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2018/09/09.Sun

平成28年-夏-(10)

 7月初めに俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋に行くと…

 この日は雨のせいか暑くはなく、午前10時頃でも父親の部屋が暗かったので、面会中は天井の照明をつけた。

 父親はベッド上で、やや横向きの仰向けになっており、目ヤニが多く、ビクッとしたり、数回しゃっくりしたり、片方の手を(関節の拘縮のわりには)大きく動かしたりした。

 以前より大きめの動きは、再開したばかりの訪問マッサージの効果が出ているのだろうか?

 俺は棚の上でついていたラジオを消して、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーと、父親が好きだった歌謡曲などが多く歌われた(最近放送された)テレビの歌番組を録画・ダビングしたDVD-RWを使って、父親に聞かせた。

 以前は、俺がポータブルDVDプレーヤーを持って、父親の視線の先にその画面がくるようにすることもあったが…

 最近は、このようにしても父親に反応が見られないので、あまりしておらず、棚の上に置いて音を聞かせているだけの方が多い。

 いつものように俺と母親が、棚の上の「看取りファイル」の、前回の面会より後にスタッフさんが書いた部分を読んだところ、父親に特に大きな問題や変化はないようだ

 俺は父親の目ヤニを拭き取ろうとしたが、父親に嫌がる素振りが見られたので無理にはできず、少ししか拭き取れなかった。

 父親のベッド枕のクール枕パッド(平成28年-春-(21) 参照)が汚れていたので、介護スタッフさんが俺と母親にお茶を持って来てくれた際、俺がスタッフさんに、枕パッドを交換して家で洗濯してきてよいことを確認して、スタッフさんが退室した後…

 母親が、父親の部屋の収納にしまっていたきれいなクール枕パッドを出してきて、それから俺が父親の頭をそっと、少しだけ持ち上げて、その間に母親が枕パッドを交換した。


 その次の面会した日は、曇りで涼しかった。

 父親は部屋のベッド上で、上半身は横への傾きがない仰向けで、下半身、曲がりっぱなしのヒザは少し横に傾いていた。

 父親の手の動きが前回よりも大きく、強くて、発声もあった。

 介護スタッフさんが、俺と母親のためにお茶を持ってきてくれたが…

 俺と母親はこの日、特養スペースに入ってから父親の部屋に来て、そしてこの時まで、介護スタッフさんの姿を全く見ず、声も聞いていなかったから、俺は、スタッフさんが急に現れたように感じて、少し驚いた。



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