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2018/05/02.Wed

平成27~28年-冬-(13) ある病院の精神科の廃止

 12月下旬に入ると、俺と母親は、父親の退院とその前後のことがあって先延ばしにしていた、同じ市内に住んでいる(最低限の数の)親戚に、お歳暮を届けた。

 その際に、父親の現状を話すと、市外・県外の親戚への連絡はしてくれるそうで、また、数人の親戚が父親に面会したいと言うので、俺は、特養と調整すると答えた。

 お歳暮を届けた親戚の中の一人が、俺に葬儀社を紹介して、早めに相談した方がよいと言い、お寺への対応についてもアドバイスをくれた。

 葬儀社については、父親を看取った直後に病院に紹介された葬儀社に慌てて頼む、という事態は避けたいと思っていたので、紹介されたところを一つの候補として、そのうち連絡を取ってみることにした。


 俺は、しもやけや蕁麻疹の薬が少なくなってきたので、皮膚科医院を受診した。

 これまで通り薬を継続するように、という医師の言葉だった。


 この時期、地元の新聞記事やテレビニュースの中に、俺の住む県内の、ある公立病院の精神科が、医師が全員いなくなるので廃止になる、というものがあった。

 その精神科の現在の入院患者は数十人、通院患者は数百人いるそうで、その中には認知症の人も多くいるはずで、本人もその家族も困っているだろう。

 その公立病院が、この県内にある国立大学医学部附属病院の精神科から、引き続き医師を派遣してもらおうとしたら、断られたらしい。

 特定の病院の精神科医師が全員いなくなるということで、何か特殊な事情があったかもしれないが、精神科の医師不足が元々の原因としてあることは間違いない。

 やはり、その大学病院の精神科に在籍し、この県の精神医療、特に認知症医療を広く・強く支えていた准教授・医師が辞めてしまったことが、少なからず影響しているのだろう(平成27年-夏-(9) 参照)。

 その准教授・医師が辞めた穴を埋めるためには、辞めた原因がしっかり調査・公表されて、責任を取るべき人が取っていれば、その後、多くの人が誠実に協力して穴を埋められたかもしれないが…

 現実は調査・公表されることはなく、大きなウソや隠し事がそのままなので、それに触れられないようにするために、その場しのぎの対策しか取れなかったらしい。

 そんなことでは、いずれ限界が来る、大きな問題が起きる、と俺は思っていた。


 ひょっとしたら、その准教授・医師が大学病院を辞めずに、この県の認知症医療を監督し続けていたとしたら、俺の父親は、あのような総合病院へ入院せずに済んだのではないだろうか…



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平成27~28年-冬