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2018/05/06.Sun

平成27~28年-冬-(15) 退院後初めての入浴へ

 12月下旬の次の面会では、俺と母親が父親の部屋に着くと、介護スタッフさんが部屋から出てきて、「今日の午後に入浴なので、その準備をしていました」と言った。

 「入浴」という言葉を俺が聞いたのは総合病院を退院してから初めてで、清拭(部屋のベッド上で身体を拭くなど)だけでなく入浴もできるなら、父親は気持ちがいいだろうし、入浴できるほどの体力が戻ってきたということでもあるから、俺も母親も喜んだ。

 俺と母親が父親の部屋に入ると、暖房が効いていて、棚の上の加湿器は動いており、痰の吸引器は使われた気配がなく、小さなテーブル上には入浴のためのバスタオルと着替えが用意されていた。

 父親は最近のいつものように、(介護ベッドの操作で)上半身部分を少しだけ高くしたベッド上に、少し横向きの仰向けだが、この時は点滴中ではなかった。

 父親は時々、痰が絡むような咳をするが、それなりに自分で痰を切れているのか苦しそうではなく、歯ぎしりがひどくて、より動く方の手で首のあたりを自分でかこうとするなど、ある意味、元気な感じだ。

 棚の上にある父親の「看取りファイル」を読むと、最近は、点滴は毎日あるが、その一方で朝昼夕と(トロミ付)エンシュアを100ccくらいずつ飲んで(食べて?)いて、昼食分はリクライニング車椅子で部屋から共同スペースに移動して飲むこともあるようだ。

 夜は眠れていて、また、一日を通して痰の吸引はあまりしていないようだ。

 俺は父親に、ポータブルDVDプレーヤーを使って、テレビの歌謡曲番組をダビングしたDVDを見せたら、反応らしきものがあった。


 その次の面会の際、俺と母親は、特養の生活相談員さんと、数人の親戚の面会について話し合った(平成27~28年-冬-(13) 参照)。

 父親の体調や生活リズム、入浴や点滴の予定などを考慮して、12月28日か29日の午後、(特養を含む介護)施設の受付と特養の間にある小さな会議室で、父親をリクライニング車椅子でそこまで連れてきて、ということになった。

 この日の面会中の父親の様子も、看取りファイルにかかれていることも、歯ぎしりが少ない・小さいこと以外は、前回と同じような感じだった。


 その次に面会した日、俺が住む地域では雪が降り、この冬初めて平地でも少し積もった。

 父親の様子も、「看取りファイル」の前回の面会後について書かれたことも、前々回・前回の面会の時と大きな変化はないが、エンシュアの量が少し増えたようだ。

 母親が、家から持ってきた、大きくて風景写真がきれいな平成28年(2016年)のカレンダーを壁に掛けた。

 俺も母親も、父親が総合病院に入院して以降のだいぶ弱っていた期間には、父親は弱っていく一方で年末までもたないかも・年を越せないかも、と思ったことがあるから…

 年末近くになって翌年のカレンダーを掛ける、という小さなことでも、父親が少しずつ元気になり年を越せる感じになったからできたことなので、感慨深いものがあった。



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平成27~28年-冬