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2013/12/06.Fri

NHKスペシャル“認知症800万人” 時代「母と息子 3000日の介護記録」を観て-2

 カテゴリ「補足と意見」の前記事「NHKスペシャル“認知症800万人” 時代「母と息子 3000日の介護記録」を観て」の続きです。


 私(作者oretomo)は、先日(11月23日 21:00~22:15 NHK総合)放送された、NHKスペシャル“認知症800万人” 時代「母と息子 3000日の介護記録」を録画しておいて、もう一度観たところ、少し感想が変わりました。

 と言いますか、疑問が出てきました。

 出演していた相田洋さんのお母様、相田フイさんは「認知症」と診断されていたのでしょうか?

 このような番組に登場する認知症のご本人は、普通「○歳の時に○型(アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型など)の認知症と診断された」と紹介されるのですが、この番組ではそれがなかったように思います。

 2000年前後でも、東京で、それなりに調べたり動いたりできる家族がいれば、認知症に詳しい医師に診てもらうことは難しくなかったでしょう。


 帯状疱疹になった際、皮膚科の医師に誤診されて痛い思いをし続けたことは、お気の毒でしたが…

 認知症と診断されていれば、認知症の主治医(あるいは認知症の専門医と連携した‘かかりつけ医’など)の定期的な診察を受けていたはずで、その医師が皮膚科に詳しくなくても、認知症の本人が痛みを訴え続けていたら「おかしい」と思い、もっと早く何らかの対応をした可能性は高いと思います。


 それ以外にも、洋さんが「誰も教えてくれなかった」といった発言を何度かしていましたが、(2000年前後とそれ以降の東京で)認知症と診断されて定期的な診察を受けていれば、そこまで情報が得られないことが、ありえたでしょうか?

 介護の大変さも、「認知症」と診断されて適切な服薬などしていた上での大変さだったのか、認知症の医療的なことは受けていなくて、すべて「介護」だけで対応していての大変さだったのか…


 つまり、フイさんが「認知症」の確定診断を受けていた場合と、そうでない場合とでは、この番組の見方や評価が、だいぶ違ってくるのです。


 NHKに限らず、認知症にかかわる多くの番組や報道・情報番組内の特集では、「早期の正確な診断」や「医療と介護の連携」の重要性を訴えています。

 そのような方針であるなら、このような番組で認知症のご本人に登場してもらう場合、その人の認知症についての診断と、その人が(診断後に認知症について)受けてきた医療についての基本的な情報は、しっかり出す必要があると思います。



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補足と意見