FC2ブログ
2012/05/30.Wed

平成23年-秋-(18)

 ショートステイから帰宅した翌日の父親は、(認知症対応型)デイサービスがあった。

 デイサービスから帰宅した後の父親は、時々うなり、手が震え、そして、転倒・激突しそうな不安定さで歩き回る。

 父親の歩き回りを正確に言うなら、椅子やベッド端に座らせて(いて)も、不安定に立ち上がり、歩き回ろうとする。
 そして、転倒・激突しないように、必ず俺か母親がしっかり手引き介助して、ある程度父親の気が済むまで歩き回らせる、ということだ。

 父親は失語症状などでほとんどコミュニケーションがとれないから、「気が済むまで」とは、父親の表情や動きの変化から俺と母親が読み取っているということで、気が済んでいるという確信があるわけではない。

 家でのいつものように21:00頃、父親を介護ベッドに寝かせたのだが、父親はうなり、手が震え、その震える手で頭を掻き、ヒザを立て、頭を上げた。

 今夜の頭上げは、上半身を起こしそうになるところまでいったが、筋力低下や関節の拘縮があり、身体の動かし方もわからなくなってしまった父親には、自分一人で安全に起きられるわけもない。
 上半身が落ちるように戻ったり、サイドレールなどにぶつかりそうになったりと危ないだけで、俺と母親は目が離せない。

 俺と母親は、父親を見守り、介助もしながら父親におちついて眠ってもらおうと、おちつかない原因、理由や対策を考えるのだが…

 ベッドに寝かせる直前まで、座っている時は眠そうだったから、眠くないということはないはず。
 体調も特に問題ない。

 仰向けの姿勢がまずいのか?
 寝かせるのだから、仰向けにするしか仕方がない。
 身体が硬い父親を、横向きに寝かせるのは無理があるし、横向きに寝るということ自体、慣れていないはずだ。

 日によって枕(の高さや材質)を替えてみたり、居間の暗さ(明るさ)を変えてみたりという工夫もしているが、うまくいかない。

 眠剤や(普段飲んでいる分に加えての)精神薬は飲ませたくない。
 ほぼいつも、夜になってベッドに寝かせる直前まで、座っている時は本当に眠そうだから、眠剤を飲ませるのはおかしいだろう。

 精神薬を増やせばおちつかせる、眠くさせるほうにいくだろうが、転倒リスクが高くなるなど副作用が心配だ、と父親の認知症(若年性アルツハイマー)の主治医に言われている。

 どうすればいいんだ…

 今夜もおちついてくれるまで、1時間以上かかった。
 おちついたとはいえ、完全に眠ってくれたかどうか微妙だし、これまで何度か、おちついたと思ったら再び不穏になる、体動がひどくなるということがあったので、しばらく俺と母親は、交代しながら父親を見守る必要があった。

 その後、俺はやっと、今日の昼の内にできなかった分の、父親の明日のデイサービス準備にとりかかった。

平成23年-秋
2012/05/29.Tue

平成23年-秋-(17)

 父親のショートステイ中、俺は自分の身体の問題で、整形外科医院と皮膚科医院に行ってきた。

 整形外科医院で俺は、父親の介護負担が減らないとはいえ、(普通の、骨や筋肉の痛み・炎症に効く)痛み止めの飲み薬やシップを続けてもそれがほとんど効かなかった股関節痛と、そこが元になって身体の他のあちこちが痛くなっていることを訴えた。

 先生の診断は、股関節痛については、痛み止めの飲み薬やシップを続けても効かなかったのであれば…

 約4か月前のMRIでわかった炎症(平成23年-夏-(4) 参照)が痛みの主な原因ではなく、約一年半前のMRIでわかった腰の椎間板ヘルニア(平成22年-春-(32) 参照)が、徐々にひどくなって股関節につながる神経部分に悪さをしている、圧迫している「坐骨神経痛」が強く出たと考えた方がいいだろう。

 その股関節とほぼ同じ時期から同じように続いている、同じ側のヒザの痛みも坐骨神経痛だろう。

 ということで、痛み続いているほうの股関節とヒザについては坐骨神経痛の薬を飲むことになり、その他の痛い部分については痛みが強く出た時に、これまでと同じ痛み止めを飲んだりシップを貼ったりして、様子を見るよう指示された。

 すぐ近くの薬局で薬を受け取ったのだが、坐骨神経痛の薬は高い…
 股関節とヒザの痛みがひかなかったら飲み切ってやめることにして、今回は仕方なく購入することにした。


 皮膚科医院では、蕁麻疹などいろいろな皮膚の問題をまとめて診てもらい、薬も多めに出してもらった。
 少しでも通院回数を減らし、医療費を節約するためだ。


 前回のショートステイ中に相談した、父親への家庭訪問調査をした特養(特別養護老人ホーム)における入所待ち順位がどうなったかについて、ケアマネ(ケアマネージャー)さんから我が家に電話があった(平成23年-秋-(13) 参照)。

 ケアマネさんによると、この特養では入所待ち順位を決めるための会議が2か月に1回のペースで開かれていて、前回の会議が父親の訪問調査の直前だったために、この訪問調査をふまえた会議が行われるのは、その時点から約2か月後、今からだと約半月後になるそうだ。

 だから、今から半月後くらい、遅くとも1か月後までには、俺の父親のその特養における入所待ち順位が決まって連絡もあるはず、とのこと。


 4泊5日ショートステイ5日目の夕方、父親は予定通り帰宅した。

 夜、俺の弟が我が家(弟にすれば実家)に来て、いた間は父親の介護を少し手伝ってくれた。

 短い時間だったし、普段介護をしていない弟に多くは求められないが、それでも俺と母親にはありがたかった。

平成23年-秋
2012/05/28.Mon

平成23年-秋-(16)

 一日中家にいて訪問リハビリがあった翌日から、父親は4泊5日のショートステイだった。

 起床時のオムツ交換の際に父親は、テープ式オムツの中の夜用尿取りパッドに、多量の尿と少量の軟便をしていた。

 この便は、一昨日の夜に飲ませた下剤に反応したものだろう。

 うまくタイミングが合えば、朝食後などのトイレで座って排便してくれることもあるのだが、今回のように起床前(深夜か早朝)に便失禁してしまい、起床時のオムツ交換が大変になることの方が多い。

 今日は、朝食後のトイレで残りを出してスッキリしてくれたようなので、まだ良かった方だ。

 9:30頃、ショートステイの送迎車が予定通り我が家に来たのだが、今日の早朝よりも寒くなっていた。

 父親には秋服をしっかり着せていたが、それでも玄関から送迎車までの間は寒かったようで、表情が少し険しくなっていた


 父親のショートステイ中、ようやく俺は扇風機を片付けた。

 最近の俺は、特に父親の身体介助をする際に、自分の身体の痛いところをかばう動きをしてしまい、かばうことで負担のかかる身体の別の部分が痛くなってしまい、そこをかばって負担のかかる他の部分が痛くなる、という悪循環に陥っている。

 そんな状態でも、なかなか身体を休められない。

 父親のショートステイ中のいつものように、自家用車を運転して、母親と一緒になるべく効率よく、日用品の買い物回りをした。

 母親が自家用車を運転できたら、俺の代わりに母親の足になってくれる人がいたら、あるいはここが、スーパーや医院などいろいろなものが近くにある、公共交通機関が使いやすいなど自家用車をあまり使わなくて済む地域だったら、俺の負担はだいぶ減るのだが…

平成23年-秋
2012/05/27.Sun

平成23年-秋-(15)

 ショートステイから帰宅した翌日の父親は、(認知症対応型)デイサービスがあった。

 父親は朝食後の歯磨きの際、口ゆすぎ水を出しも飲み込みもしてくれなくなり、デイサービスの送迎車が我が家に来た時になっても、その状態が続いていた。

 俺は送迎スタッフさんに事情を伝えた上で、不機嫌そうに口を閉じたままの父親を送り出した。


 夕方、デイサービスから帰宅した際、送迎スタッフさんから、俺の父親が朝の送迎車内で、口に入れ続けていた水を吐き出してしまったという話があった。

 帰宅後の父親は、身体の横への傾きが強かった。


 一番最近の排便日時から計算して、今日の夜が下剤を飲ませるタイミングなので、少量のスポーツドリンクと一緒に、(下剤に頼らなければ排便できない)父親に飲ませた。

 排便状況にもよるが2~3日に1回は飲ませなければならない上に、そのタイミングや量を間違えると、すぐに便秘やひどい下痢になり、その便秘や下痢が精神に悪影響を及ぼしてしまうので、下剤の服用には本当に気を使う。

 この下剤は、本来なら少量の水またはぬるま湯といっしょに飲むものなのだが、苦い液体の薬なので、水かぬるま湯では、父親は吐き出すか、飲み込んでくれたとしても怒るのは目に見えている。

 だから、歯には良くないとわかっているのだが、甘めのスポーツドリンクを使っている。


 父親をいつもの就寝時刻に介護ベッドに寝かせたが、うなる(うめく)、手が震える、頭を上げる、頭を(関節の拘縮が小さい方の手で)掻く、上半身が傾いていくなどするので、俺と母親は、父親が寝つくまで目が離せなかった。


 デイサービスの翌日の父親は、デイサービスもショートステイもなく、一日中家にいた。

 今日も父親は時々うなる、手が震える、身体が(横や前のめりに)傾く、不安定に歩き回る。
 「時々」といっても「頻繁」に近いし、急に始まるから、俺も母親も対応に追われまくる。

 俺は、父親の身体介助がきつく、また、痛み続けている股関節とヒザをかばってしまうからだろう、その逆側の腰、尻、太腿まで痛くなってきた。


 午後、予定されていた時間に訪問リハビリがあった。

 訪問看護ステーションから我が家に来たのは、前回は最初ということで2人だったが、今回から1人で、今日はOT(作業療法士)さんだ。

 父親は、健康チェックの後、椅子→ベッド端の順で、座らせた姿勢でのマッサージや関節の曲げ伸ばしなどのリハビリを受けた。
 前回のことがあって、ベッドに寝かせてのリハビリはなかった。

 父親は、眠そう、気持ちよさそうに受けていた。

 一時間の訪問リハビリが終わってOTさんが帰った後、しばらくの間、父親の姿勢は良かったのだが、その後は徐々に傾いていった。

平成23年-秋
2012/05/26.Sat

平成23年-秋-(14)

 父親のショートステイ中、俺は、また腰の痛みが強くなってきた。

 股関節とヒザが痛み続けている方の逆側で、それら元々痛いところをかばってしまっていたからだろうか。


 介護ベッドのレンタルなどでずっとお世話になっている福祉用具会社の人が、我が家に来た。

 先日サイズ合わせをしてもらい、そのまま父親が履き続けている、以前のものより通気性が良く、サイズが一つ小さくなった介護シューズ(平成23年-秋-(10) 参照)の代金を母親が支払った。

 俺は、父親の身体の傾き・不安定さを改善できて、かつ家族が介助しやすい、父親が家で使う「椅子」を検討してほしいと頼んだ。
 もちろん、ケアマネ(ケアマネージャー)さんや訪問リハビリのスタッフさんらと連絡を取り合ってもらった上で。

 2つの要件を済ませた後、父親が要介護5になったのにもかかわらず、特養(特別養護老人ホーム)に入所できる見通しが全く立たないことを、俺と母親が福祉用具会社の人に言うと、「東日本大震災の影響が大きいのでは」という答えが返ってきた。

 多くの特養に出入りしているからわかるらしいが、「甚大な被害が出た被災地から避難してきた要介護者が、この地域にも何人かいて、その人たちが優先的に特養に入所して、一方で、俺の父親を含むこの地域の入所待機者は、元から住む家があるという理由で入所を後回しにされているようだ」という話だった。


 福祉用具会社の人が帰った後、俺は考えた。

 震災で、暮らしていた家や介護施設を追われた重度の要介護者たちが、この地域の特養に優先的に入所することは、仕方がないだろう。

 ただ、復興が早く進めば、進んでいれば、その人たちの多くは元いた地域に帰れる、帰りたいはずだ。
 つまり、復興が進めば、俺の父親の特養入所待ち順位は上がるはずだが…

 最近は、議員が復興より政争を優先させ、しかも、復興予算の成立を駆け引きの材料にしていて復興予算がなかなか決まらず、復興がさらに遅くなっている…


 4泊5日ショートステイ5日目の夕方、父親は予定通り帰宅した。
 今回のショートステイの父親は、何度か興奮することがあったという。
 いつものように、父親に排便があった日時と、下剤を飲ませた日時についても連絡を受けた。


 俺は、腰の痛みがひかないうちに、家での父親の介護が始まってしまった。
 父親を介護する時は、これまでと同様、腰ベルトをしっかりつけているが、その効果は限定的だ。

平成23年-秋
2012/05/23.Wed

平成23年-秋-(13)

 デイサービスが2日続いた翌日から、父親は4泊5日のショートステイだった。

 起床時のオムツ交換の際に父親のお尻を見たら、昨夜の赤みはだいぶひいていて、これについては俺も母親も、ほっとした。

 9:30頃、ショートステイの送迎車が我が家に来て、俺が父親に声をかけて玄関まで歩行介助しようとしたら、急にうなられた。


 父親のショートステイ中、俺は自家用車を運転して、定期受診する母親を送迎しつつ同行した。

 心療内科医院の近くの薬局で、処方がずっと続いている精神安定剤などの薬を母親が受け取った後、そこから眼科医院に向かい、ここでは俺も受診した。

 眼科医院では俺も母親も、これまでと同じ目薬を続けるよう先生に言われ、眼科医院の近くの薬局で、その目薬を受け取った。

 ガソリンの節約もあって、眼科医院の後、家までの途中にあるスーパーに立ち寄って買い物して、それから帰宅した。


 蕁麻疹がいつまでも治らない俺は、皮膚科医院で処方されてずっと飲み続けている薬を、1日だけあえて飲まなかった。
 通院している皮膚科医院の先生から、薬を飲んでいて症状がおさまっているなら、治っている可能性もあるから、一度飲まないで様子を見るよう言われていたからだが…

 全然治っておらず、かゆみや赤みがひどくなってしまった。
 また飲み続けるしかない。

 この薬は同じ効能の物の中では一番俺に合っているようなのだが、それでも副作用で少しだが眠気やだるさが出ているようなので、できることなら飲みたくない。


 ケアマネ(ケアマネージャー)さんが我が家に来て、俺は来月の介護サービス予定表を受け取った。

 年末のショートステイの予約についても相談した。

 年末年始はデイサービスが休みになってしまうが、通常のショートステイ予定のままだと、父親が2~3日連続で家にいることになってしまい、それでは俺も母親もつぶれる…

 父親が家にいる日が連続しないように予定を調整して、ケアマネさんが来月にその予約をしてくれることになった。

 年末までに父親が特養(特別養護老人ホーム)に入所できれば、こんなことで悩む必要はなくなるのだが…

 そういえば、1か月以上前に俺の父親の様子を見に来た特養の入所担当者さんから、それ以降、我が家に一切連絡がない(平成23年-夏-(43) 参照)。
 ケアマネさんの方はどうかと聞いたら、そちらも連絡がないそうだ。

 ケアマネさんが、俺の父親の入所待ち順位がどうなったかについて聞いてくれることになった。

平成23年-秋
 | HOME | Next »