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2018/09/16.Sun

平成28年-夏-(13) 共同スペースの騒ぎ

 7月中旬も俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋に行くと…

 父親は、ベッドでやや横向きの仰向けで、関節の拘縮で立っているヒザも横に傾いていた。

 「やや横向きの仰向け」とは、褥瘡(じょくそう、床ずれ)を防ぐための体位変換によるものであり、関節の拘縮が強い父親は、窮屈そうに脇が閉まっていて、ヒザは伸びずに曲がったままなので…

 身体を横向きにしておくための(三角)クッション、関節の拘縮に対応するために脇の下や足の間に挟んでおくクッションなど、常に複数のクッションが使われている。

 父親は片手を天井に向かって中途半端に、無理がある感じで伸ばしていて、俺がその手をそっと握って少しずつ下ろしたら、だいぶましな位置になった。

 俺は、ついていたラジオを消して、面会中は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーで演歌・歌謡曲番組を録画したDVDをかけた。

 エアコンのスイッチは入っていたが動いておらず、しばらくして室温が高くなってきたら冷風が出てきたが、少し寒いくらいで…

 (特養を含む介護)施設の中央制御だからだろう、温度調節ができないので、父親の腹と足だけにかかっていたタオルケットを、母親が肩まで覆われるようにした。

 介護スタッフさんが、俺と母親のために冷たいお茶を持ってきてくれた。

 しばらくすると、特養の父親の部屋があるブロックの共同スペースの方から、ガンガンという音が聞こえてきた。

 俺が父親の部屋から共同スペースに行ってみると、スタッフさんは誰もいなくて、おばあちゃん入居者の一人がコップでテーブルを叩き続けていた。

 それに対して、共同スペースにいた別の、おばあちゃん入居者数人が「うるさい!」、「やめろ!」などと大声で言い始めた。

 特養のスタッフさんが来て対応するまで、しばらく時間がかかった…



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平成28年-夏