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2015/07/26.Sun

平成26年-春-(10)

 4月下旬も俺は週2回くらい母親と一緒に、特養(特別養護老人ホーム)に入居している父親に会いに行った。

 俺と母親はスタッフさんに、父親が2~3月の特養でのイベントの際に撮影してもらった写真を注文して、数日後の面会で受け取った。

 父親は、眠そう・だるそうな時もあれば、手が震えたり、反応を見せたり、うなり声を上げたりする時もあった。

 排尿間隔が長すぎる問題で、父親は念のために血液検査と尿検査を受けたが、特に問題は無かったそうだ。


 父親が入居している特養で、特養入居者家族会の総会や懇親会があり、俺と母親は参加した。

 参加者家族の中に俺と同世代の人は今回もいないと思うので、俺は気が進まなかったが… 参加したら、やはりそうで、俺は完全に浮いていた。

 受付で年会費を納め、そして、この介護施設の(ホール以外で)一番広い会議室に行き、そこでの総会に参加した。

 総会では、毎年のことだが、施設長から制度改正の話があった。

 この「改正」が誠実に努力している人々を徐々に苦しめていく「改悪」であることも、例年どおりだ。

 そんな中でも施設長は、施設をより改善し、サービスの質・量を落とすことなく節約できるところは節約して、新しいことにも挑戦したいと述べた。


 総会の後に、町などの名称で分かれている特養の棟・グループごとに入居者家族が分かれての懇親会があり、次のような話だった。

 父親が入居しているグループには30人くらいいて、満床。
 そして、入居者もスタッフさんも、女性の数が圧倒的に多い。

 入居者を食事について分けると、胃ろう・鼻からの経管栄養・半介助が2~3人ずつで、父親も含む全介助は全体の4分の1くらいで、安全のためにも全介助の入居者一人に対してスタッフ一人がつくよう(一対一)にしたいが、スタッフさんの数が少なくて無理ということだ。

 介助なしで食事できる人が全体の半数くらい、という話に俺は驚いた。

 食事や排泄がほぼ自分一人でできて、認知症などの精神・周辺症状が強くなければ、特養でなくても生活できると思うが…

 しかし現在の制度では、自分一人でできる入居者がそれなりの数いないと、スタッフさんたちの負担は激増するだろうし… 難しいところだ。

 懇親会は畳の部屋で、正座していた俺は坐骨神経痛が強くなってしまった。



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平成26年-春
2015/07/25.Sat

平成26年-春-(9)

 4月中旬になると、俺の花粉症の症状が強くなり、きつい…
 腰痛が強くなることもあった。

 俺は皮膚科医院に行って、医療費を節約するために、なるべく多くの日数分の薬の処方だけ頼んだ。


 父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)から、父親の先月分の請求書や生活記録が届いた。

 3月中の父親は、全体的にはおちついて過ごし、笑顔や反応が見られることもあったようだが、歩行や姿勢の不安定さ、排尿間隔の問題などもあったようだ。


 母親は、脳の定期MRI検査(平成25~26年-冬-(7) 参照)があって、俺が自家用車で送迎した。

 結果は、大きな変化はなく経過観察でもいいのだが、約1か月後に更に精密な検査を受けることを先生に勧められたそうだ。


 別の日に母親は、皮膚の一部が真っ赤になり、俺は急いで自家用車で皮膚科医院に送った。

 診察結果は、一種のアレルギーらしく、薬で治まるものの今後も発症を繰り返す可能性が高いらしい。

 つまり、母親の通院回数、イコール俺が自家用車で送迎・同行する回数が増えることになるわけだ…


 母親の兄弟(俺からすると叔父)が入院して、慌てて見舞いに行くということもあった。
 わりと短期間の入院で済んだが、再発の危険もあるらしい。


 俺は、もっと試験勉強しなければいけないのだが…



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平成26年-春
2015/07/25.Sat

平成27年の夏の雑感-2

○ 新国立競技場
 計画が一度白紙に戻ったことは良いと思いますが、また同じことを繰り返しそうな不安があります。

 そもそも、外観や構造、費用の大きさなどで世界一のものを造る必要があるのでしょうか?

 斬新なものを造る時間や資金はもう無いはずですし、外観が地味で構造がシンプルでも…

 この国の、実績があって世界に誇れる品質管理・保守点検にかかわる技術を結集し、維持管理・修繕費が(施設規模に対して)世界一安い・低いものを造る、ということではダメなのでしょうか?

 外観が地味で構造がシンプルであればあるほど、維持管理費は低く抑えられるという点もありますが。

 この国の、実績があって世界に誇れる環境・エネルギー技術を結集し、自然エネルギーによる自家発電能力が世界一のものを造る、ということではダメなのでしょうか?

 私(このブログの作者oretomo)は、建設開始からオリンピック開催期間にかけて、首都直下型地震や南海トラフ地震、富士山噴火などが発生した場合の対策がちゃんと考えられているのか、ということも気になっています。

 特に開催期間中の、世界から大勢集まっているであろう競技関係者や観客の避難計画という点で。


○ 都会の高齢者の地方移住
 今年(2015年、平成27年)の6月に新聞やテレビで、「東京圏で高齢者が急激に増加する問題への対策として地方への移住が提言された」という報道がありました。

 その中に、医療・介護・福祉が充実していて、東京圏の高齢者を受け入れる余裕があるという複数の地方(の地域)が挙げられていて、‘俺’の住む市とその周辺の自治体を合わせた地域もその中に含まれていました。

 「テレビのウソ」の流れからすると(平成26年-春-(3) 参照)、‘俺’の住む市とその周辺の自治体を合わせた地域は、「医療・介護・福祉が充実していて、東京圏の高齢者を受け入れる余裕がある」ということになってしまうのは、当然でしょう。

 しかし現実は、そんな余裕はないはずです。

 このブログ本編の‘父親’が入居している特養(特別養護老人ホーム)の人手不足感などからも地域の現実の厳しさが充分うかがい知れます。

 このまま現実が伏せられ続けて、やがて東京圏の高齢者が、医療・介護・福祉が充実しているとは言えない、受け入れる余裕もないその地域に移って行ったら、混乱やトラブルが起こってしまうと思います。


○ テレビでウソをついた側(?)のその後~平成27(2015)年7月下旬(現在)まで
 ‘俺’の住む(地方自治体としての)県は、県立学校の教員を含む職員の不祥事が続きました。

 地域の認知症の介護家族会は、県から委託されて認知症カフェをオープンさせましたが、オープンから3か月以上経ってからオープン式典を開いたなどの報道から、うまく立ち上がらなかったことが推測されます。

 ‘俺’の住む(地方自治体としての)市は、全国ニュースにもなった事故で訴えられて…
 結局、ご遺族への正式な謝罪もなく、誰も責任をとらず、市民への説明もなく市民の税金で賠償だけする、という対応をしました。

 ウソがあった番組を放送したテレビ局のキー局は、別の番組のやらせ(?)で大きな批判を受けました。

 ‘俺’が「テレビのウソ」について話し、追求するよう頼んでも断ったテレビ局(平成25年-秋-(24) 参照)のキー局は現在、視聴率の低迷に苦しんでいるようです。

 それぞれ原因・理由・事情はあるのでしょうが、やはり、結果的にかもしれませんが「テレビのウソ」に協力してしまい、その後も、しっかりと謝罪・反省・指摘・批判などをしてこなかった姿勢・体質が問題の根底にあるような気が、私はしています。

 最後に、もう一人のことを付け加えます。

 ある認知症の当事者夫婦がテレビで「アルツハイマー型認知症と(確定)診断されたのは(テレビ放送の)6年前」というウソをついた時、その隣に映っていたのは、この当事者の主治医で、1年前にアルツハイマー型認知症と(確定)診断した認知症の専門医であると同時に…

 長年、この地域の認知症で本当に苦しんでいる・困っている本人とその家族・介護者の多くから、「いい先生」と慕われてきた地元の(国立)大学医学部附属病院の医師で、また、その大学医学部の「准教授」でもあり、地域の認知症の権威として尊敬され、地域のテレビや新聞・講演などに多く出て、認知症を正しく伝えてくれることも期待されていました。

 だから‘俺’には、この医師がウソに積極的に加担していたとは思えず、むしろその人柄(の評判)や立場を利用されただけという可能性が高いと思われ…

 地域の認知症にかかわる専門家の中で最も発言力のある人でもあったので、この医師がテレビのウソを指摘・訂正してくれることを‘俺’は最も期待していました。

 この医師ほどの人が何も言わなければ、地域の他の(少ないかもしれませんが必ずいるであろう心ある)専門家は発言しにくいでしょうし、いわんや‘俺’ではどうしようもない、とも思っていたのですが…

 その医師はテレビのウソについて(公には)何も語ることなく、そのテレビ放送から一年も経たない平成26(2014)年の夏に、他県の(県立)大学病院に行ってしまい、そこで「教授」になりました。

 人によって捉え方や意味合いは違うと思いますが、この地域の認知症医療にとって(ひいては介護や福祉にとっても)、テレビのウソがもたらした非常に大きな損失であったことは間違いないでしょう。



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補足と意見
2015/07/18.Sat

平成27年の夏の雑感

○ 介護の負担増加
 今年(平成27年、2015年)の8月から、介護にかかるお金の本人・家族の負担が増えます。

 その中で私(このブログの作者oretomo)が一番ひっかかっているのが、一定以上の貯蓄などのある人が介護費用の軽減を受けられなくなることです。

 一定以上の貯蓄が無いことを証明するために、貯金通帳のコピーなどを提出しなければならないようですが、当然、提出する側には時間的・物理的・精神的負担があると思います。

 人口の少ない地方の市町村では、そういう情報を提出する人にとって、受け取る役所の人が身近である(ご近所だったり顔見知りだったりする)可能性が、都会の自治体よりずっと高いでしょう。

 身近ではあるものの貯金額までは知られたくない、と思う人が多いのではないでしょうか。

 年金情報の流出があったばかりで、ちゃんと情報管理されるのか? という不安もあります。

 指定されている一定額を少しだけ超えている人と大幅に超えている人が同様に扱われるというのも、どうかと思います。


○ 安保法案・安保法制
 安全保障法制・集団的自衛権行使容認についての私の考えは、以前の記事(安全保障法制・集団的自衛権行使容認について安全保障法制・集団的自衛権行使容認について-2 参照)で述べた通りです。

 現在の安保法案が成立してしまったら、その後には、職業訓練徴兵制度みたいな話が出てくるのでしょうか?

 もちろん、そんなことにはならないでほしいですが…


○ ふるさと納税
 ふるさと納税は「ノーリスク・ハイリターン」と言われ、人気は高まるばかりです。

 しかし、本当にノーリスクでしょうか。

 ふるさと納税は「税」と言っていますが、実際は「寄付」です。

 本当に困っている・苦しんでいる人を誠実に支援してきた団体などへの寄付が減っているようで、減った分(の一部)はふるさと納税に回っているのではないか? ふるさと納税は本当に困っている・苦しんでいる人たちを追いこんでいるのではないか? という疑問があります。

 ノーリスクと言えないもう一つの理由は、具体的な例を挙げますが…

 昨年(平成26年、2014年)の1月、あるところで中学生が自殺し、いじめが大きな原因であったと思われるその背景、そこの地方自治体の対応の遅さ・まずさも含めて全国的に報道されて、その後もインターネット上には情報が掲載され続けましたが…

 その直後あたりから、その地方自治体がふるさと納税のお返しを豪華にしたことが大きな要因のようですが、ふるさと納税額が急増し、2014年度の金額も件数も全国のトップテンに入り、2015年度の金額・件数も好調らしいです。

 ふるさと納税をする人は、プレゼント(ふるさと納税のお返し)のことしか考えていないのでしょうか? 納税先の自治体で起きた事件・事故・問題などは、どうでもいいのでしょうか?

 当然、この自治体はふるさと納税対応を頑張り、この自殺への対応は後回しにされ、調査は進まず、第三者委員会の設置も遅れに遅れ、現在(平成27年、2015年の7月中旬)に至っても第三者委員会の調査結果が出ていないようです(中間報告はあったようですが)。

 多くの人が「こんな自治体に、ふるさと納税はできない」と普通に考えて納税(寄付)を控えてくれれば、調査はもっと早く進み、原因や責任も既に明らかにされていたでしょう。

 そうなっていたら、最近の岩手の中学生の自殺も防げたかもしれません…

 ふるさと納税は、中長期的には多くの人を苦しめる可能性があり、また、応援されるに値する(しっかり市民の方を向いて仕事をしている)自治体が厳選されて納税(寄付)される形でなければ社会が歪んでしまうだろう、というのが私の結論です。


○ NHKスペシャル“認知症800万人” 時代
 今年の4月から、NHKの認知症についての伝え方・番組が少し変わったようです。

 NHKスペシャル“認知症800万人” 時代シリーズ(NHKスペシャル“認知症800万人” 時代「母と息子 3000日の介護記録」を観て-3 など参照)は、もう放送しないのでしょうか?

 もう放送しないのであれば、中途半端な期間・回数・時期で終わった印象が残ります。



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補足と意見
2015/07/12.Sun

平成26年-春-(8)

 4月上旬は、朝はけっこう冷えるが、昼はわりと暖かくなって花粉の飛散量も増える、という気候だった。

 俺は気温の変化に合わせて、しもやけを防ぐ・緩和する漢方薬を減らし始めた。

 また、坐骨神経痛が少し良くなったような気がしたので、薬の飲む量を少し減らしてみた(整形外科の先生に自分で調節して良いと言われている)が…

 減らすと太もも裏などの痛みが強くなり、結局、元の量に戻した。


 定期検診で歯科医院を受診したら、問題の親知らず(平成25~26年-冬-(6) 参照)は隣の奥歯に引っ掛かってしまって、あまり出てきておらず…

 もっと出てこないうちに再び激痛が走ったり虫歯になったりしたら全身麻酔の手術で抜くしかない、という状況に変わりは無いそうだ。


 世の中では、小保方氏の会見のことが大きな話題になっているらしいが、両親のことと自分の勉強に追われている俺に、詳しいことはわからない。


 母親は70歳なった。

 誕生日らしいことは、ここ数年のいつもの通りで、セール品の小さなケーキを探して買って夕食時に食べるだけだった。

 誕生日の通日後、いつものように俺が自家用車で送迎して母親が通院した際、70歳になったので医療費の自己負担が3割から2割に減ると思っていたら、それは来月からのようだ。

 母親の医療費の負担が減るのは助かるが、昨年までなら2割でなく1割負担だったことを思うと、厳しさを感じる。



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平成26年-春
2015/07/11.Sat

平成26年-春-(7)

 4月上旬~中旬も俺は週2回くらい母親と一緒に、特養(特別養護老人ホーム)に入居している父親に会いに行った。


 ある日の面会で、いつものように部屋で父親が好きだった音楽番組のDVDを見せていると、反応があって、それを俺と母親が喜んでいたら、父親は手の震えと上半身の前かがみが強くなり…

 俺と母親がほんのわずかな時間、父親から目を離していた時、父親は車椅子から前のめりに転倒しそうになった。

 俺は急いで父親の正面に行って、父親が頭・顔から床に激突するのは回避したが、父親はバランスを崩して横向きにずり落ちてしまった。

 俺と母親は二人がかりで、なんとか父親を車椅子に座らせ直し、その後は目を離さず、父親が前のめりに倒れそうになるのを懸命に抑えた。


 別の日には、前への傾きは小さかったが、横への傾きが強くて転倒しそうになり、俺と母親は支え続けるのに苦労した。


 この時期に、半年に1回の、俺の父親を担当するスタッフさんのほぼ全員が参加する、父親についての会議があり、俺と母親も参加した。

 父親の現状についてスタッフさんから報告された後、飲食中のムセ、排尿間隔の長さ、身体の傾きとそこからくる姿勢・歩行の不安定さと転倒の危険性、などの問題点について話し合った。

 それらの問題点は今のところ深刻なものではないが、より注意していかなければならない、という結論だった。



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平成26年-春
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