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2018/12/05.Wed

平成28~29年-冬-(5) 加湿器の季節

 12月上旬も俺と母親が、父親が入居している特養(特別養護老人ホーム)の部屋に行くと…

 小さなテーブルの上で、この冬初めて加湿器が動いていて、けっこう音が大きい。

 父親はベッドで、左右への傾きがほとんどない仰向けになっていて、時々小さな声(うなり声?)を出した。

 父親が身につけているのは、全前開きタイプの長袖上着シャツ、その中は全前開きマジックテープ留めタイプの下着シャツで、下は厚めのスエットパンツ、その中は紙オムツ+(男女兼用)尿取りパッドか布オムツ+オムツカバーのどちらかのはずだ。

 また、靴下を履いていて、それらの服の上にタオルケットが胸から足に、その上の腹と足の部分に布団が、掛けられていた。

 俺は、父親の髪がだいぶ伸びたことに気づいた。

 部屋の壁のホワイトボードに、注文していた、特養の行事での父親が写っている写真1枚が貼ってあって、母親がそれを外してバッグにしまい、(後で帰る時にスタッフさんに渡す)代金を用意した。

 母親が写真を外した後、俺はホワイトボードに、そろそろ父親のヘアカットをしてほしい旨を書いた。

 この面会中に、精神科の医師が往診で、(特養を含む介護)施設の看護師さんと来室したが、いつものように医師は、父親をちょっと見ただけだ。

 医師は、俺と母親には、この日は入居者参加型の歌イベントがなかったことについて「今日はなくて、残念ですね」と言っただけで、父親の現状・病状などについての話は一切なかった…


 その次の面会では、父親がベッドで左右への傾きがほとんどない仰向けなのは前回と同じだが、目ヤニが多く、鼻と口に汚れが付いており、また、口が少し開いていて、痰やツバが口の奥で少し絡んでいる感じで、少し苦しそうに見えること等は前回と違った。

 部屋のエアコン(暖房)のスイッチが入っていて、室温が下がってくると温風が出てきた。

 俺は、ついていたラジオを消して、面会中は、家から持ってきたポータブルDVDプレーヤーを使い、父親が好きだった歌謡曲や演歌を多く含む最近のテレビ番組を録画・ダビングしていたDVD-RWをかけた。

 介護スタッフさんが、俺と母親にお茶を持ってきてくれた。

 俺は、お湯で絞ったタオルを使い、できるだけやさしく、父親の目ヤニを拭き取り、鼻と口をメインに顔拭きをしたが、やはり少し嫌がられた。

 俺と母親は、開いていた口を閉じる等おちついてきた父親に声をかけてから、帰った。



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平成28~29年-冬