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2018/09/17.Mon

平成28年-夏-(14)

 7月中旬の次の面会では、俺と母親が父親の部屋に着いた時、父親はベッドでイビキをかいて眠っていた。

 しばらくすると目を覚まし、ほどなく女性の介護スタッフさん2人が来室して、その二人がかりで父親をベッドからリクライニング車椅子に移した。

 この日は(特養を含む介護)施設のホールで、入居者参加型の歌イベントがあったからだ。

 いつもなら、俺が車椅子を押して母親がその横で見守りながら、家族3人でホールに行くのだが…

 今回は、2人のうち1人のスタッフさんがホールまで父親の車椅子を押して行き、それに俺と母親がついて行った。

 ホールに着くとスタッフさんが特養に戻り、俺と母親は、ホール備品の椅子を父親の車椅子の両側に出して座り、眠そうな父親を見守りながら歌を聞いた。


 その次の面会では、父親は部屋のベッドで仰向けになっていて、ベッドの上半身部は少し高くなっていた。

 棚の上のラジオから、夏の甲子園の県予選の実況が流れていたが、今の父親には野球中継を聞いて理解することはできないだろうし、また、得点の時などに声や音楽が急に大きくなることが父親にはきつそうだと思った俺は、それを消して…

 面会中は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーに演歌・歌謡曲番組を録画したDVDをかけた。

 父親はあくびをしたり、数回しゃっくりをしたりと、ある意味、元気な感じだった。

 身につけている衣類は、薄手の長袖シャツ、その中は夏向けの通気性のよいサーフシャツで、下は薄手のスエットパンツ、その中は紙オムツ+尿取りパッドか布オムツ+オムツカバーのどちらかだろう。

 また、薄手の靴下を履いていて、腹と足にタオルケットが掛けられていたが、エアコンから冷風が出てきて少し寒いくらいになった時は、母親がそのタオルケットを肩まで覆われるようにした。

 棚の上の「看取りファイル」の、前回の面会より後の部分を読むと、ムセで半分しか食べられなかった食事が一度あったが、他は特に心配なことは書かれていなかった。



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