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2009/09/29.Tue

平成20年-秋-(8)

 前回の父親の認知症(若年性アルツハイマー)の定期検診から2週間後、父親がデイサービスに行っている時間に俺一人で病院に行き、父親の認知症の主治医に相談した。

 父親の不安・おちつきなさが急にひどくなり、春に出されてこれまで飲んでいた不安を抑える精神薬(平成20年-春-(5) 参照)が効かなくなってきたようなので、薬の増量や変更を検討してほしいと頼んだ。

 主治医は、不安を抑える別の精神薬を出してくれて、それを定期的に飲ませた上で、「これまでの不安を抑える精神薬は、おちつかせる効果もあるので、頓服で飲む形でしばらく様子を見るように」と言った。

 その一方で、父親は一度に多くの薬を飲むことができない(ひどくいやがる)ので、平成18年の秋から毎日夕食後に1錠飲んでいた、膝たたきや鼻かみなどの繰り返しを抑える精神薬(平成18年-秋-(9) 参照)は、やめることになった。

 父親の普段の飲み薬は、次の4種類になった。
○アリセプト(平成13年-春-(2) 参照)を毎日朝食後に1錠

○今回出された不安を抑える精神薬を毎日夕食後に1錠

○おちつきなさや不安を抑える頓服薬(春から出されていた不安を抑える精神薬が、頓服で1錠ずつという飲み方に変わった)

○鼻水・鼻づまりを抑える薬(平成20年-秋-(2) 参照)を頓服薬として1錠ずつ


 この相談の際、俺は、父親の施設(特別養護老人ホームやグループホーム)入居申し込みには健康診断書が必要なので、その作成を父親の認知症(若年性アルツハイマー)の主治医に頼んだ。

 しかし、施設から渡された診断書の書式の中には、父親の症状、特に不安やおちつきなさの問題で、なかなか受けられない検査項目もあったので、この病院での相談の前に俺が、その点を施設に問い合わせたところ…

 入居を申し込むことが先決であるものの、身体の状態を把握することも大切なので、半年ぐらいかかってもいいから、入居前に一通りの検査結果を知りたい、とのことだった。

 そこで、今後の約1ヶ月に1回の定期検診の際に、父親の状態に応じて1項目ずつ検査してほしい、という家族の希望を父親の認知症(若年性アルツハイマー)の主治医に言ったら、了承してくれた。


 泌尿器科など同じ病院の他の診療科や内科医院に父親が定期検診などで行った際にも同様に、施設入居申し込みに必要な検査も一緒にやってもらえる場合は、そうしてもらった。

 常に自家用車で送迎して付き添う俺は、同じ(ことを調べる)検査を2回しないように、父親になるべく負担がかからないように、父親を混乱させたり怒らせたりしないように、細心の注意を払った。



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平成20年-秋
2009/09/29.Tue

平成20年-秋-(7)

 父親の不安・おちつきなさが急にひどくなり、デイサービスだけではもう無理だと家族は判断せざるをえなくなったのだが、父親が現在行っている施設は、デイサービスのみだ。

 介護保険でショートステイを使える別のところについて、ケアマネージャーとデイサービス先の所長に相談したところ、1ヶ所だけ紹介してくれた。


 早速、父親がデイサービスに行っている時に、ケアマネージャーと俺と母親の3人でその施設を訪ねた。

 そこは特別養護老人ホームで、デイサービス、認知症対応型デイサービス、ショートステイもやっていて、グループホームもある大規模施設だった。

 見学させてもらったら、スタッフは動きやすい私服で、利用者への対応はもちろん、建物の内装なども含めて家庭的な雰囲気にしようと努力しているように俺には見えた。

 応接室のような部屋で、ショートステイについて、担当者に俺と母親がいくつか質問させてもらった。

 担当者の対応はしっかりしていて、また、家庭的な雰囲気にしようとしている施設だと俺と母親は思ったので、ショートステイ利用を申し込むことにした。

 父親を実際にショートステイさせるかどうかについては、「本人に一度見学させて、その時の様子で最終的な判断をする」ということになった。

 次に担当者から、介護保険負担限度額認定などを役所に申請することを勧められた。

 後日に役所で申請したら、介護保険負担限度額認定証が交付され、高額介護サービス費の支給も受けられるようになった。

 最後に、将来的な話として、その施設の特養(特別養護老人ホーム)とグループホームの入居申込を勧められた。

 俺と母親は、父親の特養などへの入居については、まだ具体的にイメージできなかったが、「いずれはそうなるのだから」ということで、ケアマネージャーに相談した上で、特養とグループホームの入居も申し込むことにした。



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平成20年-秋
2009/09/28.Mon

平成20年-秋-(6)

 ある日の父親は、朝からおちつきがない、食欲がない等不調だったのだが、予約していたので午前中にいつもの床屋に行って、父親の散髪をしてもらった。

 父親は散髪中に「はいよ」と数回言ったりしたものの、散髪自体はなんとかやってもらえた。

 ただ、付き添っていた俺は、散髪中に父親の肩をマッサージしてくれた理髪師さんに「だいぶ肩が張っている」と言われて、これは初めてのことだった。

 父親の身体はだいぶ硬くなっている、ということなのだろうか?


 午前中に床屋に行った日の午後、父親は昼寝から起きると、家族の対応に問題があったかもしれないが、ひどく混乱し、泣き出してしまった。

 朝から不調だったため、昼食時(昼寝前)までに、1日に3錠が限度と主治医から言われていた不安を抑える精神薬(平成20年-春-(5) 参照)をすでに2錠飲んでしまっていたので…

 俺は、この日の夜~翌朝のことを考えると、すぐに最後の1錠を父親に飲ませることはできなかった。

 父親をドライブに連れ出すなどして、なんとかおちつかせたが…

 昼寝前に不安を抑える精神薬を飲んで1~2時間しか経っていないのに、ひどく混乱して不安そうになってしまったということは、不安を抑える精神薬が、あまり効かなくなってきているということなのだろうか?


 父親は家のトイレで、自分でスリッパの履き替えができない、排泄後に下を拭かないことが多くなった。


 父親は、家の居間や食堂でお茶などを飲む時、口に入れるとゆすぐようになり、その後飲み込んでくれればよいのだが、洗面所での口ゆすぎとごっちゃになるのか、湯飲み茶碗やテーブル上に吐き出しそうになることが増えた。

 実際に吐き出してしまうことも、数回あった。


 父親はデイサービス先で、不安そうな、おちつきのない様子や帰宅願望が見られるようになったそうだ。



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平成20年-秋
2009/09/28.Mon

平成20年-秋-(5)

 父親が眠そう・疲れているよう・無気力そうでいて、動いてもらおうとすると強い力で抵抗する、混乱する(怒る)ということが、徐々にひどくなってきた。


 父親は、錠剤の薬をなかなか飲んでくれず、これまでは、とりあえず口には入れて、それからが大変ということが多かったのだが…

 最近は、口に入れることすら嫌がって、時間がかかるようになってきた。

 鼻水・鼻づまりを抑える薬(平成20年-秋-(2) 参照)は、父親が今飲んでいる錠剤の中では一番大きく、そのまま(錠剤の状態で)飲むことはもう無理なようだ。

 砕いてつぶして、ヨーグルトに混ぜて飲んで(食べて)もらうようにした。

 数日に1回は父親の鼻かみや痰吐きがひどくなるので、この薬をやめることはできない。


 父親の食欲が、特に朝、なくなってきた。

 好きなものはなんとか食べるが、そうでないものは残すか、なんとか食べてもらえても時間がかかる。


 父親は、自分でなかなか歯磨きしてくれなくなった。



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平成20年-秋
2009/09/27.Sun

平成20年-秋-(4)

 家での父親の着替えについては、着るほうは、調子が悪くなければ、すぐに着られるような形で家族が服を差し出せば、自分である程度着られる(ボタンはめなど細かいことは厳しいが)。

 パンツやズボンは、少し危なっかしいものの、自分で片足立ちしてはくことも多い。

 一方で脱ぐほうは、ほとんど家族任せになった。


 家での移動誘導は、しばらく前までは、声がけだけでもなんとかなっていたが、今は、声がけに加えて手を引いたりしなければならなくなった。


 トイレについて、家では、父親がトイレに行きたいと思われる言葉を発した時は当然だが…

 それ以外では、父親におちつきがなくなる、前回のトイレからある程度時間が経っている(おおむね3時間以上)、少し長時間の外出をする前といった時に、家族が父親に声がけしてトイレに行く気があるのを確認した上で、トイレに連れて行くようにしている。

 しかし、混乱や抵抗がないのにトイレに行って(便座にすわって)も排泄しない、ということが増えている。

 丸3日排便がない、ということが、この約1ヶ月間に2回あった。


 父親の認知症(若年性アルツハイマー)の定期検診は、約1ヶ月に1回、父親と俺と母親の家族3人で行く形で続いている。

 今回は、主治医が父親の目の前に腕時計などの小物を出して、その名前を口頭で答えるテストだったが、父親はほとんどできなかった。

 また、主治医が父親の手や首を触診して、「少し硬くなっているかな」と言った。

 俺が主治医に、父親の薬(特に錠剤)の飲ませ方について尋ねたら、「水やお湯で飲めないならスポーツドリンクでもかまわないし、それでも無理なら砕いてつぶして粉にして、ヨーグルトなどに混ぜてもよい」とのことだった。



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平成20年-秋
2009/09/27.Sun

平成20年-秋-(3)

 父親の普段の飲み薬は次のようになった。

○アリセプト(平成13年-春-(2) 参照)を毎日朝食後に1錠

○不安を抑える精神薬(平成20年-春-(5) 参照)を毎日朝夕食後に1錠

○膝たたきや鼻かみなどの繰り返しを抑える精神薬(平成18年-秋-(9) 参照)を毎日夕食後に1錠

○鼻水・鼻づまりを抑える薬(平成20年-秋-(2) 参照)を頓服薬として1錠ずつ

 このように薬を変えて、半月ほど父親の様子を見ることにした。

 鼻水・鼻づまりを抑える薬は、一時的に鼻の症状がひどくなっても短時間でおちついた場合は飲ませない、という形にしたら、服用は数日おきになった。


 父親の不安を抑える精神薬については、1日2回(1回1錠)の服用でよさそうだが、朝食(直)後に飲ませると夕食後までもたない感じで…

 朝食後に飲ませたら次は午後3~4時頃、あるいは午前9~10時頃に飲ませて次は夕食(直)後、という間隔なら大丈夫そうだ。

 とはいえ、食後以外の時間に飲ませるのは難しく、朝・昼・夕食後の1日3回飲ませるほうがいいのでは、とも思った(薬を飲ませること自体も一苦労だが)。


 実際に、次のような日があった。

 朝食後に不安を抑える精神薬を飲んでもらい(昼食後は飲ませず)、午後3時頃、家の居間で昼寝から起きて少し経った父親は、ひどく不安そうになった。

 昼寝から起きて「はいよ」と繰り返し言い、他にも何か言いたそうな父親のそばに、俺も母親も、その時どうしてもいられず、父親を無視するような形になってしまったのが、まずかったようだ。

 (父親が不安そうになってから数分後だと思うが)俺は、父親の声に気づいて居間に戻った。

 父親のそばに行ってできるだけ会話し、父親の好きな音楽を聞かせ、不安を抑える精神薬を飲ませるなどしたら、徐々におちついた。

 この日は夜になって、歯磨きしない、夜のトイレで無気力そうに見えて強い抵抗をする、ということがあり、それでいて入浴はなんとかなり、俺も母親も、かえってどうしてよいかわからなかった。



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平成20年-秋
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