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2018/08/24.Fri

平成28年-夏-(3) 訪問マッサージの再開へ

 6月上旬の次に面会した日、俺と母親は(特養を含む介護)施設に着いてすぐ、受付で特養の生活相談員さんに声をかけられた。

 父親は総合病院を退院してから関節の拘縮が強くなってしまったので、俺と母親が、リハビリと訪問マッサージの再開を希望し続けていた件だった(平成27~28年-冬-(11)平成28年-春-(16) など参照)。

 父親が元気になってきたこともあり、近日中に訪問マッサージ会社の人がこの施設に来て、俺の父親の状態を見て再開できそうだと判断したら、それを(相談員さんが)父親を往診している医師に伝える、ということを相談員さんは話した。

 訪問マッサージを受けるためには、マッサージが必要かつ受けられる身体の状態であることを示す(医師の)診断書が必要だからだろう。

 訪問マッサージの内容についての家族の希望を聞かれたので、俺と母親は、曲がらない腰ができるだけ曲がるように、窮屈に曲がったままのヒザがなるべく伸びるように、小さく縮こまっているような腕の関節が少しでもやわらかくなるように…

 また、硬い首回りと肩を飲み物・食べ物を飲みこみやすくなるように、マッサージしてもらえたら、と答えた。

 俺と母親が父親の部屋に行くと、父親はベッドで仰向けになっていて、眠そうだったが、目が覚めた感じになると、より動く方の手で首や胸のあたりをかいたり、身体を動かしたりした。

 この日は施設のホールで地域ボランティアの人たちによる歌謡コンサートがあるので、介護スタッフさん二人が来室して、その二人がかりで父親をベッドからリクライニング車椅子に移した。

 その二人のうちの一人のスタッフさんが、今日はホールまで車椅子を押してくれて、俺と母親はついて行った。

 コンサートは既に始まっており、ボランティアの歌手が歌っている壇を扇形に囲むように特養の入居者さんたち数十人がいて、その後ろに父親の座るリクライニング車椅子を固定してスタッフさんが立ち去ると…

 いつものように俺と母親は、父親の両脇にホール備品の椅子を出してきて座った。

 父親は、安全のためにリクライニング車椅子の座面も背もたれも大きめに後ろに傾けられていることもあってか、なんとなく天井を見ている感じだったが、時々、手を少し動かしたり小さい声を出したりした。


 その次の面会では、俺と母親が父親の部屋に入った時、父親は部屋のベッドに仰向けで、久しぶりに自分の手で首をしっかりつかんでいた。

 俺と母親は交替しながら、父親の首をつかんでいた手を徐々に首から離した。

 最初に父親の手を握った時は、強く握り返されて少し痛いくらいだったが、最初だけだったし、ある意味、元気ということだろう。



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平成28年-夏