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2018/07/15.Sun

平成28年-春-(15)

 4月下旬に入ると、俺の住む地域は二日続けて強風が吹いて、平地のソメイヨシノはだいぶ散ってしまった。

 俺の腰痛は、ようやく小さくなってきた。

 母親は、まだ歯の治療が続いており、俺が自家用車で歯科医院に送迎した。


 4月下旬も俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)に行くと…

 父親は部屋のベッドで、いつものようにヒジやヒザが曲がったままの仰向けで、褥瘡(じょくそう・床ずれ)予防のためにマットレスを少しずつ動かす装置の音がしていた(平成28年-春-(11) 参照)。

 父親は全前開きタイプの長袖シャツ、その中は半袖シャツ、下はスエットパンツ、そして靴下を身につけていて、毛布は腹から足先までかかっており、掛布団は足下に置いてある。

 スエットパンツの中は紙オムツと尿取りパッドか、オムツカバーと布オムツのはずだ。

 俺は、ついていたラジオを消して、面会中はポータブルDVDプレーヤーで、また新しく家で録画・ダビングしてきた演歌・歌謡曲番組のDVDをかけた。

 父親の頭が枕に少ししか乗っていなかったので、俺が慎重に父親の頭を少し持ち上げ、母親が枕の位置を直した。

 また、父親の手の爪に尖っている部分があったので、母親が、その爪の指を指関節の拘縮の許す範囲で伸ばし、その間に俺が尖っている部分を爪ヤスリで削った。

 父親の目には目ヤニがこびりついており、口の周りも汚れていたので、俺が、お湯で絞ったタオルでそれらを拭き取ろうとしたが、父親が嫌がったので少ししかできなかった。

 しかし、嫌がる元気がある、とも言える。

 俺は、父親のシェーバーを、ハンドソープを使って水洗いした。



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