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2016/05/07.Sat

精神科の廃止が決まった市立病院、その後… 2

 以前の記事、「精神科の廃止が決まった市立病院、その後…」の病院について、大きな新しい動きがありましたので、報告させていただきます。

 インターネットでも読める新聞記事によりますと、その市立病院の精神科は完全に廃止して、同じ市内に、主に周辺の市で複数の病院・医院を運営している医療法人が、新しい精神病院を建てる方向で決まったようです。


 関係者は「最善の解決策」と胸を張っているようですが、多くの疑問が残っています。


 新しい精神病院ができるということは、それなりに多くの人数の精神科の医師が勤務するということです。

 近隣の医療法人ができる医師の確保を、市立病院・市が全くできないというのは、不自然だと思います。


 元々、その市立病院の精神科の存続(によって受け取る診療報酬が減らないこと)を前提として、老朽化した市立病院の建物の建て替えが計画されていて…

 しかもその候補地の一つは主要駅の近くで、病院の建て替え誘致は駅周辺の再開発計画の目玉の一つになっていたそうです。

 精神科の廃止が完全に決まったことで、その建て替えや再開発はどうなるのでしょうか?


 同じ市内に病院ができるといっても、総合病院ではなく「精神」病院であり、しかも場所は郊外の工業団地の中です。

 患者さんたちやそのご家族にとっての利便性、環境、心理的負担などは、「主要駅近くの総合病院の中の精神科」とは全然違うと思います。


 この新しい精神病院を建てるという計画は、正しい努力をしている・何も悪くない精神病の患者とその家族のことを第一に考えずに…

 もう精神科の医師を派遣したくなかった(できなくなった)大学病院、大きな市に大きな病院を建てたかった医療法人、楽をしたかった行政、といった思惑・立場が組み合わされた「安直な結論」だったのでは、とさえ思えてきます。



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