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2018/10/19.Fri

平成28年-秋-(6)

 9月中旬に入り、俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋に行くと、エアコン(冷房)のスイッチが入っておらず、窓が開いていた。

 涼しくなって、もう冷房が不要になったからだろう。

 父親はベッドで、やや横向きの仰向けになって眠っていて、イビキもかいた。

 棚の上の「看取りファイル」によると、父親は昨日の深夜にしゃっくりが出ていたようで、あまり眠れなかったから、その分を今、眠っているのだろう。

 俺は父親のシェーバーを、あまり音をたてないようにして、ハンドソープを使って水洗いした。


 その次の面会では、ベッド上で仰向けになっていた父親の頭が、枕の端にあってずり落ちそうになっていたので、俺が父親の頭を慎重に、少し持ち上げて、その間に母親が素早く枕を正しい位置に動かした。

 俺と母親は、父親の(春)秋物の衣類を少しずつ家から持ってきて、父親の部屋の衣装箱にしまい、それによって入りきらなくなった真夏物の衣類を家に持ち帰るという作業を、この日から始めた。


 その次に面会した日は、俺と母親が特養に着いた時、父親は部屋のベッドで寝ておらず、共同スペースでリクライニング車椅子に座っていた。

 介護スタッフさんによると、入居者参加型の歌イベントがもうすぐ始まるから、とのこと。

 俺が父親の車椅子を押して、その横に母親がついて(特養を含む介護)施設のホールへ移動して、歌イベントに参加した。

 父親は、背もたれも座面も後ろに深く倒したリクライニング車椅子に、座っているだけだが…

 歌イベントの途中で、父親を少し離れたところからちょっと見るだけの、精神科の医師による往診があった。


 その次の面会では、俺と母親が父親の部屋に入った時、父親は、上半身部分を少し高くされたベッドで、介護スタッフさんに全介助で(10:00頃の、トロミ付)コーヒーを飲ませてもらっていた。

 父親は、特にムセもなく全量を飲んだ。

 そのスタッフさんに俺と母親が、コーヒーを飲ませてくれたことにお礼を言うと、スタッフさんは父親の現状を俺と母親に少し話してから退室した。

 部屋の窓が大きく開いていたが、この日は雨が降っていて涼しいを超えて少し寒いくらいだったので、母親が窓をほぼ閉めた。



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