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2015/02/28.Sat

平成25~26年-冬-(6)

 年末年始の期間が終わってすぐ、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)で、伝染性の病気が発生した。

 その病気にかかったのは数人で拡大はくいとめられたようだが、念のために入居者家族は面会を控えてほしい、という内容の連絡が来た。

 父親はその病気にかかっていないということで、その点は安心した。


 父親と面会できない間の俺は、母親のためにしなければならないことがある時間以外、つまり自分の時間のほとんどを、勉強と自分の通院にあてた。

 いつまでたっても治らない、おそらく一生付き合っていかなければならないアレルギー・蕁麻疹と、冬の強い冷え症状を診てもらうため、皮膚科医院を受診した。

 これまでと同じ薬を出してもらうしかないのだが、薬をジェネリックにする、なるべく多い日数分を出してもらう(通院回数を減らす)など、できる節約は続けている。


 俺が通院したのとは別の日、母親に厄介な皮膚症状が現れてしまったので、俺が自家用車で送迎して、母親も皮膚科医院を受診した。

 症状がおちつくまで結構な日数がかかったものの、治ったようなので、良かった。


 1月中旬に俺は、歯科医院にも行って定期検診を受けたが、昨年の夏の激痛(平成25年-夏-(14) 参照)の原因である、ずっと深く埋まっていながらも隣の歯を圧迫して痛みを引き起こしていたという面倒な親知らずが、顔を出してきたというのだ。

 その親知らずの見える部分はほんのわずかなので、まだ抜けず、もっと出てくるのを待つしかないが、出てこないうちに再び激痛が走ったら、やはり全身麻酔の手術で抜くしかない、というような先生の話だった。

 俺としては、いつ再びあの激痛が出てもおかしくないという不安はあるものの、入院・全身麻酔の手術ではなく通常の(?)抜歯でなんとかなる可能性が出てきただけまし、と思うことにした。


 父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)から、父親の先月分の請求書や生活記録が届いた。

 12月中の父親は、全体的には穏やかに過ごしていて、笑顔や発声(声がけに対する反応?)が見られる時もあったそうだ。



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平成25~26年-冬
2015/02/21.Sat

平成25~26年-冬-(5)

 年末年始も週2回くらい母親と一緒に、特養(特別養護老人ホーム)に入居している父親に会いに行った。

 年末には、仕事が年末年始休みに入った弟と二人で行くこともあった。

 この時期は毎年そうだが、特養は休日体勢でスタッフさんの数が少ない状況が続いて一人一人の負担が大きくなり、また、訪問マッサージも休みになるので、父親の姿勢や動きはより硬く、不安定になってしまう。

 そのせいだろう、父親の額に擦り傷が見られた時があって、スタッフさんに聞いたら、介助中に父親が不意にバランスを崩して、スタッフさん一人では支えきれず、額を壁にこすってしまったそうだ。


 平成26(2014)年の元日に面会した時は、和菓子を食べさせてもらった直後だったからだろう、俺と母親が「あけましておめでとう」と声をかけても、口をパクパクさせるなど、もっと食べたいというような反応が返ってくるだけだった。

 会話ができず、コミュニケーションがほとんど取れなくなって久しい。
 「もっと食べたい」ということが、なんとなくでもわかるだけ幸せなのだろう。


 父親とのこと以外の俺の生活は、年末年始だからといって特に変わらない。

 世間一般の年末年始らしいことは、我が家では最低限。

 時々足を引きずる母親の外出(主に通院や日用品の買い物)の際には、自家用車で送迎。
 腰や足の痛みはあいかわらずで、それが強くなる不安にも耐えながら、腰ベルトをしっかりつけて掃除や雪かき。

 それ以外の時間は、難関資格(レベル)の勉強をするのみ。

 ただ、今回は喪中(平成25年-秋-(23) 参照)だったから、年賀状はほとんど届かず、その対応に追われずに済んだのは助かった。



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平成25~26年-冬
2015/02/14.Sat

目次の「小規模多機能サービスは、ダメだった」について

 『目次』の項目の一つ、= 平成20年-春  小規模多機能サービスは、ダメだった =について、この「ダメだった」は主に、小規模多機能サービスがこのブログ本編に登場する‘父親’に合わなかったという意味で使っていますが…

 私(作者oretomo)は‘父親’に限らず、アルツハイマー病のように(今のところ)治すことができず進行も止められない認知症の人には、小規模多機能サービスは合わないと思っています。

 東日本大震災の発生後、避難を余儀なくされた認知症の人の多くが症状を悪化させたり認知症が進行したり、認知症でなかった人が認知症を発症したりということがあったのを、覚えていらっしゃる方も多いでしょう。

 つまり、認知症の人は環境の変化に弱く、急な環境の変化は認知症の発症・悪化・進行につながってしまう傾向があるということです。

 現在の小規模多機能サービスは、利用を開始する際、それまで担当していたケアマネジャーから小規模多機能サービス専属のケアマネジャーに切り替えなければならず、また、それまでのデイサービスを徐々に減らして小規模多機能サービスの利用を増やしていく、といった移行期間を設けることができません。

 さらに、治すことができず進行も止められない認知症の人は、最初は小規模多機能サービスの通い・泊まり・訪問などをバランスよく利用できたとしても、徐々に泊まりの利用を増やさざるを得なくなり…

 泊まりだけ利用の人が大部分になったら小規模多機能サービスは機能しなくなりますから、そういう人はショートステイが充実している施設やグループホーム、老人ホームに移らざるを得なくなるのですが、この場合も移行期間を設けることができず、ケアマネジャーも交代します。

 つまり、必ず2回の急な変化があり、認知症を悪化させるリスクが高いので、「治すことができず進行も止められない認知症の人には、小規模多機能サービスは合わない」と言わざるを得ないのです。


 もちろん私は、どんな事業所・施設かにもよりますが、小規模多機能サービスそのものを「ダメ」という気はありませんし、治せたり進行が止められたりする病気・障害の人や、急な変化に対応できる人にとっては、メリットの方が多いのでしょう。

 治すことができず進行も止められない認知症の人についても、小規模多機能サービスを利用する前のケアマネジャーが引き続き担当できたり、移行期間を設けたりすることができるなら悪くないのでは、と思っています。


 ちなみに私の(若年性認知症についての)理想は、以下の記事で述べたものです。

  もしも私に…
  もしも私に…-(2)
  若年性認知症専門のデイサービス



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補足と意見
2015/02/07.Sat

平成25~26年-冬-(4)

 俺と母親が(俺の)弟一家と一緒に、特養(特別養護老人ホーム)に入居している父親に会いに行く時があった。

 これまで何度か弟が面会してくれたことはあったが、弟の奥さんや子供たちも一緒に面会してくれたのは、今回が初めてだ。

 1歳の子が初めて会う人、初めて訪れる所でも、おちついていられるようになったことが大きい。

 といっても長時間は無理だし、いろいろ配慮も必要だ。

 俺は事前に特養のスタッフさんに事情を話し、施設の一室を面会場所として使わせてもらうことにした。


 その面会の当日、自家用車はそれぞれの一家で乗ったが、一緒に施設に行き、母親と弟一家には用意していた部屋で待っていてもらい、俺が一人で特養スペースに父親を迎えに行った。

 父親はうつろな感じで、なんとか車椅子に乗せて、みんなが待っている部屋に誘導したが…

 初めて、あるいは久しぶりに会う孫たちが目の前に来ても、反応が無かった。

 父親の若年性アルツハイマーが最重度と診断されて久しい。
 会話なんて最初から期待できないことはわかっているし、自分の孫ということも理解できない・忘れたかもしれないが、笑顔で接してくれる子供たちに対して、表情の変化だけでも見せてほしかった。

 そう望む俺が間違っているのか…

 特養のスタッフさんが用意してくれたお茶を一緒に飲んだり(父親には母親が飲ませた)、父親と弟一家が一緒の写真を撮ったりしたが、父親は、ずっとぼんやりしていた。

 俺が父親を特養スペースに送り届け、スタッフさんにお願いしてから、みんなのところに戻って、一緒に帰った。


 父親が孫に会えただけで良かった、と思うしかないだろう。

 ただ、弟一家が要領を今回でわかってくれただろうから、次回は、俺と母親が早めに父親と面会して、少し歩かせたり、整容面の介護をしたり、音楽番組を見せたりし終えた頃に、弟一家に施設に来てもらうようにしてみよう。

 その方が、父親が孫たちに反応してくれる可能性が高まる気がする。

 近いうちに「次回」があればの話だが…



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平成25~26年-冬
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