらくして、前回までの治療の効果の確認と定期検診を兼ねて歯科医院に行った際には、特に大きな問題はなく、俺は少しほっとした。


 俺が付き添って、父親が病院の眼科で定期検診を受けた。

 特に問題ないとのことだったが、今回も視力検査についていけず、視力はわからない、ということになってしまった。


 俺は、認知症の人でもついていけるかもしれない視力検査の方法を調べ、絵指標というものを知り、次の定期検診の際、眼科のスタッフに絵指標で視力検査をしてもらえないか聞いたが、「絵指標での視力検査はしていません」という答えだった。



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平成19年-夏
2009/08/30.Sun

平成19年-夏-(4)

 暑くなってきた頃から、父親のアカこすりがひどくなった。

 主に日中の椅子に座っている時、手で首周りや胸の上のほうをこすってしまうので、アカが出てくるのだ。


 盛夏になると、家ではランニング姿になったこともあり、アカこすりがさらにひどくなった。

 家族がやめるように言っても、なかなかやめてくれないし、やめてくれたかと思ったら、ほどなく再開してしまう。


 ある時は、こすりすぎて胸のあたりが真っ赤になり、夜の入浴でその部分にシャワーのお湯があたった時、痛がっていた。

 虫に刺されたところをかくのもひどく、赤くなるだけではなく、血が出ても続けることがあった。


 夏が終わりに近づき、涼しくなってきたら、少しおちついた。


 父親の膝たたきもアカこすりと同様で、座っていて、することがない(と本人が思う)と始まり、いったん始まると止まらず、家族がやめるように言っても、なかなかやめてくれないし、やめてくれたかと思ったら、ほどなく再開してしまう。


 家ではいているトレパン(薄いものだが)の膝の辺りが、擦り切れてしまった。

 暑くなって半ズボン姿になっていた時期も膝たたきはひどく、膝が赤くなってしまった。


 約2ヶ月ぶりに父親がいつもの床屋に行った際、予約して行ったのだが、少し早く着いてしまって、前の人が終わるのを待つ間に膝たたきを始めてしまい、一緒に行った俺は、それを止めるのに苦労した。



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平成19年-夏
2009/08/29.Sat

平成19年-夏-(3)

 父親のデイサービスの開始時刻(俺が父親を送って到着する時刻)を徐々に早め、この夏の間に9:10頃にした。


 父親は、デイサービス先のトイレでうまく用を足せず、ズボンを汚すことがあった。


 デイサービス先では、父親の笑顔が減ったそうだ。

 家でも疲れているようで、膝たたき(座っている時に手のひらで膝を何度もたたく)や鼻のかみすぎによる体力消耗が原因の一つだろうと思うが、他の原因はわからない。


 デイサービス先で定期的に父親の体重を測定してもらっているが、少しずつ増えている。



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平成19年-夏
2009/08/29.Sat

平成19年-夏-(2)

 父親の鼻かみはあいかわらずで、夜、眠る直前まで続くこともあり、鼻水や鼻づまりをおさえる薬を飲ませ続けるしかなかった。

 以前は点鼻薬も使っていたが、自分でさすことも、家族がさしてやることも、いやがるようになってしまい、もう無理だったから。


 父親の鼻の下が赤く腫れてしまうことがあったが、家族がさわらないように言っても聞いてくれないし、加えて何度も鼻をかむので、なかなか治らなかった。


 父親の便通は、以前は定期的(ほぼ毎日1回)で良好だったのだが、不調になってきた。

 排便が下痢あるいは下痢気味ということが数日続いたかと思えば、丸3日排便がないということもあった。


 ある日の父親は、夕方に排尿した後、自分からトイレに行こうとする様子はなく、家族が何回か行かせようとしても、笑顔で大丈夫と言ったり逆に怒ったりして、翌日の朝食後まで、結局14時間くらい排尿がなかった。



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平成19年-夏
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