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2019/02/27.Wed

平成29年-春-(13) 桜

 平成29年(2017年)の4月中旬に入ると、俺の住む地域は、雨が降って少し寒いくらいという天気が2~3日続いたが、その後は暖かくなり、桜の開花宣言が出た。

 桜の開花はいいのだが、暖かさのせいでスギなどの花粉がより多く飛ぶようになり、俺は、花粉症の薬(平成29年-春-(7) 参照)を飲んでいてもクシャミが出やすくなった。

 暖かくなったら小さく・弱くなるはずの俺の坐骨神経痛は、太ももの裏や外側に強く出た。


 母親は、歯の定期検診で歯科医院を、処方されている目薬が少なくなったので眼科医院を、それぞれ別の日に受診した。

 俺の弟が家(弟からすると実家)に来て、子供(父親と母親にとっては孫)たちの新しい写真を母親に渡した。


 父親が入居している特養から、父親の先月分の請求書や生活記録が届いた。

 生活記録によると3月の父親は、尿量が少なかったり排尿のない時間が長かったり、ということが何度もあって、その際は点滴を増量された。

 時々痰を吸引されることは、相変わらずだ。

 3月上旬のところに、点滴でも口からも水分・栄養摂取ができなくなったら一週間くらいで亡くなる、といった往診医師の発言が書かれていた。

 それだけ危なかったということだろうが、そこから後は、このような深刻な記述はなかった。


 4月中旬のうちに桜は満開になったが、我が家で花見らしいことといえば、母親が近所の仲のよい奥さんと、桜の木が複数本ある近くの公園に行ったくらいだ。

 そうこうしているうちに強い風が吹いた日があって、桜は少し散ってしまった…



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平成29年-春
2019/02/25.Mon

平成29年-春-(12)

 4月上旬の次(前回の二日後)の面会では、父親は部屋のベッドで、ほぼ真横向きになっており、2本の点滴中で、時々、口を動かしたり腹が鳴ったりした。

 父親はパジャマ姿で、下の中は紙オムツ+尿取りパッドか布オムツ+オムツカバーのどちらかをつけられているはずだ。

 充分に暖かい気候になってきたからだろう、前回の面会まで、父親のパジャマは冬用の厚いものだったが、今回は、それよりは厚くない春(秋)物を着ていた。

 その上に毛布が肩から足まで掛けられており、布団は足下にあった。

 母親は、家から持ってきた父親の春物の帽子やジャンパーを部屋の収納へ、「その他の衣類」を収納の中の衣装ケースに入れて、その分だけ入りきらなくなった真冬物を家に持ち帰るために大きな手提げ袋に入れた。

 「その他の衣類」のメインは、やはりパジャマだ(平成29年-春-(5) 参照)。

 俺は父親の部屋の洗面台で、父親のスポンジブラシ・歯ブラシ・指ガード・コップを洗い、シェーバーの(ハンドソープを使っての)水洗いもした。


 その次(翌日)に面会した日は、(特養を含む介護)施設のホールで特養入居者参加型の歌イベントがあったものの、父親は点滴中ということもあり、参加させられなかった。

 特養の生活相談員さんから俺と母親に、午前中に父親に飲ませている(トロミ付)ジュースをコーヒーに替えた、という話があった。

 ジュースよりコーヒーの方が父親は好きなはずだし、栄養もあるので、俺と母親は良いことだと思った。


 その次(二日後)の面会では、父親は上半身部を少し高くされたベッドで、複数のクッションを使った褥瘡(じょくそう・床ずれ)予防のための体位変換による、やや横向きの仰向けになっていた。

 いつものように、褥瘡予防マットレス(電動エアマットレス)のスイッチは入っていて、時折、大きめの音と共にマットレスが動いた(小さく波打った)。

 点滴中で、この日は2本でなく3本だった。

 父親はノドを鳴らすのだが、特に苦しそうではないので、俺も母親もあまり気にしなかった。



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平成29年-春
2019/02/24.Sun

平成29年-春-(11) 元気になった?

 4月上旬も俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋に行くと…

 父親がベッドで少し横向きの仰向けになっており、3本でなく2本の点滴中だった。

 部屋の棚の上の「看取りファイル」を俺と母親が読むと、一昨日までは点滴が3本(平成29年-春-(9) 参照)で、昨日から2本になっており、尿量が戻ってきたということだろう。

 また、前日の父親はシャワー浴の予定だった(平成29年-春-(6) 参照)が、浴槽にも入る「入浴」にしてもらえたようだ。


 その次(二日後)の面会では、父親は部屋のベッドでやや横向きの仰向けになっており、2本の点滴中だったが、点滴が入っていく手首は包帯でグルグル巻きになっていて、その周りは少しむくんでいた。

 やはり、点滴を毎日、ずっと続けているせいで、しっかり固定しなければならなかったり、皮膚などに無理が出てきたりしているのだろう…

 俺は、ついていたラジオを消して、面会中は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーを使い、演歌・歌謡曲番組を録画したDVDをかけた。

 母親は、家から持ってきた新しいBOXティッシュを予備として棚に置いた。

 棚の上の「看取りファイル」には、午後のトロミ付エンシュアについて、しばらく1~2口だけという状態が続いていたが…

 昨日の父親はコップ1/2杯をムセなく飲んだ(スタッフさんがスプーンを使って全介助で食べさせてくれた)ことが、書いてあった。

 前回の点滴本数の減少、週2回とも「入浴」、そして今回のエンシュアの量などからすると、それだけ父親が元気になったということなのだろうが、もっと元気になるのか、このくらいの元気さが続くのか、一時的な元気なのか…



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平成29年-春
2019/02/22.Fri

平成29年-春-(10)

 平成29年(2017年)の4月上旬、俺の住む地域はだいぶ暖かくなり、平年の5月並みの気温になる日もあった。


 俺は、腰痛のせいで自分ではできないタイヤ交換をしてもらうために、ディーラーへ行った。

 タイヤ交換だけの値段だとすればガソリンスタンドなどより高いが、点検や洗車、タイヤ調整が込みなので、トータルで考えればリーズナブルだ。


 俺は約2か月ぶりに理容室に行って、ヘアカットしてもらった。


 母親は、高血圧など内科の症状で処方されている薬が少なくなったので、かかりつけの内科医院を受診し、俺が自家用車で送迎した。

 この4月上旬に母親の誕生日があって、母親は73歳になったが、相変わらず我が家では誕生日らしいことはしない、する気になれない…


 この時期の一番大きな全国ニュースは、アメリカのシリアに対するミサイル攻撃だった。



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平成29年-春
2019/02/20.Wed

平成29年-春-(9) そろそろか

 3月下旬の次(前回の翌日)の面会では、父親は部屋のベッドで、やや横向きの仰向けになっており、点滴中ではなかった。

 父親の口からアゴ、そして首にかけて、食べカスのような汚れが付いていた。

 父親が苦しそうにしゃっくりを始めてしまい、俺と母親がどうしようか迷っていると、介護スタッフさんが俺と母親にお茶を持ってきてくれた。

 そのスタッフさんに、父親の様子を見てもらったが…

 水を飲ませる、驚かせるなど一般的なしゃっくりを止める方法は、しゃっくりを止めるのに必要なことだと理解できず、身体が弱っていて誤嚥リスクも高い父親には使えないので、見守るしかないそうだ。

 このスタッフさんは、(特養を含む介護)施設の会議室で約半年に1回の、父親を担当してくれているスタッフさんたちの大部分が参加する担当者会議が翌月(平成29年、2017年の4月)にあるので、家族の要望を聞かせてほしいとのこと。

 俺と母親は、父親の部屋の出入り口付近で、父親を見守りながら小さな声でスタッフさんに、「現在の午前中のトロミ付ジュース数口、午後のトロミ付エンシュアをコップ1/2杯という口から取っているものを、もう少し増やしてほしい」という要望を述べたが…

 増やすことは難しく、減っていく一方だろう、というスタッフさんの答えで、医師の判断だけではなく(ベテランの)スタッフさんの経験からも言っているようで、説得力があった。

 つまり父親の死は近く、それを受け入れるしかないという意味であり、俺と母親は、「できるだけ痛みや苦しみが少なく、穏やかに死に近づいていくようにしてほしい」という要望に変えるしかなかった。

 しばらくすると父親のしゃっくりが止まり、苦しそうな表情も消えたので、俺は、お湯で絞ったタオルを使って、父親の口からアゴにかけてをそっと拭いた。


 その次(二日後)の面会では、父親は部屋のベッドで横への傾きがほとんどない仰向けになっており、眠そうだった。

 俺は、ついていたラジオを消して、面会中は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーを使い、父親が好きだった歌謡曲や演歌を多く含む最近のテレビ番組を録画・ダビングしていたDVD-RWをかけた。

 DVDプレーヤーから父親が特に好きだった歌謡曲が流れた時、父親は、その歌に合わせるかのように「あ~」とか「う~」という発声をした。

 施設の看護師さんが父親に点滴をするために来室し、点滴針を刺すことも含めて準備する間、俺と母親は部屋の外で待っているように言われた。

 看護師さんから、もういいと言われて俺と母親が父親の部屋に入ると、これまで点滴は2本(平成28~29年-冬-(38) 参照)だったはずだが、この日はベッド横の点滴スタンドに3本セットされていたので、なぜ3本なのか俺が看護師さんに尋ねると…

 最近の父親は尿量が少ないので、内科の往診医師の指示で2本から3本に増やしたそうだ。


 その次(二日後)の面会では、父親は部屋の上半身部を少し高くされたベッドで、少し横向きの仰向けになっていて、眠そうになったり、目を覚ました感じになって自分で少し手を動かしたりした。

 棚の上の「看取りファイル」を俺と母親が読むと、ここ数日、父親のトロミ付エンシュアを飲む量が減っている。

 介護スタッフさんが俺と母親にお茶を持ってきてくれた際、父親のエンシュアの量が減っていることを聞いたら、ムセなどが原因ではなく、1~2口飲んだ(トロミ付のを全介助で食べさせてもらった)だけで、父親が口を閉じてしまうとのこと。

 父親が、自ら飲む・食べる量を減らし、自ら死に近づこうとしているのだろうか…



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平成29年-春
2019/02/18.Mon

平成29年-春-(8)

 3月下旬も俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋に行くと、部屋の中は日差しがあって暖かくて、小さなテーブルの上で加湿器が動いていた。

 父親は部屋のベッドで、やや横向きの仰向けになっており、眠そうで、点滴中ではなかった。

 パジャマを着ており、中は紙オムツと(男女兼用)尿取りパッドと思われ、毛布と布団は肩から足先まで、しっかり掛けられていた。

 俺は、ついていたラジオを消して、面会中は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーを使い、演歌・歌謡曲番組を録画したDVDをかけた。

 母親は、家から持ってきたコロコロ(粘着クリーナー)を使って、父親の部屋を軽く掃除した。

 俺は父親のシェーバーを、ハンドソープを使って水洗いした。


 その次(二日後)の面会では、父親は部屋のベッドで、わずかに横向きの仰向けになっており、腕・手の関節の拘縮のせいでぎこちないが、自分で手を動かして、口のあたりを触るなどした。

 俺は、父親のスポンジブラシ・コップ洗い、シェーバーのブラシでの手入れなどをした。

 部屋の棚の上の「看取りファイル」によると、前日の午後のエンシュアが、飲みこみの問題でわずかな量になってしまったようだが、それ以外は、ここ数日、特に大きな問題や変化はなかったようだ。


 その次(二日後)の面会で父親は、上半身部を少し高くされたベッドで、やや横向きの仰向けになっており、2本の点滴中だった。

 点滴は毎日続いている上に、この日の点滴は手の甲からなので針を刺されたところがはっきりとわかり、それを見た俺と母親は、やはり痛々しいと思った。

 母親が家から持ってきたハンディモップで、部屋の棚やテーブルの上などを拭いた。

 父親がしゃっくりをし始めて、少し苦しそうに見えたので、俺が介護スタッフさんを探しに行って、父親のしゃっくりの状況を話すと…

 そのスタッフさんは部屋に来てくれて、父親のベッドの上半身部をもう少し高くした。

 しばらくすると、父親のしゃっくりは止まらなかったが、おちついてきて苦しそうではなくなったので、俺と母親は、介護スタッフさんに状況を伝えて後のことを頼んでから、帰った。



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