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2009/06/26.Fri

平成14年-春-(1)

 父親が勤め先から家に帰ってくると、開口一番、駐車場で接触事故を起こしたと言った。

 何があったのか俺が聞くと、駐車場の自分の(職場に指定されている)駐車スペースに入る際に接触され、相手の車が逃げていった、後は何もわからない、という父親の答え。

 俺が家の玄関先に出て父親の車を見ると、ドア部分に少しキズがあり、相手の車が逃げていったという父親の話からも、父親が一方的にぶつけられたことは間違いなさそうで、本人の身体はなんともないし、車のキズもたいしたことなかったので、それはよかった。

 しかし、何があったか、相手の車がどんな車か等、詳しいことが何もわからない、覚えていないということが問題だった。


 俺の職場が父親の職場と同じ方向だったので、この後、父親の調子がよくない日は、俺が自分の車で送り迎えすることにした。

 朝はまだよかったが、帰りに父親の帰宅時間に合わせなければいけないので、俺が(俺の)職場の人たちに迷惑をかけることになってしまった。


 バスは本数が少ないうえに時間通りでないことも多く、また、父親がバスに乗ることも難しいと思われた。

 認知症(若年性アルツハイマー)と診断される以前の時期に、父親がバスで帰ってきた際、家から一番近い停留所ではなく、その一つか二つ前の停留所で降りて、そこから家まで歩いてくることが数回あって…

 当時は運動になっていいなどと考えていたが、今にして思えば認知症の症状だったのだろう。



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