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2012/01/24.Tue

平成23年-夏-(1)

 一日中家にいた翌日から、父親は4泊5日のショートステイだった。

 朝、俺が父親を介護ベッドから起こした時、父親が俺の腕、帯状疱疹の痛みが残っているところを、爪を立てて思いっきり掴み、俺は痛さで思わず顔をしかめた。

 母親と二人がかりで父親のオムツ交換と着替えを済ませ、俺が父親を居間の椅子に座らせると、父親は(関節の拘縮が小さいほう、比較的動くほうの手で)自分の頭を強く掻いた。

 母親が心配して、その強く掻いた部分をさわったら、父親は怒った。

 父親は失語症状があるので言葉にはならないのだが、険しい表情やうなり声の大きさ・調子などで、怒ったことがわかる。

 俺と母親の全介助で父親に朝食をとらせ、その後、俺の全介助で洗面所での歯磨き、そしてトイレへ。

 今朝はトイレで座って、自分で力んで排便してくれた。
 下剤を飲ませたタイミング、その後の過ごし方など、いろいろな条件がそろえば、こういう本人も家族も便失禁よりずっと楽な場合が、たまにはある。

 それでも、父親は抵抗や不安定な動き、立ち座りの繰り返しなどがあり、トイレ介助はきついのだが。

 9:00過ぎ、ショートステイの送迎車が家の前に来て、父親を送り出した。

 この日の夜、俺の弟が我が家(弟にとっては実家)に来て、先日生まれたばかりの子供の写真を持ってきてくれた。


 父親のショートステイ中、俺は、主に帯状疱疹のことで皮膚科医院に行ってきた。

 先生は、「帯状疱疹は、しばらく痛みが残るかもしれないが、だいたい治っているので、飲み薬と塗り薬をあと2週間続けて、特に問題がなければ、それで終わり」と俺に言った。

 帯状疱疹が一段落したことは良かったが、俺の身体の痛みは他にもあり、そっちのほうがきついし、長く続いている。

平成23年-夏