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2018/11/23.Fri

最近のニュースについて

 平成30年(2018年)11月の最近の福祉・介護・認知症にかかわるニュースについて、私(このブログの作者oretomo)の感想や意見を述べさせていただきます。

(1)鹿児島の老人ホームで入居者が次々と亡くなった件

 介護の現場を知っている人には常識でしょうが、入居者の全員がそれなりに元気な人たちならまだしも、認知症・寝たきり・終末期の人たちが含まれている老人ホームで、正規の介護スタッフ無し・夜勤一人で対応するのは不可能です。

 また、介護の不足によって死んでしまう、少なくとも死のリスクが高くなるのは充分ありうることで、医療・看護はしっかりしていたのだから文句言われる筋合いはない、という代表者の発言もおかしいです。

 この施設の運営者側が批判・追求されるべきなのは、当然です。

 しかし、やはり、介護にかかわるウソ・疑惑・(主に芸能人や有名人の)感動話・(介護苦による無理心中などの)残酷な他人事、といったことがテレビや新聞で真っ先に・広く伝えられて…

 介護への理解・支援・サービス・給与が足りなくて、苦しくて困っていて、感動話になどなり得ないが、残酷な結果にならないよう正直に努力している多くの人たちの「現実」が無視・軽視されてきたことが、このような件が起きた原因の一つだと私は思います。

 逆に言えば、これまでに「現実」の方が真っ先に・広く伝えられ、そして「現実」に基づいた法律や制度づくり・改正がなされていれば、このような件は起きなかったかもしれません。


(2)国が外国人材を、特に介護分野で多く受け入れようとしている件

 こちらも、介護サービスの現場の「現実」が広く伝えられていれば、早急に進めることにはなっていないと思います。

 この件に限らず、現行の制度における「現実」や問題点をしっかり把握し、現行の制度において最大限の改善をして、それでも無理なら制度を変える・新しく作る、という順序を踏まないと、だいたい失敗します。

 このまま早急に外国人材を受け入れたら、様々な問題が発生し、その問題への対応は地方自治体、そして地方・地域の、介護はもちろん、それ以外の様々な働く現場にも押し付けられることになるでしょう。

 それを考えると、地方自治体の首長選挙などでは、早急に外国人材を受け入れようとする国政与党と慎重な国政野党が、地方議会の同じ党・会派を通して、それぞれ候補者を立てて外国人材のことも争点にして戦うのが当然だと思いますが…

 先日のニュースでは、外国人材の受け入れについての国会対立が伝えられた直後に、全国あちこちの首長選挙で与野党相乗りの候補が大差で勝利した、という話題が続きました。



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