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2009/10/11.Sun

平成20~21年-冬-(1)

 約10日間のうちに3ヶ所、父親の歯のかぶせ物がとれてしまったので、いつものように俺が自家用車を運転して父親に付き添い、かかりつけの歯科医院に行って治療(つめなおし)してもらった。


 歯科医院に行って歯に関しては落ち着いてから4日後、父親は、朝に少量の排便があってから、それ以降は排便しなくなった(ほんのわずかな量の排便なら1~2回あったのだが)。

 排便がないせいか排尿もできなくなって回数が極端に減り、心理的にも不安定になってしまったようで、泣き出したり怒ったりという状態になった。

 トイレに行っても排泄がない、ということが何度もあり、排便はしたいようなのだが、お尻(肛門あたり)が痛いようだ。

 便がそうとう固くなっていて、また、出血は見られないものの痛さの訴え具合から、父親は少し切れ痔になっているように俺には思えた。


 その5日後の日曜日の早朝、父親が、便秘とそれによると思われる精神状態の不安定さがどうしようもなくなって、父親の認知症(若年性アルツハイマー)で通っている病院の夜間救急外来に俺が自家用車を運転して連れて行った。

 医師の指示で看護師が父親に浣腸することになったのだが、父親は激しく抵抗し、女性の看護師2人と俺の3人がかりでも父親の身体を押さえておけなかった。

 結局、液体の下剤を飲ませることしかできなかった。

 その前後に、父親が行きたそうにするので、何度も俺が付き添って病院の障害者用トイレに行ったのだが、父親は排泄できず、痛いと言っては泣いたり怒ったりを繰り返した。

 なんとか帰宅し、9:30頃に、ようやく排尿と排便があった。


 そのうち排便があるだろう、こんなにひどいことにはならないだろう、と楽観的に考えてしまったことを、俺は反省した。

 少なくとも前日(土曜日)までに、かかりつけの内科医院に行って(液体の)下剤を出してもらうべきだった。 


 その後、父親は翌朝まで、排尿は普通にあったものの、排便はしたい、出そうなのに、下剤を飲んでいてもまだ便が硬そうで、お尻(肛門、切れ痔?)が痛くて排便できずに泣き、時には怒る、ということが続いた。

 俺は朝一番で病院に電話して状況を伝え、なんとかしてほしいと頼んだが、「切れ痔だと思うが、抵抗して肛門を見せてもらえないなら、病院に来てもらってもどうしようもない。下剤を飲ませてもらうしかない」と言われた。

 昼近くになって、やわらかめの排便が出たあたりから、徐々におちついた。


 次の日、月1回の居宅訪問でケアマネージャーが家に来て、俺が前日までの話をしたら、「認知症の人に浣腸などをするのは、抵抗されてしまうので、まず無理。だから医師は、こういった便秘のようなことで認知症の人を診るのを、嫌がったり断ったりすることがある」と言われた。



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平成20~21年-冬