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2014/01/08.Wed

平成25年-秋-(17)

 …前(下)の記事~ 平成25年-秋-(16) ~の続きです。

 そのような姿勢の家族会を援助してきて、今回のテレビ番組でも後援した、この地域の行政、専門機関なども同じように、若年性認知症を老年性認知症と一緒にする立場をとるしかないだろう。

 「若年性認知症の人と家族を支援する」と標榜しながらも結局、若年性認知症を老年性認知症と一緒にしてしまい、若年性認知症を老年性認知症としっかり分けて対応することはありえないし他の人や組織がそういう対応をすることも認めない、という家族会を援助している行政・専門機関が…

 俺のNPOような、同じく「若年性認知症の人と家族を支援する」と標榜して、若年性認知症を老年性認知症としっかり分ける団体を援助することは、政策や援助方針の整合性がとれないから、これまで俺のNPOが行政・専門機関に援助してもらえなかったのは納得だし、今後も援助してもらえないだろう。

 俺がこのように推測するのには、他にも理由(具体的な事例)がある。


 この当事者の本当の経歴を今年春の会報に掲載した(平成25年-春-(18) 参照)し、このフォーラムのチラシ内の当事者経歴部分の原稿は、この地域の認知症の家族会の誰かが担当したはずで、そこにはっきりとしたウソは書かなかった(平成25年-夏-(18) 参照)ものの…

 家族会は昨年の秋から、若年性認知症の人と家族の集会、というものを開催してきた。

 開催しようとする時は“若年性認知症の~”と言っていても、もともと老年性認知症の人と家族への対応が中心の組織だったこともあり、老年性認知症の人と家族も参加したり、家族会が前面に押し出している本当は老年性認知症の当事者が、この集会でも中心的立場になってしまったりする。

 だから、若年性認知症の人と家族は参加しにくくなるし、参加しても自分の率直な思い・困っていること・要望などを話しにくくなる。

 家族会は、はっきりとしたウソはつきたくないからだろう、次第に「認知症本人と家族の集会」などの“若年性”という言葉を使わない名称に変化していく。

 それでも、「若年性認知症支援」として行政や専門機関の援助や協力を受けている。


 行政も、相変わらずだ。

 この地域の議会のホームページを見てみると、大きな病気をしていた議員(平成24~25年-冬-(42) 参照)が最近になって復帰し、議会で若年性認知症専門の支援について質問したが…

 若年性認知症のことは、介護保険や高齢者福祉の一部としてしか捉えられていない。

 しかも、この議員は、若年性認知症を老年性認知症と分けて支援することに理解があるほぼ唯一の議員である一方で、この地域の認知症の家族会の責任者とも交友があるという、ある意味困った人なのだ。


 これから数年が経てば、このテレビ番組のことは忘れられ、認知症の家族会も責任者や役員、前面に押し出す当事者も交代するなどして、行政も専門機関も専門家も、今回の問題を無かったことにして、この地域の認知症の問題に一致団結して取り組み、若年性認知症を老年性認知症と分けて支援していくことになる可能性は、あるだろう。

 それまで俺もNPO活動を休止して、なんとか他で収入を得ながら待つ、という考え方もある。

 しかし、それまでの間、この地域で本当に困っている、苦しんでいる認知症、特に若年性認知症の人と家族が待てるか? 耐えられるか?

 逆に言えば、すぐに今回の問題を、この地域の行政・専門機関、専門家、認知症の家族会など関係者みんなで検証し、責任を取るべき人が相応の責任を取り、反省・謝罪するべき人がそうすれば、この地域の認知症、特に若年性認知症の人と家族に本当に必要な支援が早く行き届くようになるのではないか。

 そう思うのは、俺だけだろうか?



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平成25年-秋