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2018/06/03.Sun

平成27~28年-冬-(28) 点滴はやめて、エンシュアとミキサー食へ

 2月中旬も俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋に行くと、エアコン(暖房)と加湿器が入っていた。

 父親は、ベッドで少し横向きの仰向けになっており、部屋着の上に布団が掛けられていた。

 家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーで、父親が好きだった歌謡曲が多く歌われている音楽番組を録画し、DVD-RWディスクにダビングしたものを流すと…

 この日の父親は積極的に聞こうとする感じがあって、俺や母親の声がけに対しても、反応らしきものが見られた。


 その次の面会でも、父親は笑顔や反応を見せてくれて、自分で頭を上げよう(枕から頭を浮かせよう)とすることもあった。

 父親は点滴しておらず、棚の上にある痰の吸引器は、相変わらず使われた形跡がない。

 棚の上の「看取りファイル」に書かれている内容にも大きな変化はないようだが、スタッフさんが忙しいのだろうか、最近の食事や点滴について書かれていないところがあった。


 その次に面会した日、父親と部屋にいた俺・母親のためにお茶を持ってきてくれた女性スタッフさんは、初めて会う人だった。

 初めてとはいえ、介護スタッフとしてベテランであることは見て、少し話しただけですぐわかった。

 やはり、この特養を含む介護施設の人事異動で、特養の、俺の父親が入居しているブロックに来たそうだ。

 ベテランなら、と思って俺が「看取りファイル」の、最近の書かれていないところについて聞いたら…

 父親の食事は、(トロミ付)エンシュアだけから、いろいろな食材・おかずのミキサー食へ移行中なので、ファイルに書きにくかった(全部書くには欄が小さすぎた)らしい。

 ミキサー食を完食するときもあるなど、口から充分な水分と栄養を取れるようになったことにより、点滴をやめたから、点滴のことは書かれていなかったそうだ。

 父親が入院前に近い食事に戻ったということなので、俺も母親も喜んだが、その経緯が気になった。

 父親を内科で往診していて、入院中は担当医師だった泌尿器科の医師は、ミキサー食への変更に反対で、エンシュアの増量のみにすべきだと言ったが、ST(言語聴覚士、飲みこみの専門家)は変更してもいいだろうと判断した、という相違があって…

 結局、STの意見が通った、ということらしい。


 その次の面会中、父親の部屋に精神科の医師が往診に来て、俺と母親に「回復して良かったですね」と言った。

 その言葉に対しては俺も母親も同感だったが、その次が問題だった。

 「薬を飲まなくなると、よくなるなんてね」は、おかしいだろう。

 「もっと早く、遅くとも入院中に弱ってきた頃には、精神薬の服用を止めるべきではなかったのですか?」と俺は言い返したかったが、やめた。

 この精神科の医師は、先日、父親が入院していた総合病院ではなく、別の精神病院からこの特養へ往診に(だけ)来ている人であり…

 この県の精神科医師の不足、精神医療の質の低下が、そもそもの問題なのだ(平成27年-夏-(9)平成27~28年-冬-(13) 参照)。

 今さら、この医師に何を言っても、仕方がない…



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