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2018/10/29.Mon

平成28年-秋-(12) 施設の祭り2016

 10月の最初の面会は、父親が入居している(特養を含む介護)施設の、年一回の祭りの日だった。

 俺と母親が、昼過ぎに施設に着いた時には、施設の建物の外にも中にも祭りの店が出ていて、ほぼ準備は終わっている感じだった。

 それらを横目に見ながら父親の部屋に行くと、父親はベッド上で、(関節の拘縮や背骨の湾曲で縮こまった感じの)仰向けになっていた。

 ほどなく介護スタッフさんが来室して、父親のオムツ交換をするので部屋の外で待っていてほしい、とスタッフさんに言われた俺と母親は、オムツ交換の間、父親の部屋の前の廊下で待っていた。

 スタッフさんが退室した後、俺と母親は部屋に入り、俺は、ついていたラジオを消して、祭りの日だからだろう、廊下の天井のスピーカーから祭りっぽい演歌が流れていて、父親が好きだった曲もあるので、それが父親に聞こえるように部屋のドアを開けた。

 母親は、部屋の真ん中にある父親用のリクライニング車椅子の、ヘッドレストカバー(代わりの)枕パッドを交換した。

 男性介護スタッフさん2人がそろって来室して、父親をベッドからリクライニング車椅子に移すと、他の入居者さんの部屋に行った。

 特養の、このブロックには男性スタッフさんは2人しかおらず、男手・パワーという点で貴重だから、できるだけ毎日1人は男性スタッフさんが働くようにしているらしく、その上、昼勤と夜勤など勤務時間帯のズレがあるのだろう…

 その2人がそろっているのを見るのは、このような大きな行事の時くらいかもしれない。

 一般の人々が施設に入ってくる前の、施設の入居者・利用者とその家族だけが参加できるプレオープンの時間になったので、俺が父親の車椅子を押して、その横に母親がついて父親を見守り、3人で祭り会場をゆっくり回った。

 父親の飲みこみ能力が落ちているので、今回は、俺と母親が祭りで売られている飲み物や食べ物を買い、父親に飲ませたり食べさせたりすることは、誤嚥リスクが大きくて、できなかった…


 その次の面会は、いつものように午前中で、父親は部屋のベッドで(体位変換によるクッションを使っての)やや横向きの仰向けになっていた。

 父親が身につけているのは、薄手の上着長袖シャツ、その中はサーフシャツ、下は薄手のスエットパンツ、その中は紙オムツと(男女兼用)尿取りパッドだろう。

 また、薄手の靴下を履いていて、タオルケットは腹と足にかかっていた。

 俺は、ついていたラジオを消して、家族3人で父親の部屋にいた間は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーで演歌・歌謡曲番組を録画したDVDをかけた。

 女性の介護スタッフさん2人が来室して、父親をベッドからリクライニング車椅子に移し、施設のホールで地域ボランティアの人たちによる合唱コンサートがもうすぐ始まることを俺と母親に話してから、退室した。

 母親が、ベッドの枕パッドに、乾いているが大きな汚れがあることに気づいて、部屋の収納の中にあったきれいなものと交換し、このような時いつもしているように、汚れていた方は家に持ち帰って洗濯し、また持ってくることにした。

 俺が父親の車椅子を押して、その横に母親がついてホールへ移動し、ステージを扇形に囲んでいる特養入居者さんたちの横で父親の車椅子のブレーキをしっかりかけてから…

 俺はホール備品の椅子2つを父親の両隣に運び、その椅子に俺と母親が座って、3人でコンサートを聞いた

 父親は、より(まだ)動く方の手で自分の服を掴むなどしたが、全体的にはおちついていて、コンサートの最後までホールにいることができた。



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平成28年-秋