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2010/09/29.Wed

TVシンポジウム「認知症とともに歩む 若年性・本人の思いを聞く」を観て

 私(作者)は、2010年7月18日にNHK教育テレビで放送された『TVシンポジウム~認知症とともに歩む 若年性・本人の思いを聞く』を録画して、忙しさにかまけてそのままにしていたのですが、最近になって、やっと観ました。

 認知症専門医の先生が病院で、物忘れが心配で来院した人の話をたくさん聞いて、危険防止のために家電の買い替えについてその人の家族に電話している様子が映像で流れていたところは、ちょっとどうかな、と思いました。

 認知症専門医の人数が少なく、特に地方では、その診察や検査を受けるのに数ヶ月待ちということもあるようです。

 そういった観点からすると、物忘れが心配な本人やその家族の話は、まず、かかりつけの医師が聞いて、その内容を記録し、その記録を、その人の既往症や紹介状とともに認知症専門医に渡すようにして、また、危険防止のための家電の買い替え、といったことについても、かかりつけの医師が対応するようにして、認知症専門医が一人の診察にかける時間はできるだけ短くしたほうが良いと思います。


 出演された認知症専門医の先生が、「若年性認知症の人には、少規模でよいから、若年性認知症の人専用の、できるだけ社会とかかわりを持てるような居場所(施設)が必要」といった、私が以前にこのブログで申し上げていたようなこと(もしも私に… 参照)を、また、「若年性認知症の人が暮らしやすい街は、誰もが暮らしやすい街」という、私も以前から思っていたことを言ってくれたので、うれしかったです。

補足と意見
2010/09/27.Mon

平成21年-秋-(46)

 ショートステイから帰ってきた日の翌日は、デイサービスもショートステイも無い日で、その翌日はデイサービス、その翌日はデイサービスもショートステイも無い日と続いた。

 介護保険の(一割負担でおさまる)限度額を超えないようにするために、今週は、2週前と同じように、デイサービスもショートステイも無い日が2日ある。

 俺と母親にとっては、やはり、きつい。


 その翌日から、父親は3泊4日のショートステイに行ったが、俺は頭痛がするようになった。

 頭痛がするからといって、そう休めるわけもない。

 俺自身の眼科への通院はもちろん、母親の通院、飲食料・日用品の買い物なども俺が自家用車を運転して出かけなければならなかった。


 父親がショートステイから帰宅する日になって、俺の頭痛はやっとおさまった。

 父親が帰宅した時の送迎スタッフさんの話などからすると、ショートステイ中の父親は、今回も、「なんだ、この野郎!」と大声を出したようだ。

 今回は、ミニカセットレコーダーと、父親の好きな曲のカセットテープを持たせていて、ショートステイ中に父親に少し聞かせてくれたら、父親をおちつかせる効果があったらしい。


 俺は、父親の好きな曲のカセットテープ作りを、いろいろ大変なので(平成21年-秋-(45) 参照)、できればやめたかったのだが、ショートステイ先でも効果があるとわかったために、やめられなくなった…



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平成21年-秋
2010/09/25.Sat

平成21年-秋-(45)

 精神病院に通院した日の次の日から、父親はデイサービスが2日続いた。

 父親のデイサービス中に、母親は、整形外科医院に通院した。

 以前からの首と腰の痛みによるもので、いつものように、俺が自家用車で送迎した。


 父親は退院後からずっと、家での歯磨きの際、口ゆすぎの水を飲み込んでしまっていたのだが、最近は、飲み込まずに出してくれることも時折ある。

 父親が家にいて母親が傍で見守っていた時、父親が母親に向かって、めずらしく意味のわかる発語をしたのだが、それが「あんた誰?」みたいな言葉だったので、母親はショックを受けていた…


 父親は、2日目のデイサービスの翌日から、3泊4日のショートステイに行った。

 この期間中に、俺は他に、母親と久しぶりに祖母(母親の実母)が入院している病院に行ってお見舞いをして、また、母親の定期受診で心療内科医院に送迎・付き添いをした。


 父親のショートステイの期間中のある日、俺は、ショートステイ先に電話し、父親のショートステイ先での暴言対策として、家と同じように父親の好きな(かつて好きだった)曲を(父親の部屋で)ミニカセットレコーダーで聞かせてみては、と提案したら、受け入れられた。

 受け入れられたのはいいが、父親の好きな曲のカセットテープは、家に2~3本しかない。

 ショートステイ先でどれだけ聞かせるかわからないし、同じ曲ばかりというのも何だし、ショートステイ先に行く直前や帰ってきてすぐの時も(おちつかない場合が多いので)家で聞かせているから…

 その時は、聞かせる装置は緊急措置としてCDラジカセを使うとしても、もう数本、父親の好きな曲のカセットテープが必要になる。

 俺は、レンタルCDショップや中古CDショップをまわって父親の好きな曲が入っているCDを探し回り、カセットテープを作らざるを得なくなった。

 俺は、20代のほとんどを実家から離れて東京でサラリーマン暮らしていたこともあり(平成12年-夏 参照)、父親の好きな(好きだった)曲というのが、これまで聞かせていた以外では、実は、よくわからない。

 父親は、ジャンルで言えば演歌、歌謡曲、フォークが好きだと思うが、そのジャンルであれば何でもいいわけではなく、そのジャンルの中にも嫌いな(知らないから?)曲があるようで…

 さらに、同じ歌手でも好きな(よく知っている)曲と嫌いな(知らない)曲があるようで、面倒だ。

 父親は失語症状などで、ほとんど会話のコミュニケーションがとれないから、とりあえず聞かせて、その反応を見るしかない。

 好きな曲だろうと思って聞かせてみたら、(嫌いな曲だったようで)いやな顔をされたりおちつきがなくなったりすることが多く、その度に、その曲を却下して別の曲を録音し直すことになる。

 この後、数ヶ月に渡って、試行錯誤のカセットテープ作りが続いていく…



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平成21年-秋
2010/09/23.Thu

平成21年-秋-(44)

 父親が3泊4日のショートステイから帰ってきた翌日は、父親の定期受診のために、いつものように家族3人で、福祉車両の自家用車で精神病院に行ってきた。

 父親は少し眠そうだったが、そのおかげで、わりとスムーズに進んだ。

 診察室では、父親の認知症(若年性アルツハイマー)の主治医が、車椅子に座って眠そうな父親を診察し、次に、俺と母親が前回の診察から今日までの父親について、手紙と口頭で主治医に伝えた。

 今回は主に、また後頭部をぶつけて心配であること、足のむくみが良くなっているように見えることなどを伝えた。

 今日は、父親がわりとおちついているし(眠そうなだけ?)、CT室はすぐに空くということもあり、診察後、以前の話の通りに頭部CT撮影をすることになった(平成21年-秋-(39) 参照)。

 俺は、CT室で病院スタッフが父親をCT台に寝かせるのを手伝うと、スタッフの指示でCT室の外に出た。

 その後5分くらいで検査が終わり、問題なく撮影できたようだ。

 父親は、いつおちつきがなくなるかわからないので、なるべく早く帰宅したい。

 診察の際に主治医と相談して、頭部CT検査の結果は、重大な問題があったらわかった時点ですぐに連絡をもらうことに、そうでなければ次回の診察の際に聞くことになっていたので…

 父親のCT撮影後は、早々に会計と薬の受取りを済ませて帰宅した。



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平成21年-秋
2010/09/22.Wed

平成21年-秋-(43)

 父親の3泊4日のショートステイの初日の夜、ショートステイ先から家に電話がかかってきた。

 父親がまた、誰も見ていなかったほんのわずかな時間に、転倒して後頭部をぶつけたらしい。

 外傷や出血はなく、問いかけに反応があり、血圧も正常なので、しばらく様子を見たいとのことだ。

 俺と母親としては、任せるしかない…


 翌朝、ショートステイ先に電話して父親の様子を聞いたら、元気なので通院させずに様子を見るそうで、俺は、とりあえずほっとした。


 父親の転倒は不意に座り込むような動作から始まり、その後は自分で身体を支えたり、身体を丸めて頭部を守ったりすることができないので、いきなり後頭部をぶつけてしまうようだ。

 あくまでも俺の推測だが…

 父親は、精神病院からの退院直後(入院中?)からしばらくの間、ヒザの曲げ伸ばしがほとんどできなかったが、その硬さで身体を支えていたと思われる。

 身体の硬さでなんとなく立ち続けていられて、不意に座り込んで転倒することもなかったが、その代わり、身体が硬いために日常生活動作がほとんどできなかった。

 リハビリなどによって次第に身体の硬さがとれてきて、できる日常生活動作は増え、ヒザも以前より曲がるようになった。

 一方で、身体の硬さでなんとなく立ち続けていることはできなくなり、必要な時は意思と筋力で立ち続けなければいけないのだが、意思という点では認知症(若年性アルツハイマー)が弊害になり、入院中に落ちたであろう筋力は(まだ)戻らない…

 また、リハビリは下半身が中心で、上半身はまだ硬く、腕で上半身を支えたり、手で頭を守ったり、背中を丸めたりすることはできない。

 これが、不意に座り込むような動作に続いていきなり後頭部をぶつけてしまう原因だろう。

 おちついて座っていてくれるなら車椅子に乗せる方がいいのかもしれないが、父親は車椅子に座らせても立ち上がろうとするので、かえって危険だ。

 父親には、必要な時は立ち続ける、歩き続ける、座り込まない、ということを身体で覚えてもらい、並行して筋力を少しでもつけてもらうしかない。

 本人のストレスにならないように、少しずつ。


 父親がショートステイから帰ってきた日の夜、父親をベッドに寝かせる時、ショートステイ前のものよりもあたたかい布団をかけた。

 冬が近づいていて、寒くなってきたから。



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平成21年-秋
2010/09/21.Tue

平成21年-秋-(42)

 家では俺が父親をトイレに誘導しており、おそらく偶然タイミングが合った時に、洋式トイレで座って排泄してくれることが、たまにはある。

 逆に言えば、そういうことはめったになく、リハビリパンツ内の尿取りパッドに失禁していることが多く、洋式トイレに座る前に急に排尿を始めてしまい、父親の服やトイレ内に尿がかかってパニックになることもある。

 俺は、父親をトイレに誘導した際、洋式トイレで座って排泄してくれなくても、歩行や立ち座りの訓練、リハビリをしたと思うことにした。

 そう思うと、精神的には少し楽になった。

 体力的には、そうはいかないが…


 父親がおちつかない時などに、父親の好きな音楽を聞かせることは、それなりに効果があるので続けている(平成21年-秋-(6) 参照)。

 聞かせる時は、入院中に聞かせたのと同じスピーカー付ミニカセットレコーダーを使っている(平成21年-春-(3) など参照)。

 父親は、俺と母親で父親が家の外に出ないように、転倒や激突もしないように必ず付き添うので家の中だけだが、あいかわらず歩き回る(徘徊する)ので…

 持ち運びが楽で、母親にも簡単に操作できるところが良い。



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平成21年-秋
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