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2018/06/20.Wed

平成28年-春-(4) 久しぶりのコーヒー

 俺と母親が、父親が帯状疱疹と診断されてから最初に面会した日は、3月中旬に入っていた。

 父親は特養(特別養護老人ホーム)のベッド上で、ほぼ真上向きの仰向けで、自分で身体を動かそうとするが、前回まで程ひどくはなく、完全な横向きにもならなかった。

 自分で身体を横向きにしたくなるほどの帯状疱疹の痛みは、もうないということだろう。

 介護スタッフさんが俺と母親の分のお茶を持ってきてくれた際、父親の帯状疱疹について、「飲み薬を朝夕飲んでいて、症状はおちついてきました」と言った。

 飲み薬といっても、誤嚥のリスクが高い父親に対してなので、粉タイプのをミキサー食に混ぜて、全介助で飲ませて(食べさせて)くれている、ということのはずだ。

 今の父親の飲み薬は、これと、排便を促すためにずっと数日おきに飲んでいる下剤、になる(平成27~28年-冬-(12) 参照)。

 スタッフさんによると、この面会の前日に退院後初めて、(特養を含めた介護)施設のホールでの、特養入居者参加型の歌イベントに父親を連れて行ってくれたそうだ。


 その次の面会の日、俺と母親が、いつもより早く特養の父親の部屋に行くと、父親はベッドで、やや横向きの仰向けになっていた。

 今回の「やや横向き」は、帯状疱疹になる前と同様、褥瘡予防の体位変換によるクッションを使ったものである。

 ラジオはついていなくて、俺がスイッチを入れても音が出ず、電池切れのようだ。

 家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーを使って、歌謡曲番組のDVDをかけた。

 介護スタッフさんが来室して、「これから10:00の飲み物を用意するのですが、ここしばらく続けていたトロミ付ジュースでなく、入院前のトロミ付コーヒーにしてみますか?」と言ったので…

 入院前はずっとコーヒーだったし、3月というまだ少し寒い時期であるから、コーヒーにしてほしい、と俺と母親は答えた。

 しばらくすると、スタッフさんが再び来室して、父親のベッドの上半身部を高くして、全介助でトロミ付コーヒーを飲ませて(ゆっくり一口ずつスプーンですくって食べさせて)くれて…

 父親は特にムセることもなく、おいしそうに飲んでくれた。



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平成28年-春