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2009/11/01.Sun

これまで、これから 2-(1)

 ショートステイ先と同じ施設の特別養護老人ホーム(以下、特養)に入居を申込んだ際(平成20年-秋-(7) 参照)、申込書類の中に、ケアマネージャーが記入する部分があった。

 俺の父親を担当しているケアマネージャーは最初、その書類の、父親の主たる介護者という項目のところに、俺の母親の名前を書いていた。

 実際のところは俺が主たる介護者になってしまっているので、そのように直してほしいとケアマネージャーに言ったら、ケアマネージャーは不思議そうな顔をしたが、直した。


 なぜその時、ケアマネージャーが不思議そうな顔をしたか、俺は当時わからなかったが、今は推測できる。

 もうすぐ65歳で、いろいろ(俺よりも多くの)病気を持っている母親を主たる介護者にして申込んだほうが、特養の入居評価のポイントが上がる。

 つまり、特養への入居が(少し)早くなりうるのだ。

 主たる介護者の部分を母親にすれば(そのポイント上昇分で)父親が特養にすぐ入居できる、という段階であれば、俺が働き始めたことにする等して「主たる介護者は母親になった」と入居申込した特養に俺は言うかもしれない。

 しかし、今はまだそういう段階ではない。

 もしも、「実際の主たる介護者は子なのに、特養の申込み上の主たる介護者は高齢の配偶者」とする人が多くいると、「認知症の人は、子が介護していてもつらい、家族2人で介護していても大変、老老介護は実際のところほとんど不可能」という現実が、統計上の数字に現れないだろう。

 介護保険制度の見直しに直接かかわる人々の多くは、現実に介護しているわけでもなく、現実の介護を身近で自分のことのように見ているわけでもなく、統計上の数字だけを見ているのだろうと、介護保険に関する様々な情報から、俺はそう思っている。

 現実が数字となってそういう人々の目に届くように、役所や介護保険施設に提出する書類は正直に記入したほうがよいと思う。

 俺の父親について、今のところは。

 介護保険制度の見直しに直接かかわる人々に、(これはさすがにないと思うが)数字をごまかされたら…

 正しい数字でも、「子が介護しているなら、家族2人で介護しているなら大丈夫だろう。老老介護の人が多いということは、老老介護でもなんとかなるということだろう」のように現実とは逆の解釈をされたら…

 俺のやったことは無意味になってしまうし、考えが甘いということになってしまうだろう。



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これまで、これから 2