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2018/10/12.Fri

平成28年-秋-(2) 男性スタッフ2人の体制

 9月上旬も俺と母親が、特養(特別養護老人ホーム)に入居している父親(75歳)に会いに行くと…

 父親は自分の部屋のベッドで、やや横向きの仰向けで、目ヤニが多く、相変わらず(関節の拘縮で)ヒザは伸びず、脇は窮屈そうにしまっていて、両手は腹の上で重なっていた。

 父親が身につけているのは、全前開きタイプの七分袖の上着シャツ、その中は通気性のよいサーフシャツ、下は薄手のスエットパンツで、その中は紙オムツと尿取りパッドと思われ、また、薄手の靴下を履いていて、タオルケットは腹と足にかかっていた。

 部屋のエアコンのスイッチは入っていたが、俺と母親が来た時は動いておらず、しばらくして室温が高くなってきたら冷風が出てきた。

 そうすると少し寒いくらいになったので、母親がタオルケットを、父親の肩から足先までかかるようにした。

 ラジオがついていたが、それを俺は消して、家族3人で部屋にいる間は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーを使って、父親が好きだった歌謡曲や演歌を多く含む最近のテレビ番組を録画・ダビングしたDVD-RWをかけた。

 俺は、お湯で絞ったタオルで、慎重に、やさしく父親の目ヤニを拭き取ったが、横向きであることによって下にある、ベッドのシーツのに接するぐらい近いところにある目尻の目ヤニは、拭き取れなかった。

 横向きなのは、褥瘡予防のための体位変換によるもので、さらに父親の関節の拘縮に合わせて、背中や足に複雑にクッションが挟められているということもあるので、今は父親の身体を動かせないし、下の目尻の目ヤニが拭き取れないのも、仕方がない…

 俺は父親の部屋の洗面台で、父親の歯ブラシ、コップ、指ガードなどを洗い、また、中身が少なくなっていたハンドソープの交換をした。

 母親は、家から持ってきたラジオ用の予備の乾電池を、部屋の収納の中のスタッフさんがわかるところに置き、また、部屋にある父親のリクライニング車椅子で使っているクッションが汚れていたので、きれいなものと交換した。

 しばらくすると、女性の介護スタッフさん2人と若い男性スタッフさん1人が来室して、 俺と母親は、その男性スタッフさんを初めて見たので、初対面の挨拶をした。

 特養の中の、俺の父親がいる入居者数が約30人のブロックで、介護スタッフさんは10人弱のローテーションで24時間365日対応していて、それだけでも大変だと思うが、男性スタッフさんは1人で他は全員女性という、厳しい状況だったらしい。

 そこに、この日に初めて会った男性スタッフさんが加わり、ようやく男性スタッフ2人の体制になったようだ。

 女性スタッフさんの1人に指示されながら男性スタッフさんが、もう1人の女性スタッフさんと二人がかりで、父親をベッドからリクライニング車椅子に移した。

 もうすぐ(特養を含む介護)施設のホールで、特養入居者参加型の歌イベントが始まるからだ。

 俺が父親の車椅子を押して、母親がその横で見守りながらホールへ移動して、そのイベントに参加した。

 だいぶ前から父親は、参加したからといって何かする・できる訳ではないが、今回は笑顔を見せてくれて、俺と母親には、それで充分だった。



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平成28年-秋