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2018/03/28.Wed

平成27年-秋-(27)

 …前(下)の記事~平成27年-秋-(26) ~の続きです。

 父親に胃ろうで栄養を取ってもらうことについては、俺は様々なことを調べ、考え、そして母親と相談してきた。

 胃ろうなどの経管栄養にすれば、栄養は取れるだろうし、食べ物や飲み物を誤嚥する(食べ物や飲み物が気管に入る)ことはなくなるが、生きている限り出続ける痰やツバ(唾液)を誤嚥するリスクは残る。

 先日の嚥下内視鏡検査からすると父親は、そのリスクが高いようだ(平成27年-秋-(24) 参照)。

 アルツハイマー病のような病気の場合、飲み込みの力が衰えていくのは、止められない…

 胃ろうで栄養を取れて延命できても、胃ろうで口から飲んだり食べたりしなくなることによって飲み込みの力はさらに衰えて、痰やツバの誤嚥で苦しみ続ける可能性が高い。

 俺と母親は、父親が痰やツバの誤嚥で苦しみ続けることは望まないと思うし、そのような苦しむ姿を見たくない。

 だから、この時の俺は担当医師に、「胃ろうはしない方向で。また、少し発熱があっても、少ししか食べられなくても…

 特養が(特養の判断で)受け入れてくれる状態になったら、できるだけ早く(父親に)特養に戻ってもらい、徐々に食べられなくなって看取りに近づいていくとしても、それを受け止めます」とだけ答えた。

 担当医師は、「どうして胃ろうにしないんだ?」と言いたそうな、少し不満そうな表情でカンファレンスルームを出て行った。


 俺と母親が父親のところに戻ると、PT(理学療法士)らしい人がいて、父親のリハビリ(マッサージ)をしていた。

 平日に毎日、少しずつやってくれるそうだ。

 リハビリ後の父親は、目を大きめに開けたり、口を動かしたり、少し元気になったように見えた。



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