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2018/06/22.Fri

平成28年-春-(5) ベッドか車椅子か

 3月中旬の次の面会では、俺がラジオ用の新しい乾電池を家から持ってきて、交換してスイッチを入れたら、ちゃんと聞くことができた。

 母親は、家から持ってきたコロコロ(粘着クリーナー)を使い、できる範囲で父親の部屋の掃除をした。

 父親はベッド上で仰向けだが、自分で自分の首をつかんだり、ベッドの端まで来るほど身体を動かしたりして、こういうことが最近は多い。

 身体を動かすのは、帯状疱疹が治ってきて元気になったから、ということもあるだろう。

 首をつかむのは、自分で首を絞めようとしている訳ではなく、腕の関節の拘縮のせいで手の位置が首のあたりになりやすく、そこにある首をつかんでしまっているだけのようだが、力の加減ができないからだろう、強くつかむ時もあって、見ていて少し怖い。

 このことを俺が特養のスタッフさんに相談したら、今の父親は…

 リクライニング車椅子に座らせて共同スペースにいる時間を長くすれば、部屋にいるよりも介護スタッフさんたちの目が届きやすく、そういった点では安心だが、部屋の褥瘡予防マットレスのベッドで寝ているよりは、褥瘡(じょくそう・床ずれ)になりやすい。

 部屋の褥瘡予防マットレスのベッドに寝ている時間を長くすれば、褥瘡という点ではリクライニング車椅子に長時間座っているより安心だが、身体を大きく動かしたり首をつかんでいたりするのを、スタッフさんたちは気づきにくい。

 このようにスタッフさんは説明した上で、「首をつかんでしまう手に何か安全なものを握らせておく、などの対策を考ます」と俺に言った。


 その次の面会では、父親は部屋のベッド上で、手で自分の首をつかんだりかいたり、咳したり頭を浮かしたりと、おちつかずに少し苦しそうに見えた時もあれば、おちついて、笑顔を見せることもあった。

 介護スタッフさんが、俺と母親のためにお茶と丸椅子を持ってきてくれた際に、俺は、父親が3月下旬にヘアカットしてもらえるよう予約してほしい、と頼んだ。

 スタッフさんからは、父親の帯状疱疹について、飲み薬は飲み切って、ほとんど治ったようだが、発疹の痕のようなもの少し残っていて、そこに塗り薬をつけている、という話があった。



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平成28年-春