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2018/10/31.Wed

平成28年-秋-(13)

 10月上旬の次の面会では、俺と母親が父親の部屋の前に来た時、介護スタッフさんが部屋から出てきて、オムツ交換を終えたところだと言った。

 俺と母親が部屋に入ると、父親はベッドでやや横向きの仰向けになっており、首の横と、そこにくっつく上着シャツの襟のところが汚れていて、こぼれた食べカスが固まった汚れのようだ。

 父親は前日にヘアカットしてもらったようで、髪はスッキリしていた。

 俺は、お湯で絞ったタオルで、父親の汚れていた首回り、そして(なるべく濡れないように)シャツの襟を拭いた。

 母親は、部屋の中にある父親のリクライニング車椅子の、ヘッドレストカバー(代わりの枕カバー)を交換した。

 女性の介護スタッフさんと男性の介護スタッフさんが来室して、二人がかりで父親をベッドからリクライニング車椅子に移して、退室した。

 この後、(特養を含む介護)施設のホールで地域ボランティアの人たちによる合唱コンサートがあるので、家族で聞きに行ってほしい、ということだ。

 ヘアカットしてから最初の面会だったので、俺が老眼鏡をかけて、LEDライト付き耳かきを使って手早く、リクライニング車椅子に座っている父親の耳掃除をしたら、やはり、身体が横に傾きがちなことによってやや上向きになる側の耳から、髪クズが少し取れた。

 ベッドの枕カバーに、けっこう髪クズがくっついていたので、母親がきれいなものに交換した。

 それから、俺が父親の車椅子を押して、その横で母親が見守りながらホールへ移動して、コンサートを聞いた。

 父親は、少し咳をしたりうなったりしたが、全体的にはおちついていた。

 コンサートが終わって、3人で特養の父親が入居しているブロックに戻ると、昼食に近い時間になっていたので、スタッフさんに話した上で父親を、共同スペースの、いつも食事をとる場所に移動させた。

 俺と母親は、父親の部屋に行って片付けをして、俺は連絡用ホワイトボードに、父親のヘアカットをしてもらったお礼と、ベッドの枕の枕パッドについて、もう暑くないので接触冷感の面ではなく、そろそろ裏のタオル地の面を使ってほしい旨を書いた。


 その次の面会では、父親は部屋で、上半身部分をけっこう高くされた、下半身部分も高めのベッドで仰向けになっていて、目ヤニが多かった。

 父親が身につけているものについて、全前開きタイプの薄手の長袖上着シャツ、その中のサーフシャツ、薄手の靴下などはこれまでと同じだが、下は薄手ではない(春)秋物のトレパンになり、また…

 タオルケットだけではなく、その上に重ねて、腹と足の範囲に布団も掛けられるようになっていた。

 俺は、お湯で絞ったタオルを使って、父親の目ヤニをできるだけ拭き取った。

 父親の部屋の棚にあるBOXティッシュの残量が少なくなっていたので、この日に母親は、新しいのを家から持ってきた。

 俺と母親は時々、家から少しずつ父親の秋物衣類を持ってきて衣装ケースに入れて、その分だけ入りきらなくなった夏物を家に持ち帰っている。



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