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2018/04/09.Mon

平成27~28年-冬-(3) 前歯が消えた

 11月末も俺と母親が、父親が入居している総合病院に行くと…

 病室のベッドで仰向けになっていた父親の顔を俺より先に見た母親が、驚いて俺に、「差し歯の前歯が1本、無くなっている!」と言った。

 確かに前回(一昨日)の面会の時はそこにあったし、差し歯を誤嚥して気管や肺に行ったとしたら大変なことになるが、こんな目立つところの歯が無くなって病院スタッフが気づかないはずはなく、誤嚥した可能性があったら歯について病院から連絡があるはずで…

 病院から何も言ってこないということは、歯磨きの際とかに外れて、口の奥に入る前に取ったということだろう、と言って俺は母親をおちつかせてから、それをナースステーションに確認しに行った。

 すると、怪訝そうな顔をした看護師が俺に同行して父親のところに来て、「ここに元々、歯がありましたか?」と聞いてきたので、俺と母親は驚いて、前回の面会の時までは確かにあったと答えると…

 その看護師は、「いつ外れたか、どこにいったかわからないので他のスタッフに確認しますが、おそらく飲み込んで食道に入ったと思いますし…

 その後は胃、腸と進んで便と共に排泄されるので、大丈夫でしょう。担当医師に伝えて、念のためにレントゲンを撮ることになると思います。歯の外れた部分については、(この総合病院の)歯科に診てもらいます」と平然と言った。

 担当医師や看護師は、誤嚥が心配だからと胃ろうを勧めていたのに、今回の父親の差し歯の誤嚥を心配している様子は、全く無い…


 俺は、父親を心配しながらも、看護師の言葉に怒りを覚えながらも、納得したことがあった。

 口腔ケアや入院患者(特養では入居者)の観察などにおいて、病院は特養には遠く及ばないことと、この病院は、患者の誤嚥が心配だから胃ろうにするのではないということだ。

 俺と母親は、父親がおちついてる様子であることには安心しながらも、差し歯がどこにいったかわからない不安を抱えつつ、父親に声をかけてから帰った…



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平成27~28年-冬