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2011/05/31.Tue

平成22年-夏-(25) 破れたパジャマ

 父親のショートステイ中、他にあったことは…

 俺が家電量販店に立ち寄ったら、扇風機が店頭から消えていた。
 エアコンも展示用のものは並んでいるが、入荷待ちの表示だらけ。

 この猛暑で、冷房商品は売り切れ状態になっていた。

 母親の歯の定期検診があり、俺はいつものように自家用車で送迎した。

 俺は、だるく、食欲がない状態が続いているので、かかりつけの内科医院に行ったら、「猛暑とその中での介護疲れによる、ひどい夏バテ」と診断されて、点滴を受けた。

 点滴の後は、少しましになった。

 叔父(俺の母親の実兄)から電話があり、ずっと入院していた祖母が特別養護老人ホームに移ったそうだ。


 4泊5日ショートステイの5日目の夕方、予定通り父親は帰ってきたのだが…

 送ってきたスタッフさんが、申し訳なさそうに、俺の父親のカバンの中から、大きく破れた上パジャマを取り出した。

 父親が着替え介助の際に強く抵抗したせいであることは、スタッフさんに説明される前に、俺と母親はわかっていた。

 弁償すると言ってくれたが、「そんなことはしないでください。かえって申し訳ない」と俺は答えた。

 もう何年も着たものだし、父親の着替えの際にスタッフさんたちが苦労していることも、俺と母親は、普段の家での父親の着替え介助でよくわかっているから(平成22年-夏-(21) 参照)。



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平成22年-夏
2011/05/30.Mon

平成22年-夏-(24) 理解されない現実

 一日中家にいた翌日から、父親は4泊5日のショ-トステイだった。

 いつものように7:00頃には、父親を介護ベッドから起こした。

 俺と母親で協力しながら、父親の寝ていた時の夏パジャマを脱がせ、テープ式オムツとその中の(多量の尿を吸った)夜用尿取りパッドをはずし、できるだけ拭いてから…

 内側に昼用尿取りパッドを入れたリハビリパンツをはかせ、夏の服を着せた。

 今朝の着替え中の父親は、急に座り込みそうになったり、前へ前へ、つまり父親の前で介助している俺のほうに突っ込んできたり、俺の顔を爪を立ててつかんだり、といった抵抗が、いつもよりさらに多く、強かった。

 9:30頃、ショートステイの送迎車が家に来て、父親を送り出した。

 父親はうなるなど、不機嫌そうだった。


 父親のショートステイ中、俺と母親は、同じ市内に住む数人(最低限の数)の親戚にお中元を届けた。

 そのうちの一つで、俺の父親の現状を話した時、それを聞いた(俺からすると)叔母が、「どうして、そんなに大変なの?」と言い、介護保険などの公的なサービスをもっと利用すればいいだろう、と気軽に続けた。

 俺は怒りを抑え、そういうサービスはギリギリまで全部使っていて、それでも苦しい実情を話したのだが… 叔母は納得しない。

 元公務員であるこの叔母は、“公的なサービスは、大変な人、困っている人をしっかり助けている”と信じきっており、そうでない(若年性)認知症介護の現実を受け入れる気は、全くないようだ。

 俺は、「あんたみたいな人間がいるから、現実の認知症介護が全然良くならないんだ!」と怒鳴りたいのを必死で抑え、母親を促して、その家を早々に出た。



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平成22年-夏
2011/05/28.Sat

平成22年-夏-(23) 猛暑と熱帯夜

 もう、平成22年(2010年)の8月に入っていた。

 昨夜は居間のエアコン(冷房)をつけて父親と母親には寝てもらい、俺は自分の部屋で扇風機だけつけて寝たのだが…

 俺は普段から、精神的なものや疲れでよく眠れないのに、暑さと汗で、さらに眠れなかった。

 まったく今年の暑さは、夜も尋常ではない…

 よく眠れずに朝になってしまったこのような日に限って、父親はデイサービスもショートステイもない。

 父親の体温を10:00頃に測ったら、すでに37度を超えていて、すぐにエアコンをつけた。

 父親は、うなり、歩き回り(徘徊)が多く、介助している俺の腕を、爪を立てて強くつかむこともあったが、うなり声がほぼ怒鳴り声だったことが、俺と母親には一番きつかった。


 一日中家にいた翌日の父親は、デイサービスがあった。

 デイサービス中にも、家と同じような体温上昇があったそうだ。

 この日は、母親が朝から不調だった。

 俺が思い当たる原因がないか聞くと、母親は心療内科から出されている薬を、昨日は減らして飲んだそうだ。

 薬をあまり飲みたくないという気持ちはわかるし、「調子が良かったら一日くらい減らしてみてもいい」という医師の許可もあったが…

 父親が家にいて、しかも猛暑という日にそういうことを試すのは、無謀だと俺は思う。

 夜、父親を寝かせる際、不調の母親は無言で着替え介助を始めてしまい、父親が怒ってしまった…


 デイサービスの翌日の父親は、デイサービスもショートステイもなく、一日中家にいた。

 今日も朝から非常に暑く、9:00頃に父親の体温を測ったらもう37度を超えていたので、俺と母親は、すぐにエアコンをつけたり、スポーツドリンクを飲ませたり、首や脇の下などをアイスノンで冷やしたりした。

 父親は、熱中症のようなだるさが見られるのに、おちつきがなく歩き回る(徘徊する)ことが多いので、なかなか続けて冷やせない。

 それに、今でも身体の傾きがあるので、首も脇の下も、片側が冷やしにくい。

 こんなに暑くてだるそうなのに、父親は、あいかわらずトイレでは、介助している俺が便座に座らせる度に立ち上がる。

 ピック病的な症状もあるのだろうが(平成21~22年-冬-(7) 参照)、若年性アルツハイマーの症状がひどくなる前、自分一人で排尿していた頃に立って用を足していたことも関係あるのだろうか?


 父親のデイサービスもショートステイもない日が週に2日だと、俺と母親は本当にギリギリの状態になる。

 俺は、身体がフラフラで倒れそうだ。

 椎間板ヘルニアの腰は重く、時々強く痛むところに、猛暑と熱帯夜に追い討ちをかけられている…



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平成22年-夏
2011/05/26.Thu

平成22年-夏-(22) ここまでやるのは…

 父親のショートステイ中の別の日には、父親が定期受診している精神病院に俺一人で行き、外来の受付で、障害年金の更新申請に必要な診断書の作成を頼んだ。

 その際、今回提出する診断書の書式だけでなく、最初に(前回)障害年金を申請した時(平成18年-夏-(7) 参照)の診断書の写しなども一緒に渡した。

 父親の認知症(若年性アルツハイマー)の主治医が前回の申請時と替わっている(平成21年-春-(11) 参照)ので、そのようにした。


 3泊4日ショートステイの4日目の夕方、父親は予定通り帰宅した。

 その約30分後、急に強い雨が降り出した。

 父親の傍にいた俺が、「すごい雨だ」と言ったら、失語の父親が「すごい」と続けたので、俺は驚いた。

 21:00頃、いつものように、父親の着替えやオムツ交換を済ませてから、座る高さになっている介護ベッドに父親を寝かせた。

 下から床ずれ予防マットレス、ベッドパッド、シーツ、頭部分にバスタオル・中央に防水シーツと敷いてあり、枕の上には、最近は熱帯夜が多いので(冷蔵庫で冷やしておいた)涼感ジェルを置き…

 そこに俺が、ベッド端に座らせていた父親の身体を、抱えて半回転させるようにして寝かせた。

 父親の腕と脚の曲げ伸ばしをマッサージしながら1~2回ずつ、などのできる範囲のリハビリを少ししてから、父親の身体の上にタオルケットをかけた。

 介護ベッドを操作し、父親の足のむくみ対応で足部分を少し高くして、危険防止のために全体を超低床まで下げてから、サイドレールを設置した。

 いつものことだが、父親がショートステイから帰宅する前に、ベッドメイキングして、布団乾燥機もかけておいた。

 今夜も熱帯夜なので、父親と母親が寝る居間のエアコン(冷房)はつけておいた。


 俺は、父親を寝かせることだけで、ここまで(細かく・いろいろと)やるのは本当につらいし、ここまでやる必要があるのか、とも思っている。

 しかし、専門家のアドバイスを受けて試行錯誤しながら、ここまでやるようになってきて…

 父親が深夜・早朝に目が覚めて(起きて)しまうことが少なくなったし、足のむくみも以前よりは良く、また、関節の拘縮も悪化はくいとめられているようだ。

 だから、やめるにやめられない…



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平成22年-夏
2011/05/24.Tue

平成22年-夏-(21) 上半身リハビリの相談

 一日中家にいた翌日から、父親は、ここしばらく毎週だった4泊5日ではなく、一泊少ない3泊4日のショートステイだった。

 このように減る週は、今月は1回だけだが、介護保険(父親の要介護度3)の限度額を大きく超えないようにするための、やむを得ない対応だった…

 9:30頃にショートステイの送迎車が父親を迎えに来て、今回はわりとスムーズに送り出せた。


 父親のショートステイ中、俺は母親の心療内科の定期受診に、自家用車を運転して送迎しつつ付き添った。


 ケアマネージャーが家に、来月の介護サービス予定表を持ってきた。

 俺と母親は、父親の上半身のリハビリや障害年金の更新について相談した。

 父親は下半身だけでなく上半身の関節も拘縮が強く、介護抵抗もあるので…

 着替えなどの介助をする側はきついし、上着シャツの脇の下が破れることが多いという実害も生じている。

 いわゆる、身体が(ほとんど)動かない人のための介護衣料、身体の横から着せて身体の横で留めるタイプ、上から下まで1本のチャックが通るつなぎタイプなどを使えば、衣類が破れるようなことはなくなるだろうし、着替え介助も少し楽になるだろう。

 しかし、そのようなタイプの服はパジャマにしかないようで…

 一度使い始めてしまうと、関節の曲げ伸ばしをほとんどしなくても服を着せられるのだから、父親の関節の拘縮はさらに進み、寝たきり生活に向かって加速するような気がして、それは避けたい。

 これまで、デイサービス・ショートステイ先でやってもらっている父親のリハビリは下半身中心だったが…

 上半身のリハビリも加えられれば、着替えなどの介助をする側も、父親本人にとっても楽になるのでは、という話をした。



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平成22年-夏
2011/05/23.Mon

平成22年-夏-(20)

 ショートステイから帰宅した翌日の父親は、デイサービスがあった。

 起床時の介助の際、俺は、父親に思いっきり頬をつねられた。

 もともと父親の介護は、不安定な身体を支えながら、抵抗されながらなのでつらいのだが…

 最近の父親は、ショートステイから帰宅した翌朝、その前日まで(ショートステイ中)の朝との違いに少し混乱しているようで、家族の介護・介助はもっと厳しくなる。

 9:00過ぎに父親をデイサービスに送り出すと、俺は、父親が家にいない間に、日用品の買い物などを済ませた。

 今日の買い物では、家で父親に飲み物を飲ませる時のストローが無くなりかけていたので、徳用のストローも買った。

 16:30頃、父親がデイサービスから帰宅した。

 今日は雨が降ったりしてわりと涼しかったせいか、父親の急な体温上昇はなく、その点では介護が少し楽だった。


 デイサービスから帰宅した翌日の父親は、デイサービスもショートステイもなく、家にいた。

 うなり声や歩き回り(徘徊)が多く、介護する俺も母親も、つらかった…



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平成22年-夏
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