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2018/07/13.Fri

平成28年-春-(14) 担当者会議

 その次の面会でも、父親は部屋のベッド上で仰向けだったが、この日はヒザ関節の拘縮が強くて、(最近の)普段は腹から足にかかっている毛布が、下にずれて、おおわれていたのは膝から下だけだった。

 俺は、できるだけ毛布や布団の位置を直した。

 棚の上の加湿器は給水タンクが外されていて、後でスタッフさんに聞いたら、もう使わず、そのうち片付けるとのこと。

 父親の手は、相変わらず首のあたりにいってしまうが、あまりかかなくなったように見える。


 その次の面会は、約半年に一回の、父親の担当者会議の日で、俺と母親も参加した。

 この会議にいつも参加している特養の生活相談員さんが、今回は不在だった。

 相談員さんは九州の大地震の被災地にある特養へ、ボランティアとして支援に行っているとのことで、そう教えてくれたスタッフさんたちの会話の端々から、俺は他の事情も推測できた。

 被災地の特養は、そこの介護スタッフさんたち自身も被災者であったりして疲れ切っており、本当は複数の介護スタッフさんに来てほしいし、この特養も複数人の現場の介護スタッフさんを派遣したかったが…

 こちらも人手不足でとうてい無理で、介護現場の経験がある相談員さん一人だけが行った、ということらしい。

 父親の現状については、まず体重が、昨年の9月と比べて約10kgも減ってしまったそうだ。

 総合病院での入院中にガクッと減って、退院して特養に戻って以降は減らなくなったが、そこから増えないらしい。

 食事はミキサー食を、特に大きな問題なく食べられているが、スタッフさんは介助していて、俺の父親が食べるだけでもだいぶ体力を使い、食事後は疲れているように見えるそうだ。

 入浴方式が、入院前は(全介助の)チェアー浴だったが、退院後は「特浴」という、ストレッチャーなどを使って仰向けに寝ている姿勢のままの入浴に変わった、とのこと。

 リハビリや訪問マッサージについては、数日後にPT(理学療法士)に診てもらうので、その時に、どうするか決めるそうだ。

 俺と母親は参加していて、父親は大変で慎重に介護しなければならない状況であることは認識したが、スタッフさんたちの口から「看取りが近い」とか、「終末期」という言葉は出ず、そのような雰囲気も感じなかった。

 医師の父親に対する「看取りが近い」、「終末期」という診断は変わっていないはずだが…



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平成28年-春